会社経営というと、皆さんはどのようなことをイメージしますか?
高い裁量権、経済的な成功、自分の理念やビジョンを世の中に実現できること。そんなポジティブで華やかなイメージから、「将来は経営に挑戦したい」と考える就活生も少なくないと思います。27卒の僕自身も、30代で起業することを目標に、就職活動をしてきました。今回話を聞いたのは、For A-careerに新卒で入社して3年目の野中さん。将来的に経営者になることを見据え、大手企業からの内定を辞退してFor A-careerへの入社を決め、リクロジ事業部の立ち上げ期も経験しています。なぜ、あえてFor A-careerを選んだのか。入社後、営業としてどんな壁にぶつかり、そこから何を学んだのか。そして、3年目になった今、次にどんなことを目指しているのか。
「20代のうちに思い切り成長したい」「いつか自分で事業をつくってみたい」。そんな人にとって、少しでも参考になる話を聞いてきました。
インタビュイー紹介:神奈川県相模原市出身。横浜隼人高校を経て、専修大学経済学部を卒業。小学校から大学までサッカーを継続し、大学時代には社会人チーム(神奈川3部リーグ)に所属する傍ら、自身でサッカー・フットサルサークルを立ち上げ副代表を務めた経験を持つ。「将来は自分で会社を経営したい」という目標を掲げ、20代での成長環境を求めて株式会社For A-careerへ新卒入社。現在は入社3年目を迎え、リクロジ事業部のフィールドセールス職として活躍中。1年目には大分拠点の立ち上げに関わり、採用メンバーの教育担当として約3ヶ月間現地で勤務。2年目からはリーダーに昇格し、マネジメントにも挑戦している。
01|「0→1をつくる」ことに惹かれて、経営者を目指した
小学校から大学まで、ずっとサッカーをやっていました。中学校のときは県内1位、高校では1年生の秋からスタメン入りしています。今でも覚えているのが、中学時代のある試合です。3-2で勝っていた場面で、自分が余計な動きをしてしまって、結果的に負けてしまったことがありました。悔しくて、部活を1週間休みました(笑)。でも、そこで終わりにはしたくなくて、自分からコーチに指導をお願いしました。何が悪かったのかを教えてもらい、そこから練習を重ねて、翌年には予選を突破することができました。
振り返ると、昔から自分で動くタイプではあったと思います。友人との旅行も全部予定立てるし、飲み会の企画も全部自分がやるくらいアクティブ人間ではあったものの、チームの中では、前に立って発表したりしているのは嫌で、2番手でいじったりいじられたりするムードメーカーでした。
大学では、地元の仲間と社会人サッカーチームを立ち上げました。これが想像以上に大変で(笑)。メンバー集め、練習場所の確保、チーム運営……。最初は「みんなでサッカーを楽しもう」くらいの軽い気持ちだったんですが、実際には一人ひとりモチベーションも違うし、スケジュール調整だけで半日かかることもある。「自分がやりたいこと」と「実際に人を動かすこと」の難しさを、そこで初めて感じました。それでも、なんとか2年間チームを続けることができました。
ちょうどその頃、友人のお父さんが経営者をされていて、仕事だけではなく、休日には社員を招いてBBQをするような姿を見ていました。信頼できる仲間と一緒にリスクを背負いながら、自分たちで何かをつくっていく。そんな姿を見て、「仕事とプライベートの境界が曖昧なほど、人生を豊かに楽しむ働き方もあるんだ」と感じたんです。
社会人サッカーチームを立ち上げた経験からも、0から1をつくる面白さを感じていました。そこから、「将来は自分で会社を経営したい」と考えるようになりました。
02|大手企業の内定より、「最短距離で経験できる環境」を選んだ
就職活動では、ベンチャーだけでなく、起業家を多く輩出している大手企業も含めて、営業職に絞って選考を受けました。ありがたいことに、サイバーエージェントやレバレジーズといった企業から複数内定をいただくことができました。どの会社にもそれぞれ魅力がありましたが、For A-careerを選んだのは、経営層との距離が近く、最短ルートで経験を積めそうだと思ったからです。
─内定承諾のとき、条件面や周囲の反応で迷いはありませんでしたか?
迷いはありました(笑)。
24卒の初任給が For A-career は23万円(※27卒は28万円)、内定先は40万円。親や友人からも、給料高い方にしないのかと心配されました。
ただ、For A-careerの選考では、人事の方が会社の課題を隠さず率直に話してくれたんです。「ゼロワン」という新規事業コンペがあったり、若いうちから責任ある仕事を任せてもらえたり、早い段階からチームを持ってマネジメントを経験できたり。それに、僕以上に熱量を持って働いている人が多かった。そこに魅力を感じました。
実際に入社してからは、期待通り責任ある仕事を任せてもらえていますし、経営陣のすぐそばで仕事ができている実感もあります。毎年昇給もしていて、3年目の今は大手に行った同期と比べても後悔はありません。
03|「自分がどう話したか」から「相手にどう見えるか」へ
─まずはどんな仕事を?
「営業」というと飛び込みの訪問販売みたいな足で稼ぐイメージがあったんですが、リクロジの営業(フィールドセールス)職では、電話でアポイントを獲得して、オンラインで商談しています。最初は「とにかく量をこなせば結果は出るはずだ」と思っていて、同期の中でもかなり積極的に動いていた方だと思います。でも、毎日200コールしても、なぜか自分だけ成約率が圧倒的に低く、かなり悩みました。そんなとき、大分拠点の立ち上げに関わることになりました。
大分拠点は、代表の浅尾さんが「学生時代を過ごした大分に貢献したい」という思いで2023年に立ち上げていて、僕は現地で採用した50名ほどのメンバーの方の教育担当として、約3ヶ月間行ってきました。
大分立ち上げの話を知りたい方はこちら:
【代表インタビュー】既存事業を支える強いチームを大分に。「3年後に売上100億円」を実現する仲間を大分で募集する理由 | 株式会社For A-career
当時の僕は、周りからは「頼りない」「声が小さい」「話し方がふわふわしていて説得力がない」と言われていて、内心そんなことないだろって思っていたんですが、ある日同行していたメンバーを見習ってスーツでビシッっと行ったところ、周りからの反応が違って。まだ1年目で「後輩社員」気分だったんですが、大分で採用したメンバーから見れば、自分は東京の本社から来た先輩社員。そこで初めて、商談でもお客さんの顔をあまり見ておらず、ずっと「自分起点」で話していたことに気づきました。振り返るときも「ちゃんと説明できたか」「伝えたいことは話せたか」「トークに問題はなかったか」自分を中心に考えていました。
相手の表情や反応を見るようになって「自分がどう見られているか」を意識するようになってからは、とにかく周りの先輩に質問しに行き、試しては振り返る。「どんな質問なら相手が話しやすいのか」「どこで相手の反応が変わったのか」。一つひとつの行動を相手目線で細かく振り返り、原因を考えて改善するようになりました。
学生の頃は、何か失敗しても「すみません」と謝れば許してもらえることも多い。でも、社会人になると、「自分はちゃんとやっているつもり」だけでは、相手には伝わらない。自分の評価と、相手からの評価は違うからこそ、成果を出すためには、自分がどうしたいかだけではなく、相手から自分がどう見えているのかを知ることが大切なんだと思います。
そこから、少しずつ成果もあがっていきました。実は1年目は営業成績が最下位で(笑)、でも2年目には1年目の3倍にまで伸び、3年目の今は、2年目の年間成績をわずか半年で塗り替えそうなペースで走れています。
04|「裁量」は、自由ではなく「成果のために任せてもらうこと」
─For A-careerでよく語られる「裁量」とは、具体的にどのようなものでしょうか?
すごく誤解されやすいポイントだと思うんですが、「何でも自分で決められる」という意味ではありません。「成果を出すためなら、自分で考えて動ける余地がある」ということです。
例えば、基本的には全員オンラインで商談していますが、「この方は絶対に直接会ったほうがリクロジの良さを感じてもらえる」と判断したら、北海道から沖縄まで全国どこへでも飛んでいっちゃいます(笑)。
ただ、ここで大事なのは、裁量は「自由にやっていい権利」ではなく、「成果に繋げるという責任と共に任せてもらえる」ということです。誰だって成果を出したいと思っているし、会社も成果を出した人を正当に評価してくれます。一方で、仕事をしていると、「もっとこういう仕組みだったら」「この部署がこうしてくれたら」「お客様側のここが変われば」と、自分だけではコントロールできないこともたくさん出てきます。問題なのは、自分がやるべきことにまだ取り組み切れていないのに、先に他人の粗探しをしてしまうこと。まずは自分がやるべきことをやり切る。そのうえで、「もっと成果を出すためには、ここも変えたほうがいい」と提案する。そうやって成果と信頼を積み上げていくことで、初めて「任せてもらえる範囲」が広がっていくと思っています。
─2年目にリーダーに昇格されたと伺いました。マネジメントに挑戦する中で、どんな難しさや工夫がありましたか?
メンバーの頃は、「"自分が"どう成果を出すか」を考えていればよかったんですが、チームを持つと、いくら自分が成約しても、メンバーが成果を出せなければ、チームとしては目標を達成できません。「自分が成果を出すこと」と「チームで成果を出すこと」は、全然違うんだと気づきました。
そして、もう一つ難しいと感じたのが、「自分ができること」と「他者ができるようにすること」は全く違うということです。自分自身が営業をしているときは、「この場面ではこう話す」「ここでこう聞けばいい」ということが、ある程度感覚として分かっていました。でも、それを人に教えようとすると、急に難しくなる。「なんとなくこうすればいい」では、相手は再現できないからです。だから今は、自分が感覚的にやっていることを、どう言語化して、どう再現できる形にするかが大きな課題だと感じています。
さらに、マネジメントでは、単に具体的なアクションを教えるだけでは足りない。「これをやってください」と答えを渡すのではなく、「なぜこれをやるのか」「どういう考え方で判断するのか」まで伝えて、その人自身が考えられる状態をつくる必要があります。例えば、同じ「電話を100件かけよう」という指示でも、「100件かけること」が目的なのか、「100件かける中で、どんな反応があったのかを分析すること」まで含めているのかでは、得られる成長が全然違う。だからこそ、今はメンバーに答えを教えるというより、「考えるための骨組みを渡す」ことを意識しています。ただ、正直まだ自分自身も試行錯誤の途中です。
─「視座」を高めるために、普段からどんな行動を意識していますか?
今は営業とマネジメントの両方を経験していますが、次はもう一段、視座を上げていきたいと思っています。この1年でやりたいのは、経営の数字を見られるようになること、新規事業に関わること、そして育成にも改めて挑戦することです。そのために、最近は意識して、代表や役員と話す時間を自分からつくるようにしています。
先日、四半期ごとに開催されるTOP成績者向けの食事会「トップテーブル」で浅尾さん(FAC代表)とお話しする機会がありました。そのときに感じたのが、自分とは見ている時間軸が全く違うということです。自分はどうしても、単月や翌月の売上を追いかけることで精一杯になってしまう。でも、経営陣は3年、5年先、10年以上先まで見ている。同じ「数字」を見ていても、立場が変われば、考える時間軸も見えているものも全く違うんだと実感しました。
また、いろいろな事業に挑戦しているFor A-careerだからこそ、経営者は「やることを決める仕事」だけではなく、「やらないことを決める仕事」でもあると感じました。新しいことを始めるのはもちろん大切ですが、すべてを同時にやることはできない。だからこそ、「これは今やらない」と判断することも、経営においては重要な意思決定です。実際に、ある程度効果が見えた施策に対しても、「このまま続けるのか」「ここでやめるのか」をかなり早いスピードで判断している。そういう浅尾さんを見ていると、営業で目の前の成果を追うのとは、全く違う視点が必要なんだと感じます。
だからこそ、経営を学びたいなら、経営の仕事が自分に回ってくるのを待つだけではなく、今の自分からその視点に触れに行くことが大切だと思っています。代表や役員と話すことで、「自分にはまだこんなに知らないことがある」と気づける。そういう機会がある環境に感謝しつつ、その環境を意味のあるものにできるかどうかは、自分次第だと思っています。
─就活生やこれから挑戦する人に伝えたい「成果を出すための姿勢」とは何ですか?
後輩に伝えたいのは、「分からないからやらない」ではなく、「分からないからこそ、まずやってみる」ことです。僕自身、入社したばかりの頃は、同期より先に動くことを意識していました。もちろん、それですぐに大きな成果が出るわけではありません。でも、続けているうちに、上司からの見られ方が少しずつ変わっていった感覚があります。「評価されるようになった」というより、「あいつは手を挙げる」「あいつはすぐ行動に移す」と認識してもらえるようになったことが大きかったと思います。一度そういう信頼ができると、次の機会が自分のところに来るようになるんです。「これ、やってみる?」と声をかけてもらえたり、相談したときに時間を取ってもらえたりする。行動したことそのものが、次の機会を生んでくれる。だから、最初から完璧にできるかどうかを考えすぎなくていいと思っています。
もう一つ意識しているのが、行動をモチベーションに左右されないようにすることです。もちろん、毎日ずっとモチベーションが高いわけではありません。だから最近は、「今日はやる気があるから頑張ろう」という考え方をあまりしなくなりました。例えば架電なら、「この時間は必ず架電する」とあらかじめ決めておく。そして朝のうちに、「今日はここまでやればいい」という目標を明確にしておく。そうすると、「今日はやる気があるかな」と考える必要がなくなります。やる気がある日も、ない日も、やることは同じ。決めたことを淡々とやる。そうやって行動を安定させていくと、モチベーションに頼らなくても、自然と行動できるようになってきました。だから、後輩にも「モチベーションを高く保とう」とは伝えません。
それよりも、「今日、自分は何をやるのか」を朝のうちに決めて、まず動いてみる。その積み重ねが成果につながって、成果が信頼につながって、そしてまた次の機会につながっていく。僕自身、まだ3年目で、分からないこともたくさんあります。だからこそ、分からないまま止まるのではなく、まずやってみる。やってみて、分からなければ聞く。うまくいかなければ、変えてみる。その繰り返しの先に、「できること」が増えていき、目指している経営に直接関われる日に繋がると信じています!
インタビュアーのあとがき
「分からないからやらない」ではなく「まずはやってみる」。野中さんの言葉からは、成長し続けるための本質が見えました。モチベーションの波に左右されず、今日やるべきことを淡々と行動に移し続けること。そんな日々の挑戦こそが、自分の未来を切り拓く力になるのだと改めて教わった気がします。
もし、「20代で圧倒的に成長したい」「将来、経営者になりたい」という熱い想いを抱えているなら、For A-careerでその一歩を踏み出してみませんか?少しでも興味が湧いた方は、ぜひ説明会でお話しましょう!僕のようにインターン参加も大歓迎です!
インタビュアー紹介:立命館大学に在学中。経営者になることを目標に、For A-careerへの入社を決意。2026年1月から人事インターンを開始し、現在は人事コンサルティングの営業インターンに挑戦している。