株式会社ユナイテッドマインドジャパンは、
2014年に「外国人採用をあたりまえに」というミッションのもと創業されました。
今回は代表にこれからのグローバル人材の未来について語っていただきました。
日本は、少子高齢化による労働人口不足は年々深刻になり、生産年齢人口(15〜64歳の人口)は2020年は7406万人であったのに対し2065年には約4500万人(2020年と比べ約2,900万人の減少)となる見通しです。
さらに、2065年には老年人口(65歳以上)の割合が約4割に高まる一方、生産年齢人口の割合は約5割に低下すると言われています。
労働人口が減少する、即ち労働力が減ることで、日本の経済活動は停滞するでしょう。
つまり、国は衰退していくでしょう。
そうならないために、現在、日本は、「女性・シニア・外国人」が活躍できる場を増やすための様々な施策が実行されています。
その一つにビザの緩和という流れがあります。
これまで就労が難しかった様々な場面で、より多くの外国人が働くことが可能になりました。
ビザの緩和によりこのまま一気に企業での外国人活用が加速していくのかと思われましたが、
実際には、日本全体として見ると、目の前にある「日本の人材不足」という課題に対して、大きく進んだとは言い難い状況です。
「さらにビザを緩くすればいい。」そういう考えもあるかもしれませんが、
積極的に移民を受け入れたヨーロッパの事例があります。
ヨーロッパは、どんどん移民を受け入れました。
その結果、多数の犯罪、テロ等が起こるようになったといわれます。
日本がビザの緩和に慎重なのは、そういった理由もあるのです。
ビザの問題以外では、やはり企業側のマインドも大きいと思います。
例えば、営業職の外国人が少ない理由には、
「外国人が営業?無理でしょう?」
そんな意識があり、なかなか外国人材の活用に踏み込めない企業が多いのが事実です。
きっと何かしらのきっかけがないと変わっていかないのだと思います。
私たちは、これまで、この分厚い壁を壊そうといろいろなチャレンジをしてきましたが、改めて、
業界を特化してモデルケースを作ることで外国人の活用を推し進めていきたいと考えています。
「家」を売る営業職の外国人活用のモデルケースを作りたい
製造業などでは外国人の人材活用の成功事例が出てきて
それを見て他の企業も活用するような流れは出てきています。
成功事例が広まって、それを真似する形でどんどん受け入れが進んでいる。
しかし、まだ、様々な業種で外国人の活用は進んでいません。
これを大きく変えるにはどうしたらよいか?
私たちは、「営業職」での外国人活用を推し進めることだと考えています。
営業職は、大体の企業で必要なポジションであり、モノを売るという目的は世界共通であると考えます。
一流の営業マンは、なんでも売れる、というのと同じように
営業に強い外国人はきっとなんでも売れると思います。
そういった方は、業界を越えて日本のモデルケースになるわけです。
だからこそ我々は、「営業職」しかも「家」という衣食住の中でも最も大きな買い物の分野で
外国人活用のモデルケースを作りたいと考えています。
家という大きなものを外国人が売ることが出来る、
となれば他のメーカーでも追随する動きがすぐに出てくるでしょう。
そして、外国人が家を売れるなら、これも売ってくれるかな、
と他の業界にも波及していくのではないかと考えています。
そうなれば、外国人の営業での雇用は進んでいくと考えます。
ハウスメーカーは全国各地に拠点を持っています。
例えば、ある拠点は外国人だけでやっている、となってもいいと思っています。
外国人だけの拠点の営業成績がものすごく良ければ、日本人にとっても刺激になり、また 他のメーカーにとって大きなインパクトでしょう。
まだまだ、正社員活用の場においては、外国人に対しての差別は存在していると思います。
それでも、「外国人でも全然問題ないね。営業を任せられるね。」
そうなると信じています。
今までも、「超」がつくほど優秀な外国人は多くの日本企業で働いていました。
そうではなくて、もっと多くの外国人が日本企業で働ける地盤を作りたい。
そして、
外国人に対しての差別がなく、国籍や人種等関係なく、誰もが働けれて、誰もがキャリアアップを目指せる社会を作りたい。それが、ユナイテッドマインドジャパンの目指すダイバーシティ事業です。
今回お話を聞いてみて、「外国人人材紹介」というのは、
単なる「仕事」ではなく、
子どもたちの未来につながる大切なことであるという印象を持ちました。
心の壁を壊し、真のグローバル社会になるために出来ることは何なのかを考える時間にもなりました。
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