約1年ぶりに帰国したSさん。
日本での2ヶ月間、これまで通っていた幼稚園とトータスキッズに、再び通ってくれることになりました。
久しぶりの再会。
そして、久しぶりの行動観察。
その瞬間、Sさんの成長に思わず歓喜の声をあげました。
<言葉が世界をひらく>
1年前、言葉でのやりとりが難しかったSさん。
けれど、今回の観察で見せてくれたのは――
園の玄関で配食のお弁当屋さんに向かって、手を振りながらの一言。
「See you!Good bye!」
きっと、フレーズとして覚えた言葉。
でも、場面に合った表現ができている。
その“できた!”の瞬間に、思わず目頭が熱くなりました。
<行動にも、やさしい変化が>
かつては癇癪や飛び出しが多く見られたSさん。
今では次の行動への切り替えもスムーズで、気持ちの安定が感じられます。
この日、特に印象的だったのは「写真撮影」での場面。
1年前は、撮影直前に先生に抱えられていたSさんが、
今回は自分の足でその場に立ち、動かずに待つことができました。
わずか1〜2分。けれど、その短い時間はSさんにとって大きな一歩。
確かな成長の証でした。
<子ども・先生・支援者が「共に喜ぶ」>
この日は運動会の練習の日。
パラバルーンを手に、みんなで行進する時間でした。
写真でも頑張れたし、運動会には参加しないし。
おそらくそんな先生方の判断で遠巻きに一人遊びをしていたSさん。
けれど、これまでの様子を見ていて感じました。
「流れがわかれば、きっと取り組める。楽しくできる。」
そう思い、先生方にお願いして輪に入らせていただきました。
最初は支援員の高橋が介助し、途中から園の先生にバトンタッチ。
布を一緒に持ち行進、輪になってバンザイして寝転ぶ、、、
Sさんにとっても、クラスの友達にとっても、先生にとっても、
“できた!”を共有できた特別な時間になりました。
先生方もその瞬間をカメラに収めながら、
笑顔でSさんの成長を喜んでくださいました。
長く関わってきたからこそのアセスメントと信頼関係。
それが、子ども・先生・支援者みんなの「できた!」を生み出す――
まさにチーム支援の力を感じた時間でした。
<「できた!」をともに祝う、その瞬間にある奇跡>
保育所等訪問支援は、集子どもの「できた!」を支援することで、
その子を含めた集団全体の活動をより豊かなものにしていくことが目的です。
けれど、それだけではありません。
子ども、先生、保護者、そして支援者が、
その“できた!”を一緒に考え実践し、その成功を喜び合える人間関係を築くこと。
それこそが、この地域で子育てしたい!と思える環境を育むことなのだと、私は思います。
Sさん、また一緒に、たくさんの“できた”を見つけていこうね。
*園・学校で子どもの「できた!」を増やしてあげるには?そんな方には通所での個別指導(児童発達支援or放課後等デイサービス)と園・学校での行動観察等(保育所等訪問支援)との組み合わせがおすすめです。個別と集団両面で、できるを増やす支援環境をサポート。
利用ご希望の方、詳しくはトータスキッズまで。
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「困った…」を
「できた!」に変える支援の場
トータスキッズ
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株式会社Wonder Forest
“人の育成を通してそれぞれらしく輝けるステージを作る” これが、私たちWonder Forestのミッションです。 「いつまでも成長したい!」「自分も周りもワクワクできる場を作りたい!」と考え行動する人が自分らしく活躍できる場があれば、そのワクワクが周りにも広がっていくはずだという考えから、私たちは2つの事業を通じて、人材育成を支援できるスタッフの育成を行っています。 ◆児童発達支援・放課後等デイサービス・保育所等訪問支援「トータスキッズ」(https://www.ts-kids.com) 発達に凸凹のある子どもたちが自分らしく成長できるように、研究成果に基づく療育を地域に広げ、子どもと家族をサポートしています。 一般的に児童発達支援や放課後等デイサービスは集団での活動が多いですが、私たちの支援は、応用行動分析に基づく、マンツーマンの個別指導が土台となっています。 社会性に課題を持つ発達に凸凹のあるお子さんにとって、画一的な集団活動ではどうしても個に合った成長機会が得られにくい側面があり、時に失敗体験につながってしまうことも考えられます。 だからこそ私たちは、個人の持つ特性に合わせて支援をすることで、一人ひとりの「できた」を増やし、自己肯定感・学ぶ力・学びたい気持ちを増やしていけるようにサポートをしています。 個別指導以外にも、他者との関わりや協働する力など社会性を伸ばすソーシャルスキルトレーニングや「トータスキッズα」というITを通じた生きる力を育むクラスなど、お子さまのニーズに合わせた「小集団クラス」もあり、発達段階に合わせた「できた!」を増やす支援環境を準備。親亡き後、子どもたちが社会との繋がりの中生きていく力を支援しています。 ◆「Wonder Laboプログラミング教室」(https://labo.wonderforest.co.jp) 幼児から小・中学生を対象に、「ITを通した生きる力の教室」を運営しています。 名前の通り、プログラミングの基礎も学びますが、私たちは、プログラミングを含むITを一つの手段と捉え、子どもたち自身が社会の中に役割を見出し、活動を通して生きる力を育んでいく、そんなプラットフォームにしていきたいと考えています。 その実践例が、2018年から定期的に開催している「子どもによる子どものためのプログラミング教室」という活動。これは、子どもたちが指導者となって地域の子どもたちにプログラミングを教えるというもので、私たちの生きる力を育むPBL型授業(課題解決型学習)の取り組みの一環です。この活動の中で、子どもたちはプログラミングを教えるほか、集客のため、PV編集やチラシ制作、ラジオでの広報活動、メディア対応など、企画運営を通して自ら課題を見つけ、解決する能力を養っています。