“広く浅く”から“深く本質へ”
―3年目社員が見据えるキャリアのかたち―
こんにちは!株式会社エンジーニアスの採用担当です。
今回は、入社3年目の山田さんにインタビューしました。
山田さんは2度目のインタビューということで、入社後の成長や、現在の仕事内容、社内プロジェクト、会社の変化など、より深いお話を伺いました。
前回とはまた違った視点から、山田さんの「今」に迫ります。
最後までぜひご覧ください!
▶参画案件を変えた理由・経緯
前回のインタビュー時から案件が変わっていらっしゃいますが、経緯などについて教えてください。
当時の参画先では、半年ごとに案件や使用する言語が変わっていて、“広く浅く”になっていると感じていました。そこで、1年経過したタイミングで、自分のメインであるPythonをもっと深めたいと思い、長期で携われる案件にシフトしました。
現在は、設計フェーズの冒頭でドキュメントの書式ルールを自分から提案・主導し、誰が書いても同じ品質・形式になるような仕組みづくりにも取り組んでいます。
また、これまでの上流工程の経験を活かして、バグに関する相談を受けた際にアドバイス役としてサポートすることも増えてきました。
▶個人として変化・成長を感じた点
山田さんご自身にはどんな変化・成長がありましたか?
これまで3つの案件に関わってきましたが、それぞれに目的を持って取り組めたのが良かったと感じています。
1つ目はプログラムの基礎や言語について学び、2つ目は上流からテストまで開発全体の流れを理解することを目指しました。3つ目では、自分で考えて動くことを意識し、より主体的に関わるようになりました。今は、代表や営業との面談を通じて最終的な目標を見据えながら、必要なステップを一つずつ積み上げているところです。将来的には、1人称で案件を任されるようになり、育成や指導にも関わっていきたいです。
また、元々は人と話すのが得意ではなかったのですが、学生時代から塾講師やカラオケのアルバイトなど、人と関わる機会を自分で作ってきました。今ではコミュニケーションを取るのが好きで、仕事でもその強みを活かせていると思います。スケジュールも細かく逆算して立てるタイプで、課題をクリアしていく過程はゲーム感覚で達成感を感じながら、着実にステップを踏んで成長できていると思います。
▶会社の雰囲気や働き方の変化
ご入社から3年間、会社自体も変わってきていると思いますが、どんな点に変化を感じていますか?
入社した当初は、会社全体の人数も少なく、福利厚生として月に1回集まれる機会はあったものの、参加者が少なかったです。そのため、一緒に働いている方々のことをあまりよく知らないまま仕事をしている感覚が強く、人間関係がちょっと希薄だなと感じていました。
ただ、最近は比較的交流を好む方や、意識の高い方も増えてきて、社内の雰囲気が少しずつ変わってきたように思います。以前よりも話しやすくなったり、自然と関わる機会が増えたりしていて、良い方向に向かっているなと実感しています。
働き方の面でも、良い意味で曖昧だった部分が、徐々にルールとして整ってきている印象です。「こういうときどうすればいいんだろう?」と思ったときに、社内掲示板やNotionを見ればすぐに情報が見つかるようになったのは、とても助かっています。そういった仕組みが整ってきたことで、安心して仕事ができる環境になってきたと感じています。
▶福利厚生や制度を実際に利用して感じたこと
よく利用している社内制度やあったらいいなと思う制度はありますか?
「有給上限突破制度」は比較的よく使わせてもらっていて、ありがたいなと感じています。
あとは「ヘルス&ビューティ制度」も活用していて、毎週の水泳に使っています。
対象の範囲が広くて、自分のライフスタイルに合わせて使えるところがすごく助かっています。
もし今後導入されたら嬉しいなと思うのは、地元への「帰省手当」みたいな制度です。関東出身の方には「家族との食事手当」とか「親孝行手当」なんかもあるといいなと思います。あとは「推し活手当」とか「リフレッシュ手当」「結婚している方向けの手当」など、年1回くらい使えるようなちょっとした制度があると、モチベーションにもなる気がします。
社内の制度について、改善の余地がある点はありますか?
遠方メンバー向けの福利厚生がまだ薄い感じがするので、
平等に使える制度が増えるともっと良いと思います。
▶現在の社内開発について
- 現在、社内開発に取り組んでいらっしゃると伺いましたが、その内容について詳しく教えて下さい!
どんなシステムの開発ですか?
今、グループ全体の管理部門で行われている事務作業を自動化しようという大きな取り組みが進んでいて、その中の一つに「雇用通知を作成する業務」があります。
この業務、実は結構時間がかかっているっていうお話を聞いたので、そこを自動化できないかということで、現在その開発に取り組んでいるところです。
そのプロジェクトはどのような経緯で始まったのでしょうか?
自己研鑽がメインでしたが、作ったものを使った方の声も聞きたく、実務に使えるものを作りたいと考えたからです。
プロジェクトメンバーはどのように決まりましたか?
メンバーは公募制で、本業優先のうえで有志で集まりました。
内訳としては、開発4名+コーチ的なベテラン1名で構成されています。
工夫している点はありますか?
現場第一主義でタスクを小さく振り分けすることや、期日がない社内プロジェクトだからこそ “スケジュール感” を大事にして、コミュニケーションをとっています。
▶完遂した社内開発について
- 以前も、社内開発に取り組まれ、完遂されたと伺いましたが、その内容についても詳しく教えて下さい!
どんなシステムの開発ですか?
通勤経路や住所変更の申請システムの開発です。
こちらは1人での開発で、開発期間は約半年ほどでした。
申請システム開発を振り返って、学んだこと・大変だったことは?
1人での開発自体ももちろん大変だったのですが、リリース後の社内への説明やフォローも大変でした。マニュアルを作ったものの、それでも質問が結構来て「どう伝えればもっと分かりやすかったかな」と反省する部分もありました。資料の作り方や説明の仕方については、すごく学びがありました。
また、今回の開発では、これまで使ったことのない言語を使う必要があって、それも大変でした。普段はPythonやGAS(JavaScriptに近い言語)をメインで使っているのですが、まったく新しい言語にチャレンジするのはやっぱり大変でした。ただ、その分すごく勉強になりましたし、代表の丹野さんにコードレビューをしてもらいながら進められたので、楽しくもあり、実践的に学ぶことができました。
自分がシステムの“発信者”になるというのも初めての経験だったので、責任感も大きくて忙しかったですが、納期にも間に合い、最後までやりきれました。
プロジェクトを終えて、社内にはどんな変化がありましたか?
旧システムが使えなくなる前に新システムを用意できたことで、
「作ってくれて助かった!」という声があって良かったと思います。
▶今後挑戦したいこと、キャリアの展望
今後挑戦したいこと、キャリアの展望はありますか?
これからは、部下や後輩も従えて、チームで動くリーダーに挑戦していきたいと考えています。
まだ、周囲には気を遣っていたり、様子を伺っているメンバーもいるので、自分が主導するだけでなく、チームの誰からでも自然に声が上がるような、風通しの良い雰囲気づくりも意識していきたいですね。
山田さん、ありがとうございました!