——上流工程に挑む。設計職として“次のステージ”を目指した二人の選択
今回は、TPSで設計業務に携わる女性エンジニアお二人にお話を伺いました。
▼ Interviewee
Iさん:設計本部 空間設計部 配置配管設計 所属(2024年中途入社)
前職、プラント建設の協力会社にて、主に化学プラントの配管設計を担当
Tさん:設計本部 設備設計部 機器設計(2024年中途入社)
前職、精米工場 / 米菓工場等の食品プラント設計の機械設備設計を担当
共に設計経験者である二人がTPSを選んだ理由。
それは「もっと上流から関わりたい」「責任あるポジションで設計に挑戦したい」という強いキャリア志向でした。
そんな中で出会ったのが、プラントの基本設計から詳細設計まで一気通貫で手がけられるTPS。
規模の大きなプロジェクトに関われること、顧客折衝や社内調整も含めて“設計の主担当”として裁量を持てることが、入社の決め手となったといいます。
もちろん、入社前には不安もあったそう。
「実際に転職してみてどうだった?」「職場の雰囲気は?」「スキルアップはできている?」
今回は、プラント業界で一歩先へ踏み出した女性エンジニアたちのリアルに迫ります。
前職での葛藤と、TPSとの出会い
――もっと上流へ。もっと大きな世界へ。
今回インタビューしたIさん・Tさん、どちらも前職では“プラント設計”に携わっていました。
いずれも設計職としてのキャリアを歩んできた二人が、なぜTPSへと転職したのか――そこには、現職では得られなかった“設計者としての手応え”への渇望がありました。
Iさんの前職は、化学プラントの配管設計。
元請けや施主から降りてきた設計方針をもとに、具体的なルートや仕様を図面化する業務が中心でした。
「協力会社の立場だと、基本的に“決められたことを実行する”役割なんですよね。もちろん技術的にはやりがいもありましたが、“なぜこのルートなのか”“どうしてこの仕様なのか”を考えるところには、関われないことが多くて……」
もっと広い視野で設計を捉えたい。
構想や方針づくりといった上流工程に関わりたい――そんな想いが、少しずつ転職を意識するようになっていったといいます。
Tさんの前職は、精米工場や米菓工場といった食品プラントの機械設備設計。
食品業界ならではの衛生面や作業動線などに配慮しながら、設計業務に従事していました。
「仕様がきっちり決まっていたので、自分の発想を活かせる余地は少なかったですね。もっと自分でアイデアを出したり、工夫したりできる仕事がしたい、という気持ちがどんどん大きくなっていきました」
さらにTさんの中には、「もっと大きな設備に挑戦したい」という想いもありました。
「食品プラントも複雑ではありますが、やはり産業用プラントに比べると規模や影響力は違うと感じていて。よりダイナミックなものづくりの現場に携わってみたいという気持ちがありました」
“対話型の面接”で見えた、キャリアへの本気の寄り添い
TPSへの入社を後押しした要素のひとつが、「面接の印象」でした。二人が共通して振り返るのは、面接の場で感じた親しみやすさと対話の深さが、入社を決断する大きな後押しになったということです。
「他の会社だと“いかにも面接”って感じで、事務的に終わってしまうことが多かったんです。でもTPSは、すごくフラットに話をしてくれて。『分からないことがあれば何でも聞いてくださいね』って、こちらの不安に寄り添ってくれる雰囲気があって、安心できたんです」(Tさん)
さらに印象的だったのは、Iさんがまだやりたいことを明確にできていなかったときのやり取り。
「私は“配置配管がいいのか、3D設計のほうがいいのか”という部分で少し迷っていて。でも面接の中でしっかり掘り下げてくださって。『こういう部署もありますよ』『Iさんの経験だと、こういう設計も向いてるかも』といった形で、一緒に考えてくれたんです」
誰かを当てはめるのではなく、「その人に合った環境を探してくれる」。
そんな姿勢に、Iさんは“この会社なら一人一人のキャリアに向き合ってくれる”と感じたといいます。
「ミスマッチが起きないように、部署のことまで詳しく説明してくれて。すごく丁寧な面接でした。ここなら安心して入社できる、って思えましたね」
Tさんもまた、TPSの面接を通して「ここなら安心して働けそう」という手ごたえを感じた一人です。
それは、単に“やりたいこと”を確認する面接ではなく、「一緒にキャリアを考えてくれる場」だったからだといいます。
「面接って、もっと一方的に評価されるものだと思っていました。でもTPSでは、自分の経験や希望に対して『それならこういう働き方もできるよ』って選択肢を示してくれたり、『この部署ではこんなこともできる』って具体的に話してくれたりして。すごく対話型というか、“一緒に未来を描く”ような感覚でした」
Tさんは、前職での経験を活かしながらも、「もっと幅広く、裁量を持って設計したい」という気持ちを持っていました。その思いに共感し、道筋を一緒に描いてくれる面接官の姿勢に、安心と信頼を感じたと語ります。
「私がやりたいことに対して『できますよ』って軽く言うんじゃなくて、『こういう案件で実際に活かせそう』『社内でこういう連携も取れると思います』って、すごく具体的に説明してくれたんです。そういう現実味のある話が聞けたことで、“ここなら挑戦できそう”って思えました」
TPSで感じる“働きやすさ”と“居心地のよさ”
転職先を選ぶうえで、「働く環境」や「社風」はとても大事な要素。TPSで働き始めて、お二人が感じたのは、“業務に集中できる安心感”と、“人の距離の近さ”でした。
——まず感じたのは、人間関係の柔らかさと相談のしやすさ。
Iさんは、入社直後からいろんな人が声をかけてくれたのが印象的だったと話します。
「分からないことがあっても、『あの人に聞いてみようかな』って自然に思える雰囲気があります。部署が違っても、みんな普通に話しかけてくれるんですよね。変に壁がないというか」
Tさんも、「年次やポジション関係なくフラットに相談できる文化」は想像以上だったといいます。
「前職だと、“その部署のことはその部署で”って線引きがあったけど、ここはそういうのがあまりない印象です。若手もベテランも関係なく、同じ目線でやりとりできる感じがいいなと思ってます」
——中途入社社員にも手厚い研修制度
また、中途入社でもしっかりとした研修やOJTがあることも、Iさんにとっては大きな安心材料だったといいます。
「中途って、“即戦力で来たんだから、教えなくていいよね?”みたいな空気がある会社もあるじゃないですか。でもTPSは、むしろ“分からないことは最初にどんどん聞いてください”っていうスタンス。ちゃんと手順や社内ルールも教えてくれるし、OJTも手厚かったです」
さらにIさんは、「親会社である東洋エンジニアリングと合同の研修に参加できる点も、非常に助かっています」と語ります。大規模プロジェクトの進め方や設計の全体像に触れられる機会があることで、自身の視野を広げるきっかけにもなっているといいます。
——ロールモデルの存在が心の支え
初めての大規模なプロジェクトでの業務は大変なことも多いですが、彼女たちがくじけずに頑張り続けられる大きな支えの一つが、社内にいる女性管理職のロールモデルの存在だと言います。
「女性管理職の方は数名いらっしゃるのですが、いわゆる“バリキャリ”の方々で、まっすぐ芯が通っていて強い意志を持っているんです。実際にロールモデルが身近にいることはすごく励みになりますし、“自分もああなれるかも”って思えるのは本当に大きいですね」
と二人は声をそろえて話します。
——ワークライフバランスのとりやすさ
IさんはTPSの働きやすさについて、「技術を深めながら、ムリなく働ける環境」と表現します。
「有給が取得しやすく、在宅勤務も可能です。集中したいときは在宅で作業し、打ち合わせがある日は出社するといった、自分のペースで働けるのが本当にありがたいですね。また住宅手当や資格手当などの福利厚生も整っていて、細かいところまで長く働く人のことを考えてくれていると感じます」
一方、Tさんも「1時間単位で有給が取得できるので、通院や家庭のちょっとした用事のために一時的に席を外しても、またすぐ戻って仕事ができる働き方がとても助かっています」と語っています。
これからのキャリアと候補者の皆さまへのメッセージ
IさんとTさんは、それぞれのキャリアビジョンを明確に持ちながら、TPSでの成長に期待を寄せています。
Iさんは「将来的には幅広い知識と経験を身につけて、設計全体を見渡せるゼネラリストになりたい」と語ります。現場の細かい技術に加え、マネジメントスキルも磨いていくことで、将来的にはチームを牽引する存在を目指しています。
一方、Tさんは「機器設計の専門性をさらに深めつつ、新技術の習得や前職の経験も活かして、より高度な設計に挑戦したい」と話します。専門知識を極めることで、設計のプロフェッショナルとしての価値を高め、技術的リーダーシップも発揮していくつもりです。
―― TPSは、個々の希望や強みを尊重し、多様なキャリアパスを柔軟に描ける環境です。自分らしく成長し続けられることが、ここで働く大きな魅力となっています。
最後に、お二人からこれから女性技術者を目指す方や、キャリアアップを考えている方へのメッセージをいただきました。
Iさんからのメッセージ
「TPSは、一人ひとりの興味や挑戦をしっかり受け止めてくれる会社です。設計職としての経験が浅くても、あるいは別の業界からの転職でも、それまで培ってきた経験や知識は必ず活かせる場があります。だから安心してチャレンジしてほしいです。」
Tさんからのメッセージ
「入社後のサポート体制が充実しているので、不安に思う必要はありません。柔軟な働き方や勉強できる環境も整っていて、現役でエネルギッシュに活躍している女性社員もたくさんいます。性別に関係なく、公正に評価してくれる会社なので、その点も心配いりませんよ。」
TPSで働く女性エンジニアの方々は、自分の可能性を信じ、挑戦し続けることで着実に成長しています。一人ひとりの強みや志向を尊重し、キャリアを築ける環境がここにはあります。
これからプラントの世界に飛び込みたい方、さらなるステップアップを目指す方にとって、TPSは最良の舞台となれることを願っています!
自分らしく輝きながら、次のステージへ一緒に歩み出しませんか?