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[メンバーインタビュー]Google、ユニコーン企業を経てさらなるチャレンジへ

Q: Tetsuyaさんのバックグラウンドを教えてください

日本国内の成功にとらわれる必要はない。英語ができると世界が広がる。意を決して日本語を禁止した1年間の留学生活

学生時代、たまたま知り合いになった外資系銀行に勤める為替トレーダーと話をしていたとき、英語ができると日本だけではなく世界で仕事ができるのだと実感しました。また、単純に英語が流暢に話せるとかっこいいなという憧れもあり、それならば、英語を徹底的に習得しようと思うようになりました。学生であれば誰もが多少なりとも英語を勉強すると思うのですが、初めて英語を学ぶ目的が明確になりました。ただ、いくらやりたいことでも英語を話す環境でないと勉強を続けるモチベーションを保つのは難しい。留学をして英語をシャワーのようにあびる環境にどっぷり浸かることで習得スピードも格段に上がるのではと考えるようになりました。加えて日本を離れてしばらく海外で生活してみたいという冒険心も大いにありました。そこで大学3年の時に就活はしないと決めて学校の授業以外はアルバイトの日々。貯めたお金で、卒業後、1年間カナダに留学しました。留学中は日本語を話さないと決め、できる限り現地の人のように生活したいと思っていたので、留学生同士でシェアハウスに住む人が多い中、カナダ人たちと一軒家をシェアして生活したりしていました。お金に余裕がなかったですし、何よりも早く英語がうまくなりたかった。とても大変でしたが英語漬けの思いっきり充実した毎日を送ることができました。留学前、人に英語ができると言えるレベルの目に見える目標があったほうが良いと思い、TOEIC860点を超えたいなと思っていました。TOEICの点数を取るために勉強をしてきたわけではないのですが、受験直前に少しだけ準備をして890点を取ることができました。

帰国後次の目標を見つけるまでの間、パートタイムで受験塾講師をしたり、スポーツジムでアルバイトをしたりしていました。その時にみんなが同じような給与で決められたことをやって、がんばってもがんばらなくても給与が変わらない環境は自分に向いていないことがよくわかりました。そんな矢先、オーストラリアの人材紹介会社で日本支店の立ち上げをしているアメリカ人の友人に誘われ、人材関連ビジネスに偶然足を踏み入れる事になったんです。

Googleユーザーから日本のGoogleで一番最初の採用担当に

その人材紹介会社では、シリコンバレーのスタートアップが日本でカントリーマネジャーを探すという仕事と相性が良くて何社か担当していました。その時はまだ検索エンジンが乱立していたのですが、Googleがピカイチに使いやすく、顧客にしたいと興味を持ち始めました。そこでGoogleのホームページをふと見たら、採用マネージャーのポジションが出ていたんです。軽い気持ちでレジュメを送りしばらくしたら、アメリカのGoogleのリクルーターから電話がかかってきて会うことに。その後、合計14回の面接を経て入社することとなりました。

入社をしたとき日本のGoogleは、まだ50人もおらず私は一番最初の採用担当でした。その時既にアメリカでは「Google?すごい会社だね!」と評判でしたが、日本ではまだ全然認知度が高くなく、Gmailが招待制から一般公開になり始めたくらいの時でした。

ある時、アメリカから来たエンジニアの一団が作業していたので、何を作っているのか聞いたところ「ブラウザ作ってるんだよ」と言われてびっくり仰天。その頃はマイクロソフトのインターネット・エクスプローラーがブラウザのマーケットシェアを独占していましたから。このエンジニアたちが作っていたものがのちに出てくるChromeです。その後YoutubeやAndroidを買収したり、Googleはものすごいスピードで成長し、入社10年近く経つ頃には東京のオフィスは1000人ぐらいにまで増えました。私自身のキャリアも東京の一採用担当から日本の採用マネージャー、その後、韓国や台湾、シンガポールの採用も見るようになり、中国の採用マネージャーが産休に入った時には北京と上海のチームの採用マネージャーも兼任するなどキャリアの幅を広げることができました。非常に多くの成長機会を与えてもらったことに感謝する一方で、Googleが日本において誰も知らない会社から誰でも知っている会社になり、徐々に自分の上げている成果が、自分の貢献によるものなのか、会社の力のおかげなのかわからなくなってきたんです。

Q:MODEに入社した決め手はどんなところですか

Fintechのスタートアップ、ユニコーン企業を経てさらなるチャレンジへ

シリコンバレーではどんどん新しい会社が作られている。日本にもいい会社がどんどん現れ大きくなっていってほしい。そこに自分も関わりたいと改めて思うようになりました。そんな時、有名投資家から投資をしているFintech企業を「Googleみたいな会社にしてください」とオファーを受け入社しました。非常に面白い会社でしたが、働いて2年くらい経った時に、スマートニュースから誘いを受けました。彼らはグローバルなプロダクトを作っておりすでにアメリカにオフィスもあった。自分としてはインターナショナルに仕事をしていきたい思いがあったのでこちらに転職しました。その後、ユニコーンを目指す規模になり、人事分野は国ごとに分けることになりました。そこで今度は理想とするグローバルな人事の仕組みを会社の規模が小さいところから作り上げてみたくなり自分でコンサルティング事業をするなど試行錯誤するうちに最終的にMODEへ入社しました。

今まで取れなかったデータを取得し活用するIoT、次のメジャーなトレンドにならないわけがない

MODEのCEOである上田学(ガク)さんとはGoogle時代からの付き合いで、とても気が合う仲間でした。ガクさんと久しぶりに東京であったときに、MODEを手伝ってくれないかと声をかけてもらい、自分が理想と考える企業の条件である「グローバルな会社を本気で作る」「自分たちが誇れるプロダクトを作る」というビジョンにとても共感しました。また、自分の傾向としてみんなが気になっていたり話題になる前のものにあえてチャレンジしたい傾向があり、すでに話題になっているビッグデータをAIで分析しDXするといった領域ではなく、そもそもデータを取ることが困難なさまざまなリアル世界の大量データをセンサーを使って取得し活用するというIoTの領域は非常に面白いと直感しました。極寒のエリアやトンネルなどの電波状況の悪いエリアのデータ取得などは、もはや自然界との戦いですらある。あえて泥臭い、扱いにくいセンサーデータって面白い、Web上のデータ領域でのテクノロジーは既に随分進んでいるので、次にくるのはここだよね、という手応えもあり魅力に感じました。

Q:MODEでチャレンジしていることは?

MODEのDNAをメンバーと作り上げていく、全てはグローバルにポジティブなインパクトを与える企業になるために

今はアメリカと日本にオフィスがあるのですが、物理的な距離、言語、文化の違いをどのように融合させて同じオフィスでいるような感覚で働くことができる環境を作るのか。難しいチャレンジではありますが実現させたいと思っています。私たちがMODEで大切にしていることは色々な文化背景や才能をもったメンバーが、思いっきり力を発揮できるような多様性がある環境を作ることです。そのために、誰にでも無意識の偏見(アンコンシャス・バイアス)があることを認識し、偏見に凝り固まった判断をしないように努力しています。例えば採用においては、性別や年齢など、良い仕事ができるかを判断する上で意味がない情報は無視する一方、構造化インタビューでしっかり持っているスキルをアセスメントしますし、まだ人数が少ないうちにアンコンシャス・バイアスについて研修をして、会社の文化として多様性を根付かせたいと思っています。そして、今後さらにMODEが成長し、さらにグローバルな会社になるために、英語を共通言語にしているのも私たちのこだわりです。アメリカのメンバーたちもアメリカの言語だから英語を採用しているわけではなく、グローバル言語として英語を採用していることを心得ているので、完璧な英語を話すことは期待されていないですが、日本のメンバーの英語学習意欲は高く、会社も無料でTOEICテストをメンバーが受けれるようにサポートをしています。

今まさにMODEのDNAをメンバー全員で作っているところなので、このタイミングで自分たちが信じる価値観を実現し共有することがとても大切だと考えています。短期的には正直非効率で大変な部分もありますが長期的に見たリターンはとてつもなく大きいと期待しています。

私が入社をして程なくしてコロナ渦となりサバイバルモードとなったビジネスは、メンバー全員の努力の甲斐もあって、成長モードへと切り替わりました。まさにMODEチェンジです!これからどんな風に会社が成長していくか、今からとても楽しみです。

Q:Tetsuyaさんの趣味はなんですか

朝4時から始まる私のモーニングルーティン

私はアメリカに同僚や上司がいる環境で働いていたことが長かったため、ミーティングを朝早くやることも多く、今では夜10時に寝て朝4時に目覚ましをかけずに目覚めることができるようになりました(笑)。モーニングルーティンは朝起きたら、勉強を兼ねて英文のニュース記事を読む。その後ランニングか筋トレをした後に家族とご飯を食べて子供たちを送り出します。週末は子供のラグビーの練習や試合の付き添いをすることが多く、最近は多少面倒でも色々手をかけて楽しむ田舎の生活に興味があり、山梨に出向いて満天の星空を楽しんだり、冬は薪ストーブを炊いたりしています。コロナになり、リモートワークが普通になったので、そのうち移住するかもしれません!

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