こんにちは。
「困った…」を「できた!」に変える支援の場、トータスキッズ指導員の村田です。
今回は、
「支援を通して感じた、子どもと大人の一緒の成長」
について、Sちゃんとのエピソードを交えながらお伝えします。
4月も半ばを過ぎ、少しずつ新年度の環境にも慣れてきた今日この頃。
ふと、指導の準備をしているときに手に取った「数字の型はめパズル」から、ある子のことを思い出しました。就学を機にトータスを卒業していったSちゃんの姿です。
最終日もいつもと変わらず元気に来所してくれたSちゃん。
「こんにちは」と声をかけると、「こん」と言いながら、ぺこっとお辞儀を返してくれました。その姿を見て、思わず目頭が熱くなってしまいました。
【Sちゃんとの始まり】
Sちゃんと出会った頃は、目を合わせることも難しく、言葉でのやりとりなんてまだまだ先のことだと思っていたのを覚えています。
指導担当になった当初は、どう関わればいいのか、どうすれば力を引き出してあげられるのか、本当に悩んでばかりでした。ご家族の願いに応えたい気持ちはあるのに、何をすればいいか分からず、途方に暮れることも多かったです。
【第一の芽生え;相手意識】
そんな中、お母様や先輩方、そして代表の髙橋さんからアドバイスをいただきながら、試行錯誤の日々が始まりました。関わり続ける中で、Sちゃんには少しずつ、でも確かな変化が見え始めてきました。
初めは着席すら難しかったのが、次第に座っていられる時間が伸びたり、ひとり遊びが中心だったのが、私たち指導員と一緒に遊べるようになったり…。その一つひとつの変化が、本当に嬉しくてたまりませんでした。
その中で、
「この遊びの合間に、こんな課題を入れてみようかな」
「今のSちゃんなら、これも楽しめるかも」
と、私自身も支援のアイデアを広げていくことができました。Sちゃんの成長とともに、指導員としての自分も成長させてもらえたように思います。
【第二の芽生え:言葉の表出】
言葉の表出の芽生えが見られたのは1年半ほど前。好きな色で書かれたものを指導員と確認することを楽しめるようになってきた時でした。その後は動物の鳴き声、名詞の表出、簡単な挨拶や返事などのやりとりと急激に言葉が増えていきました。
【お母様の言葉と、支援者としての喜び】
卒業前、最後の指導の日。
これまでを振り返るように語ってくださったお母様の一言が、今も心に残っています。
「あきらめなくてよかった」
その言葉に、私も救われました。
そして、Sちゃんの成長に関わらせていただけたことを、心から嬉しく、誇らしく思いました。
【子どもとともに大人も育つ】
子どもたち一人ひとりに合わせた関わりは、簡単ではありません。
でも、だからこそ見える「できた!」の瞬間は、本当に特別です。
Sちゃんとの日々を通して、私自身もたくさんの「できた!」を積み重ねてこられました。
これからも、どんなに小さな一歩でも大切にしながら、子どもたちの可能性を信じて、支援を続けていきたいと思います。
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「困った…」を
「できた!」に変える支援の場
トータスキッズ
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