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「法律事務所の採用担当って何をするんだ?」と思ったすべての人へ

こんにちは。東京スタートアップ法律事務所(以下「TSL」)人事の工藤です。今日は大切な目的があって、この記事をしたためています。すでに求人をご覧になった方もいらっしゃるかとは思いますが、

採用担当を採用したいんです。

https://www.wantedly.com/projects/810875

2021年11月ごろからぼちぼちとSNSで「採用担当!採用担当!たああすけてくれええい」と拡散していましたが、なかなかエントリー数が伸びず年末を迎えようとしています。

原因を考えるに、やはり法律事務所の採用担当ってのはなかなかイメージがつきづらいものなのではと思い至りました。自分が活躍しているイメージができない求人に、だれもエントリーしようと思いませんよね。業界についての情報もあまりコンテンツがなかったりしますし、それはもう「採用担当!」なんてただばかみたいに叫んでいた私が悪い。

今転職活動をしている方、採用担当としてのキャリアをスタートさせたい方、そして他社の採用を垣間見たい悩めるすべての採用担当の方に向けて、私の日々の仕事模様をお見せしていきます。

そもそも私がTSLに来た理由

よく聞かれるのでまずはこの募集を出している私、工藤がTSLにやって来た経緯からお伝えしますが、あらかじめ「なんの参考にもならない」ということはお断りしておきます。

人事としてのキャリアはIT業界を中心に6年目を迎えようとしていた2020年の春ごろ。しゃかりき働いたからか、急にニートをしたくなり、前職を辞めることに。代表の中川に巡り合ったのは「弁護士さんで、人事に困っている人がいるから会ってみて」と退職の挨拶回りのときに取引先のとある営業の方に紹介されたからでした。

「WeWork行ってみたいし、弁護士ってあんまり話したことないし、ちょっと行ってみるか!」という極めてミーハーなノリで中川と会ったのが始まりでした。数週間かけて何度か会話していくうち「よく分からないけど、何か役に立てそうな気がするぞ」とお試しで週2くらいから出入りをスタート。なんていい加減な入り方なんだ。

そうこうするうちに気づけば2021年の暮れ現在、私は人事の枠を飛び越えてコーポレート部の部長として24時間365日事務所のことを考える日々です。偶然、意図せず、気づいたらTSLの仕事にのめりこんでいたわけです。今とても仕事が楽しいです。ニートになる計画はどこかに消え去りました。

「弁護士」という業界

弁護士の業界というのは「5大事務所」と呼ばれる覇者のごとき巨大事務所から、街の弁護士さん的な5〜6人、ときには弁護士1人でやっている小さな事務所まで、組織規模に幅があります。一般的な事業会社だと、多くは「ビジョン実現のため、調達して会社でっかくしてサービス届けて売上をがんがん伸ばすぜ!」というベクトルに組織が向かうことが多いですが、この業界は正解がそれ一択というわけでもなかったりします。何せ士業の世界ですから。

そんな中でTSLは'UPDATE JAPAN'という明確なビジョンがあり、その実現のため日本一の法律事務所を目指しているので、業界内だと成長の勢いが著しい部類になります。いわゆる「勢いある組織」ってやつですね。2018年9月に2名でスタートし、2022年春には50名を突破する予定です。私が来たときは四ツ谷本店しかなかったのに、今は札幌から福岡まで7拠点に拡大しました。まだまだ増えます。日本一目指してやっていきます。

※写真はかっこよく撮れた名古屋支店が入っているビル

TSLの組織構成

さてこのあたりから、採用担当がダイレクトに触れる「組織構成」「職種」「採用人数」といったテーマに入っていきます。

TSLは現在、弁護士・パラリーガルからなる実務部、法律相談の受付〜契約を担当するインサイドセールス部、総務・労務・経理・人事などバックオフィス機能を担うコーポレート部の3部門から構成されます。現在は実務部が人員のうち7割以上で、残りをインサイドとコーポレートがだいたい1:1で占めている感じです。

あと数年で100名規模の事務所にしていくため、採用担当がアプローチして行く職種は既存の全職種になります。なお2022年はマーケティング部門も立ち上げを考えているので、マーケターのみならずWeb関連の制作チームとしてデザイナーやエンジニアの採用も発生するかもしれません。また同じ職種の中でも、未経験者、経験者、メンバークラス、マネージャークラスなど、さまざまなセグメントで採用が発生していきます。

現時点でざっと引いている2022年の人員計画によると、弁護士・パラリーガル各10名以上、インサイドセールス3名、その他専門職4名、アルバイト5名程度の採用が見込まれます。

とここまでお読みいただくと「なんだ普通の会社と一緒じゃないか」ということがわかりますね?ね、業界知識がなくてもやれそうでしょう?

現在の採用手法

弁護士の採用手法については、業界がら全体数が少ないこともあり(司法試験の毎年合格者は1400名程度)今のところそんなにたくさんの就活・転職サービスが展開している印象はありません。弁護士が使う専用の求人サイトがあったり、士業に特化したエージェントがあったり、根強くリファラルも多い業界です。

その他の職種については、一般企業となんら変わらない採用手法で進めています。今のところメンバークラスは●●ナビ等の大型求人広告に掲載してエントリーを募ったり、専門性やマネジメントスキルを求められるポジションについてはスカウトや人材紹介を使うこともあります。

私は前職まで、多くの人材紹介会社にお世話になりつつ、それで母集団が足りない職種は●ズリーチやG●eenなどのスカウト媒体を運用して行くという方法でやってきましたが、TSLに来て1掲載おいくら万円という大型求人広告に出稿することが増え、あまり経験がないのでこれは試行錯誤しながらやっています。

選考フローも普通の会社となんら変わりません。忙しい現場の負担を減らすため、弁護士以外の一次面接は今のところすべて採用担当が実施しており、逆に二次面接以降ではミスマッチを防ぐためなるべく多くの現場メンバーと顔合わせをしてもらっています。

なおこれは課題でもありこだわりでもありますが、弁護士以外のメンバークラス採用において、実績を計算すると内定率は脅威の2%未満でした。採用は候補者にとっても、企業にとっても、人一人分の一大事です。がんばってやっていきましょう。

オファー出し〜内定受諾までを採用担当が担い、入社が決定した方への手続きはコーポレートの労務担当にパスします。

さあさあ、どうですか、イメージが湧いて来ましたか?

※写真はこれもかっこ良く撮れた大阪支店のシェアスペース

TSLの採用担当としてやって欲しいこと

ご縁あって入社していただいた後、自分がどうオンボードしていくのかはできるだけ事前にイメージつけておきたいですよね。というわけで、今私が考えている導入についてお伝えしておきます。

まずは1週間くらいかけて、

  • 業界知識
  • 各職種に関する知識と採用要件
  • 今動かしているチャネルの説明と引き継ぎ

あたりをやっていこうと思います。入社した瞬間も、おそらくエージェントは動いているし、媒体も何かしら開けていて書類選考や面接が入って来ている状態だと見込まれます。ご経験やスキルに応じてではありますが、数ヶ月程度は私も一緒に採用実務を並走できればと思っています。

というわけで、TSLの採用担当として「もっとこうしたら」「ああしたら」「これをやってみては」というのがきっと生まれてくるその日までは、ひたすら書類選考をし、面接をし、現場からのフィードバックを聞き、求人原稿を書き直し、時々オファーを出して受諾してもらって小躍りするという日々です。私から「どうっすかね?」と意見を求めることもままあるでしょう。

またそれとは別に、ぜひこれだけは自らやっていって欲しいという取り組みがあります。それは、TSLのメンバーとたくさん接して、この組織と一緒に働く仲間のことを理解し、誰よりも好きになり、社外に対してTSLの魅力を全力で伝えられる採用担当になることです。

スキルマッチだとか経験年数だとか採用担当にも色々な姿がありますが、私が一緒に働きたいと思っているのは、自分が働く組織や目の前の仲間の魅力を「みんな知ってくれええええい!!」と居ても立っても居られなくなるような人です。一緒にTSLをつくっていきませんか。

※四ツ谷のオフィスの様子。私がいつも見ている風景です。

採用担当が入社したあかつきには

で、お前は採用から離れて何をするんだ?という疑問が残る方もいるかもしれないので、一応私のこの先の野望についてお伝えします。

私はこれから組織づくりに注力したいと思っています。変化を乗り越えられる強い組織、頑張りたい人が頑張りをぶつけられる組織、ライフイベントと共存できる組織など、こんな組織を作りたい!という野望がたくさんあります。すべての職種の評価制度を適切に作り、運用し、ブラッシュアップし、また運用しというPDCAもこの先数年かけてしっかり回していかなければなりません。

私には私の好きな「TSLらしさ」というものがあり、それはキーワードで表すならありきたりかもしれませんが、圧倒的自由と裁量です。ひっくり返すとこれは自分の意思決定と責任なので、向き不向きが確かに存在するカルチャーなのですが、私はこのTSLらしさをエッセンスとして失うことなく組織が大きくなっていけたら、それが最高に素敵だと思っています。

そしてまた、総務や経理をやってくれているメンバーたちと一丸となり、日本一を目指す組織を支える最強のコーポレート部門をつくることも引き続きの最重要ミッションです。どうですか、一緒にやりませんか?採用以外の人手も足りていないので、興味あることなんでもやっていいんですよ。

いかがでしたでしょうか。ここまでお読みいただきありがとうございます。もう入社後のイメージもついたし、候補者との面接にのぞんでいるご自身の姿が頭の中に浮かび上がって来ましたか?

TSLで働く自分の姿を思い浮かべて、それが楽しそうだなと感じたなら、ぜひエントリーしてみてください。あなたからのご応募を心からお待ちしています。

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