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FaaS/コンテナ化への道のり Cloud Native Days Tokyo(CNDT) 2020で登壇しました!

こんにちは、株式会社みらい翻訳でソフトウェアエンジニアをしているJeffこと川村亮清です。
AI 翻訳サービス「Mirai Translator™」の開発をメインに行なっています。 元々はバックエンドエンジニアで API の開発をメインに行なっていましたが、最近はSREとしてサービスの改善も行なっています。

そんな私ですが、2020年9月9日、Cloud Native Days Tokyo(CNDT) 2020に登壇しました!

Cloud Native Days Tokyo(CNDT) とは・・・
コミュニティ、企業、技術者が一堂に会し、クラウドネイティブムーブメントを牽引することを目的としたテックカンファレンスです。
最新の活用事例や先進的なアーキテクチャを学べるのはもちろん、ナレッジの共有やディスカッションの場を通じて登壇者と参加者、参加者同士の繋がりを深め、初心者から熟練者までが共に成長できる機会を提供します。
(Cloud Native Days Tokyo 2020公式HPより引用)

※クラウドネイティブとは、さまざまなクラウドサービスを利用して開発・構築された、クラウドでの運用を前提としたシステムやサービスを指します。

今回は、CNDT2020で登壇してみた感想や、講演内容を少しご紹介したいと思います!

面白いことを形にできてきているみらい翻訳を伝えたいと思った

登壇しようと思ったきっかけは、みらい翻訳のやっていることを少しでも多くの方に知ってもらいたかったからです。みらい翻訳は2017年12月のサービスイン以降、2019年4月にはTOEIC960点レベルの翻訳精度を実現したり、契約書関連などの分野特化モデルや、特定の業界向けの翻訳モデル等もリリースしてきました。少しずつだけど技術的に面白いことを形にできてきている現状を、伝えたかったという想いがあります。
また、これからクラウドネイティブを目指している方々に少しでも何かヒントとなることを発信できれば、という気持ちもありました。

登壇の第一歩として、CTO のDannyやプラットフォーム部VP兼エンジニアリングマネージャーのSatieに協力してもらい、何度もダメ出しされながら魅力的なプロポーザルを作り上げていきました。
二人は学会での発表や登壇に慣れていたので、かなり的確なアドバイスをいただけました。

Mirai Translator™、FaaS/コンテナ化への道のり

講演では、AI 翻訳サービスをレガシーな構成から FaaS/コンテナ化してコストとUXを改善した道のりを、このサービスの重要な機能であるファイル翻訳を例にとってお話ししました。
ファイル翻訳は複数のステップからなるアプリケーションですが、モノリシックな作りとなっていて、日々増える負荷のスケールの対応や機能追加のやりづらさ、ユーザビリティの問題に頭を抱えていました。これらの問題を、FaaS/コンテナ化に加えてAWSリソースを駆使してどのように解決していったか、移行する時や運用で陥った点、安定稼働させるために工夫した点などを共有させていただきました。
アーカイブはこちら

個人的にも会社的にも商用環境でのコンテナ化は初めてだったので手探りな部分が多々あり、更に数ヶ月という短期間でしたが、開発、QA、インフラ、セールス&マーケ全体で協力してやり遂げることができたと思います。
一番大変だったのはスケールのルールを考える部分。AWS のオートスケールだと思うようにスケールできなかったので、自前でスケールする機能を作って対応しました。
現在、ファイル翻訳開発チームはMirai Translator™とは独立して動いています。
おかげでファイル翻訳は機能追加や改修をかなり積極的にできるようになり、こういった面でもコンテナ化はやった甲斐があったなと思います。

twitterでも反応をいただけた!

人生初のパブリックな場での登壇は、めちゃくちゃ緊張しました。
オンライン形式での開催だったため、聴いていただいていた方の反応はリアルタイムでは分からないので少し寂しさがありましたが、その反面ガチガチに緊張せずにできたかなと思います。
twitterでも反応があったのは嬉しかったですね。
一人でも多くの人にみらい翻訳の取り組みや、クラウドについてのナレッジが伝わったのなら幸いです。

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