本日インタビューする久留米さんは、新卒で入った社員7人目のスタートアップにてCA・RAとして事業をグロースさせ、2社目の企業ではタイの支社にて、名だたる大手企業のタイ進出を立ち上げからサポートしてきました。本日は、新卒1年目から15年間、人材業界の最前線で多様な経験を積んできた彼女のこれまでの歩みと、人材業界の中でも特別なポジショニングをしているヒトツメの業務委託メンバーとして働く魅力について、お話を伺いました。
久留米桃子 / 業務委託CA
2007年新卒で株式会社アスリートプランニングに入社。当時社員数7名の中で営業、CA、RAを経験する。その後大手人材紹介会社に転職し、タイの支社にて支店長業務やRA業務などに従事し、2022年帰国のタイミングでヒトツメに業務委託として参画。現在はヒトツメでCA業務に従事する傍ら、個人事業主として淡路島にて観光事業の立ち上げも行っている。
支援総数300社超え。人材業界に命を燃やす15年。
ーー人材業界はヒトツメで3社目となる久留米さんですが、これまでの経歴をお伺いしてもよろしいでしょうか。
新卒で入社したのはアスリートプランニングという、体育会系学生に特化した人材紹介会社でした。この会社に入った理由は大きく分けて3つあります。1つ目が人材業界というかなり幅の広い世界の中でも、しっかりと事業優位性を持っていたこと、2つ目は入社当初6人しかメンバーがいない小さい会社であるということ、3つ目は経営者が誠実であったということです。
当時、体育会の学生に特化した新卒紹介事業は競合他社がほとんど存在しておらず、いくつかある企業の中でも群を抜いてアスリートプランニング社が秀でていたんです。事業がわかりやすく成長しているその様に加えて、7人目の社員として入社することによって大きな裁量をもらいやすい環境でした。新卒で入社した会社は5年で退職するとあらかじめ決めており、私にとってその期間での自己成長を最大化させられる場所として最適だったんです。また、就職活動を進めていく中で多くの経営者・企業を見させていただいた際に、圧倒的に利益だけを追求する社風の会社は「事業成長しないのでは?」と直感的に感じていた部分もあり、代表の誠実さが学生との向き合い方に反映されている同社をファーストキャリアとして選択しました。
最初の2年間は求人広告や媒体の営業に勤しみ、次の2年間はCAとRAの両面を行っていました。かなりのニッチサービスではあったんですが、7人目の社員として事業がグロースする様を間近で見ることができたのは自分にとってとても良い経験だったと思っています。
ーー新卒入社の会社を5年で辞めると決めていたのはどういった理由からだったのでしょうか。
2社目の人材会社を選んだ理由にも通じますが、高校生の時から「タイで働きたい!」という想いが強く、それを早期に実現させるためというのが新卒入社の会社を5年で辞めると決めていた理由です。高校時代にタイへ留学していたのですが、おそらく戦後の日本に近いエネルギーの強さを目の当たりにしました。将来この国で働いたら、きっと何かを得ることができる。そんな感情に高校生の私は突き動かされ、結果として4年でアスリートプランニング社を退職することにはなりましたが、2社目で国外にも支社をもつ大手人材紹介会社に転職しました。
この会社では本当に貴重な経験をたくさん積むことができまして、最初の3年はRAとして日系企業にタイ人を紹介していたり、次の5年はタイの支店長業務とチームマネージャーとを兼務したりと、日本の人材業界で得られるものとは異なる経験ができました。
ーータイと日本とでは働く環境が全く違うようにも思えますが、その中でのやりがいや苦労したことがあればお伺いしたいです。
やりがいで言えば、アジアに出てくる海外企業を含むさまざまな会社のビジネスが大きくなる様子を近くで見れたことと、実際にそこに関われていたことがとても大きいと思います。日本での人材紹介とは違い、この会社でやっていたことは「採用コンサルティング」に非常に近く、どんなレベルのどんな人材が必要なのかから一緒に設計していき、求人の作成、面接からオンボーディングまで、累計300社ほどのご支援に携わることができました。入社して最初の案件が、誰もが知る超大手飲料メーカーだったのですが、そこの立ち上げメンバーを全て私1名で揃え切るという裁量もいただけていたので、0から何かを生み出していくことは強烈なやりがいを感じていました。
一方で、タイ人と日本人の価値観の違いにはとても苦労しました。日本人は仕事に対して、時には過剰なほどの責任感で取り組みますが、タイ人は「なんでそこまで仕事を頑張るの?」といった考え方が一般的。彼らは「自分自身の人生をいかに豊かにするか」ということと非常に向き合っており、自分自身に対しての尊厳も大きい。日本だと許容される範囲での「注意」を仮にしたとしても、尊厳が貶されたという形で会社を辞めてしまうこともあります。
そうは言うものの、やはり仕事であることに変わりはなく、どうやったらタイ人の社員と同じ目線に立って仕事をすることができるのかを常に考えていました。日本に来る直前まで苦労し続けた部分ではありましたが、私の中では「否定をせずにまずは受け入れる」「相手が話している内容を咀嚼する」の2点を丁寧に行ってから、彼らの視点を変えていくという結論にまで至れています。
取り組むのはCA業務”だけ”。徹底的に極められたヒトツメの仕組み化。
ーー裁量を持ってさまざまなことに挑戦できる環境だったかとお見受けしますが、そこを退職してヒトツメと働くに至った経緯をお伺いしてもよろしいでしょうか。
ヒトツメとの出会いは代表の木山に誘ってもらったことがきっかけではありますが、木山との出会いは社会人1年目にまで遡ります。実は木山と私は社会人同期でして、かつて一緒に働いていたこともありました。私が家業を継ぐために日本へ帰国することをFacebookに投稿したところ、木山から「うちで働かない?」というお誘いをもらい、ヒトツメという会社が人材業界の中で特別なポジショニングをしていることも知っていましたし、木山や小柳と一緒に働いた経験があることも合間って、即決でヒトツメで働くことを決めました。
ーーさまざまなタイミングが綺麗に重なってヒトツメへの入社が決定したんですね。
おっしゃる通りです。ただ、先ほどもお伝えしたように、淡路島で父と母が営んでいる倉庫業と運送業を継ぎたかったこともありますし、現在進行形で進めている取り組みとして、淡路島の市役所と一緒になって環境問題をメイントピックにした淡路島の周遊ツアーにも注力したいこともあり、ヒトツメでは業務委託という形でCA業務に携わらせてもらっています。
ーー具体的にはどのようなことを行われているのでしょうか。
学生へのカウンセリングをし、求人を紹介して、内定獲得までをサポートしています。逆に「それしかやっていない」という方が正しいかもしれません。私はCA業務だけに特化していた時代がないので、他社がいかほどなのかはわかりかねますが、とにかく学生との面談の予約がカレンダーに入ってきて、時間になったら面談をする。日程調整をはじめとした細かい作業系の仕事が一切発生しないので、本当に大切な面談にだけ時間を使えています。
ーーやはり他の方同様、仕事を行う上での業務効率化や仕組み化が整っているんですね。
木山も小柳も業界内では名が知れており、経験値の多さや実績の豊富さからできることだと思います。ベンチャーなのにも関わらず、地に足が着いた状態で仕事に取り組めるのはヒトツメで働く大きな魅力です。また、私はこれまでにベンチャー企業や支店の立ち上げといった0から何かを立ち上げる機会に恵まれ、ヒトツメも同じような状況にあるのですが、木山・小柳からのサポートの厚さもヒトツメで安心して働ける要因だと考えています。毎週月曜日に2時間ほどかけて定例会議を丁寧に行っていたり、1on1の時間が固定で設けられていたりと、自由に働ける側面を持ちつつもしっかりとフォローにも入ってもらえる絶妙なバランスが非常にありがたいです。
人材業界における台風の目。絶えず生み出す業界内の新しい価値。
ーー人材会社を3社経験なさっている久留米さんから見て、ヒトツメにはどういった可能性があると感じられていますか。
木山と小柳がヒトツメを立ち上げた理由にも重なると思いますが、業界内での新しい当たり前を作り出していける会社になっていくんだろうなと感じています。これまでの例で言えば「エージェントとのパートナーシップ」がわかりやすいですよね。業界経験が長いからこそ、クライアントファーストの仕組みを考えることができ、実績が豊富だからこそそれをしっかりと実現することができる。まさに人材業界における”台風の目”のような存在になっていくんじゃないでしょうか。
|代表のインタビューにて、エージェントシップに関して触れておりますのでご確認ください!
ーーヒトツメでこれから働く人たちにとって、どんな環境だと言えますか。
人材業界という巨大なマーケットにおいて、全く新しい価値を作ることができる場所です。私は業務委託という立場にあり、直接価値を作る側には回れませんが、そんな私も新しい取り組みに携わらせてもらえています。これがいざ中途メンバーとして参画することとなれば、自分が実際に手を挙げて自由に挑戦の機会を与えてもらい、本当に価値を生み出せてしまう。まさに人材業界にとってなくてはならない場所ですね。
ーー久留米さん自身は今後どういったキャリアを歩まれていくのでしょうか。
パラレルワーカーとして、やりたいと思った事業に常に携わっていられる人材になりたいです。直近で言えばヒトツメもそうですし、淡路島で取り組んでいる家業や観光事業がそれに該当します。キャリアを自由に変えていけるようになっているのが長期的な理想だからこそ、今ヒトツメで業務委託として関われているのは本当にありがたいことだなと感じています。