皆さんこんにちは!いえらぶの中野です。
エンジニアインターン・いえらぶBootCampを卒業したコウタ先生にインタビューしました!
コウタ先生は、弁護士を目指す大学生!
なぜプログラミングを始めたのか?法律にプログラミングに、学びに熱中できている理由は何なのか?
お話ししていただきました!
コウタ先生
早稲田大学 法学部
司法と不動産の共通点
——最初に、簡単な自己紹介をお願いします!
コウタ先生 早稲田大学法学部に在籍している「コウタ先生」です。趣味はサッカーで、小・中・高とサッカー部に所属していました。大学では、公務員を目指して法学部に進学しました。講義に触れることで司法の意義を実感し、弁護士を目指しています。
1年ほど独学でプログラミングを学び、その後いえらぶのインターンに参加しました。
——どのような経緯で、弁護士を志すようになったのですか?
コウタ先生 憲法のゼミに所属し、コロナ禍によって引き起こされた人権制約問題を扱った訴訟を傍聴・研究したことがきっかけです。多数者の空気感や圧力により少数者が不合理な扱いを受けている現状があることを知りました。
多数決原理をとる民主政治では、少数者が不利益を甘受しなければならない事態が生じることがあります。そういった人々を救済する力を持っているのが「法」です。法を用いて不公平な立場にいる人々の手助けをし、法を学ぶ中で積み上げてきたものを社会に還元したいと考えたので弁護士を目指すようになりました!
——一見するとつながらないように感じますが、その後プログラミングを始めたのはなぜでしょうか?
コウタ先生 大学の講義で「2割司法」を知ったことです。2割司法とは国民の2割しか満足な司法サービスを受けることができず、残りの8割は法的な支援を受けられないまま泣き寝入りをしてしまう状態のことを言います。
法は不当な扱いを改善する術を提供しているにもかかわらず、その大半の人々が司法サービスにたどり着けていないのでは、法が存在する意義が失われかねません。
このような状況を打破するためITの力を使い、司法と人々をつなぐ取り組みが近年盛んになってきています。IT技術を用いることで多くの人々が法的救済を受けられるようにしたいと考え、独学でプログラミングを始めました!
——すてきな着眼点ですね!そこからどのようなきっかけでいえらぶのインターンに応募しましたか?
コウタ先生 理由は二つあります。
一つ目は自分の学んだ知識を活かせるところです。メインで勉強していたJavaScriptという言語を使用するインターンシップに絞って探していたところ、いえらぶがヒットしました。
二つ目は、いえらぶの事業に関心を持ったからです。不動産テックという、不動産業界のDXを推進しているところに魅力を感じました!
また、司法で弁護士にたどり着けていない方々と、納得のいく住まい探しができていないユーザーの方々に類似性を感じました。ミスマッチを改善するための知見を学べるのではないかと思い、応募しました!
サービスが生まれる瞬間を目の当たりにして
——インターンに参加してみて、楽しかったことや大変だったと思うことを教えてください!
コウタ先生 楽しかったことは、いえらぶのクライアントが実際に使うサービスの開発に関われたことです。多機能なSaaSだからこそ、自分のレベルに合わせた開発案件を担当することができました。自分が開発したものが商品になっていく過程を知ることができ、非常に勉強になりました。感激というか、良い瞬間だったと思います。
大変だったことは、いくつかの開発案件を担当した後に、難易度の高い開発を任せてもらったことです。きちんとフレームワーク(プログラムに必要な、特定の機能が既に組み込まれている土台のこと)の仕組みを理解しないといけないものでした。社員さんから多くのアドバイスをもらい、インターン生と一緒に悩み合って乗り越えた案件となったので、とても印象に残る開発でした。
——ちなみに、インターンにはどれくらいの時間をかけましたか?
コウタ先生 インターンには週4日のペースで出社していました。月でいうと100時間ぐらいは会社にきていたと思います。インターンは全プログラムを修了するまでに約2か月半かかりました。
——この2か月半で、コウタ先生の成長には目を見張るものがありました!このインターンに参加してみていかがでしたか?
コウタ先生 自分の成長を実感しました!加えて、エンジニアの職業がどういったものなのか体験できたことに意義があったと思います。
プログラミングスキルだけじゃなく、対話能力が伸びたことは思わぬ収穫でした。ピアラーニング体制だからこそ、「教わる」と「教える」両方を経験する環境でした。プログラミングはとにかく専門用語が多い分野ですが、相手に伝わるように、かつ簡潔に説明することを試みていったことで、対話する力がついたと思っています。
弁護士になるか、エンジニアになるか、自分だけの選択肢
——これでインターンは卒業ということですが、今後のプランは決まっていますか?
コウタ先生 法律の勉強と並行して、いえらぶでアルバイトとして働きたいと思います。いえらぶの事業が、自分の学びたいこととマッチしているので、ここでたくさんのことを学んでいきたいと思います。
例えば、不動産テック事業はすごく魅力的な仕事だと感じています。
不動産業務が煩雑で事務作業が多く、お客様との時間が取れないといったクライアントの課題を一気に解決することができる。そのような、世の中に対する影響力の大きさにとても惹かれています。また、不動産業界では法改正がなされている印象を持ちます。今年の5月には電子契約が解禁されるなど、確実にテクノロジーを受け入れる動きになっているので、法律とITの関わりもそこで学んでいきたいと思います。
——法律もITも、どちらとも知見が広がりそうですね!どちらの勉強も大変だとは思いますが、どのようにして両立しているのでしょうか?
コウタ先生 正直、インターンの最中はインターンに注力していたので、法律の勉強と両立できたとは断言しかねます……(笑)。ただ、2つの重要なことを追いかけることができている現状は、すごく充実した日々だと思います。なぜなら、一日中将来のことについて熱意をもって取り組めているからです。忙しくはありますが、未来に向けて前進していることにやりがいや喜びを感じています。
エンジニアになるか、弁護士になるか、どちらも魅力的で迷います(笑)!
——すごいエネルギーですね!異なる分野の勉強を並行して行うコツは何でしょうか?
コウタ先生 僕は法律の勉強とプログラミングの勉強では、相違点より共通点が多くあると感じています!
例えば、どちらも書き方のルールがあること。
プログラミングを始めたばかりの頃は他人が書いたコードをそのまま模写して「何かよくわからないけど動いた」みたいな状態から、徐々に実装したい機能を自力で書けるように成長していきました。
法律の勉強も、最初は何を書いたら良いかわからず模範解答を模写することから始めて、段々と書き方の作法を学習していきました。加えて、どちらの勉強も未知の問題に突き当たり、様々な文献を参照して四苦八苦している時が、一番概念に対する理解が深まりました。
このようにアウトプットを通じてコードや法律の使い方を学び、見たことのない問題に対して苦しみながら思考を働かせることによって力をつけて行く必要があることは、どちらの勉強にも共通していることです。
一方で、2つの勉強の違いを挙げるとすると、それはエラーにあると思います。プログラミングにおいて間違ったコードを書くと、必ずコンピュータがそれをエラーメッセージ付きで知らせてくれます。プログラミングを学び始めた頃はいくら修正してもエラーが発生し続けて気が滅入りましたが、これのおかげで間違った箇所を正確に把握して、一つ一つ誤りを修正することができました。
少しでも間違いがあればプログラムが動きを止めて問題の箇所を明らかにしてくれることが、正解か不正解かが非常に簡明である点で、法律の勉強と大きく異なると思います。
無機質だけどとても優しいエラーメッセージと上手に付き合うことがプログラミングの勉強においては非常に重要だと感じています。
——将来が楽しみですね!最後に、これからインターンに加わる方に伝えたいことがあれば教えてください。
コウタ先生 大学入学時には、自分がプログラミングを勉強するなんて思いもしませんでしたが、とても面白く、やりがいのある分野だと感じています。プログラミングの面白さを気づかせてくれたいえらぶには"絶対に成長できる環境"があります。
この環境で自分を最大限成長させるには、「当事者意識」が大事です。積極的に学ぶ姿勢をもってインターンに臨むことで、その姿勢を見て周りも助けてくれて、急速的に成長できると思います。
貪欲に、謙虚に、努力を怠らずに開発を楽しんでいってください!
まとめると
プログラミングと不動産テックに強い興味をもったコウタ先生。
継続力と知的好奇心を活かして、エンジニアとして成長しています。
法学部、経済学部、文学部……
情報系学部ではない方も、エンジニアとして成長できるコミュニティです。
参加したい方は、ぜひ以下から応募してみてください!