こんにちは、クエシスのメンバーを紹介します。
今回は、キャリアアドバイザーの糸洲枝李花にインタビューを行いました。
中学で陸上部、怪我でマネージャーに転向、大学ではサッカー部のマネージャー、そして幼稚園教諭、保育士、カフェ運営、SNSコンサル、人材エージェントと、多彩なキャリアを歩んできた糸洲。
「自分の天職は人材エージェント」と語る彼女が、クエシスで実現したい想いとは?じっくりお聞きしました。ぜひ最後までご覧ください。
幼稚園の先生、カフェ運営、そして人材エージェントへ回り道だったキャリアが「天職」に変わった瞬間
「自分を見捨てずに、最後まで見てくれたことに感謝しています」
私が担当した学生から贈られたこの言葉は、私のキャリアそのものを肯定してくれた、
何よりの勲章です。
陸上部のマネージャーから始まり、幼稚園の先生、ビーチサッカーの広報、カフェ運営、SNSコンサル、そして、人材エージェントへ。一見すると、一貫性のないキャリアに見えるかもしれません。
しかし、全ての経験が一本の線で繋がったとき、気づいたんです。
誰かの隣で、その人が最高の輝きを放つ瞬間まで伴走すること。 それこそが、私が人生をかけてやり遂げたいことなのだと。
これは、私が「天職」に辿り着くまでの物語です。
〜すべての原点。選手の隣で見た景色〜
私のキャリアの原点は、中学・高校時代にあります。陸上部で1500m走に打ち込みましたが、疲労骨折寸前で選手の道を断念。それでも「部員のために何かしたい」その一心で、マネージャーに転身しました。選手のタイムを計り、練習メニューを管理し、誰よりも近くで彼らの汗と涙を見つめる日々。大学でサッカー部のマネージャーになったのも、自然な流れでした。
スポットライトを浴びるのは、いつも選手。でも、彼らが自己ベストを更新した瞬間の笑顔や、試合に勝った時の歓喜をすぐ側で分かち合える。その喜びが、私の原動力でした。「主役」を支え、輝かせることが、私自身の喜びなのだと、この時、心に刻まれたのです。
「先生」から「広報」へ。沖縄と東京で知った“伝える”ことの難しさとやりがい
大学で幼児教育を学んだ私は、卒業後、沖縄の幼稚園に就職しました。しかし、初めての社会人生活は想像以上に過酷でした。子ども一人ひとりとどう向き合えばいいのか、悩み、体調を崩す毎日。「もう辞めたい」と何度も思いました。
それでも、私が子どもたちの言葉にならない想いを必死に汲み取り、彼らが心を開いてくれた瞬間、大きなやりがいを感じました。この「個と向き合い、根気強く寄り添う力」は、この時の苦しい経験があったからこそ培われたのだと、今ならわかります。
転機は、東京ヴェルディビーチサッカーチームとの出会いでした。「広報をやってほしい」という無償のオファーに、私は二つ返事で飛び込みました。保育士として働きながら、スポンサーだったアスレタのカフェ運営も任され、メニュー開発からSNS運用まで、まさに仕事漬けの日々。
好きなことに没頭する毎日は、本当に楽しかった。そして、「良いモノや人の魅力を、どうすれば世の中に伝えられるか」を必死で考え抜いたこの経験が、後のキャリアに大きく繋がっていくのです。
回り道が教えてくれたこと。天職との出会い
SNS運用の専門性を高めようと転職したコンサル会社では、希望とは違うカスタマーサポートに配属されました。顧客の期待と現実のギャップを埋めることの難しさ、時には厳しい言葉をいただく債権回収の電話対応。正直、辛い時期でした。
しかし、この時「人のキャリア」について深く考えるようになったのです。サッカー選手が引退後のキャリアに悩む姿を間近で見てきたこと、そして自分自身が「やりたいこと」とのギャップに苦しんだ経験から、「キャリアの岐路に立つ人を、専門家として支えたい」という想いが日に日に強くなっていきました。
そして私は、人材エージェントの世界に飛び込みます。
f&V社では、テレアポの数に追われ、候補者が集まらず、人材紹介の過酷さを痛感しました。でも、不思議と辞めたいとは思わなかった。なぜなら、そこには今まで私が経験してきた全ての喜びが詰まっていたからです。
学生一人ひとりと向き合う時間は、幼稚園の先生のようであり、 彼らのまだ見ぬ可能性を企業に伝えるのは、ビーチサッカーの広報のようであり、 キャリアという人生の大きな試合を支えるのは、紛れもなくマネージャーの仕事でした。
〜私の人生を変えた、あの言葉〜
忘れられない出会いがあります。思うように就職活動が進まず、自信を失いかけていた一人の学生。私はただ、彼の言葉に耳を傾け、彼の経験の中に眠る「価値」を一緒に探し続けました。
そして、彼が第一志望の企業から内定を得た日、言ってくれたのです。 「自分を見捨てずに、最後まで見てくれたから感謝しています」と。
この瞬間、私のキャリアの点と点が、すべて繋がりました。陸上部で選手の隣を走り、沖縄で園児の手を握り、東京でチームの魅力を発信してきたこと。そのすべてが、この一言のためにあったのだと。私の天職は、これだ。心からそう思えました。
〜クエシスで、次のステージへ〜
前職で得た全ての経験が、今の私の土台です。尊敬できる仲間との出会いにも恵まれ、
人材エージェントという天職に気づかせてくれたことには、感謝しかありません。
そのかけがえのない時間の中で多くの学生と向き合い、人の存在がいかにキャリアに大きな影響を与えるかを実感するうちに、私自身の仕事に対する価値観もより深まっていきました。そして、「一人ひとりの人生に、より深く、長期的に寄り添いたい」「特にアスリートのデュアルキャリア支援という分野を、自らの手で切り拓きたい」という想いが、私の中で明確な目標になったのです。
その目標を実現するためには、より個人の裁量と専門性が求められる環境で挑戦する必要があると考え、次なるステージとしてクエシスを選びました。結果がダイレクトに求められる厳しさはありますが、今は「めっちゃ楽しい!」と胸を張って言えます。
それは、自分が信じた学生が、自分が繋いだ企業でイキイキと活躍する姿を見届けられるから。そして何より、私が本当に実現したいと願う未来に、ここでなら本気で挑戦できるからです。
最後に、この記事を読んでくれたあなたへ
私は、学生時代に何か一つのことを成し遂げたスーパーマンではありません。むしろ、回り道ばかりのキャリアです。
でも、そんな私だからこそ、あなたの悩みや不安に誰よりも寄り添えると信じています。「こんな経験、武器になるんだろうか」-もしあなたが今、そう感じているなら、一度私とお話ししましょう。
あなたの経験の一つひとつが、どれだけ価値のあるものか。
あなたの経験がどれだけ価値があるのか、一緒に考えさせてほしい。
あなたの「これまで」が、最高の「これから」に変わる瞬間を、側で見届けさせてください。