官民連携が生み出す、水道インフラ管理の新たな未来
Hmcomm R&D副センター長が語る、社会課題解決への熱い想い
「守山市様と共に、全国の老朽化水道管という喫緊の社会課題に挑戦できることを大変光栄に思います」
2025年7月17日、滋賀県守山市の官民連携プロジェクトに採択されたHmcomm株式会社。執行役員の白井秀範は、プレスリリースでこう語りました。
「技術力だけでは社会課題は解決できない。自治体の現場知見と、私たちの音響AI技術を融合させることで、初めて実用的なソリューションが生まれる。それが官民連携の真の価値です」
単なる技術提供を超えた、社会インフラを共に支えるパートナーとしての決意が込められています。
なぜ守山市なのか|実証実験都市が示す、未来の自治体像
人口8.5万人の守山市は、「守山市を実証実験のフィールドに!」を掲げ、多様な社会課題の解決に挑戦する企業を積極的に支援しています。特に注目すべきは、30代40代の子育て世代が多く、人口増加基調にあること。未来を見据えた投資に積極的な自治体です。
森中高史市長は今回の連携について、「衛星データ×音響AIによる非破壊・予測型漏水検知のモデル構築は、本市も一緒に挑戦したい」と、主体的な姿勢を示しています。
全国の水道管は老朽化が進み、地下深くで発生する漏水は発見が困難。道路陥没などの二次災害リスクも高まる中、従来の熟練技術者による聴診調査では限界があります。この課題に、守山市とHmcommが官民一体となって立ち向かいます。
技術革新の現場|衛星の目×AIの耳が実現する、漏水検知の新構想
「市長コメントにある『広域から精密まで一気通貫の検知』というビジョンを実現します」
白井が語るこのビジョンを実現するのが、Hmcommの「衛星データ×FAST-D」システムです。
革新的な3つのアプローチ:
1. 宇宙から見守る - 衛星データが地表の微細な変化を捉え、漏水リスクエリアをヒートマップで可視化
2. AIが聞き分ける - 成田空港や山形県企業局で実績を持つFAST-Dが、地中の漏水音を高精度で検知
3. 学習して進化する - 検知データの蓄積により、予測精度が継続的に向上
「これまで難しかった広範囲かつ高精度な漏水検知を可能にし、点検業務の効率化や漏水の早期発見を支援します」と白井。技術の社会実装に向けた具体的な道筋が、着実に形になっています。
実証実験の全貌|守山市で検証する、4つの革新
今回の実証実験では、以下の項目を具体的に検証します:
- 業務効率の劇的改善 - 巡回時間と人員負荷をどこまで削減できるか
- 早期発見の実現 - 地表に現れる前の漏水をどれだけ検知できるか
- 技術融合の有効性 - 音×衛星データの組み合わせがもたらす相乗効果
- 横展開の可能性 - 他地域・他自治体への適用可能性
白井は「さらに、全国展開を視野に入れた新たな保全モデルの確立を目指し、持続可能なインフラ運営に寄与していきます」と、守山市での成功を全国へ広げる構想を描いています。
未来への一歩|守山市から始まる、水道インフラ革命
守山市での実証実験は、日本の水道事業が抱える課題への一つの解答です。成功すれば、全国1,700以上の水道事業体へ展開され、さらには下水道、ガス管など他のインフラへも応用可能。
「社会全体の安全・安心な水インフラの構築に貢献する」
この使命を共有し、技術で社会を変える仕事に挑戦したい方。官民連携という新しい働き方で、エンジニアとしての可能性を広げたい方。私たちと一緒に、守山市から日本の水道インフラの未来を創りませんか?
Hmcommでの挑戦|エンジニアの皆様へ
Hmcommは「音×AIによる先進的サービスを提供し、新しい社会を自ら創造する」をミッションに、音声AI領域のパイオニアとして、世界最高峰の技術力を本気で目指しています。
今回の守山市との連携は、民間企業の技術力と自治体の公共性を融合させる新たな挑戦。このような社会的意義の大きなプロジェクトを共に推進する仲間を募集しています:
プロジェクトマネージャー
データサイエンティススト
フルスタックエンジニア
AIコンサルタント
☞まずはカジュアル面談から互いのビジョンを語り合いましょう。
※本実証実験は、技術的な可能性を検証するフィージビリティスタディ(FS)として実施されます。実証で得られた知見を基に、将来的なシステム開発につなげていく想定です。