複業クラウドをもっと広く届けるために～事業部長として歩む次のフェーズ～

皆さん初めまして！

株式会社Another worksで執行役員兼複業クラウド事業部部長の西森一矢です。

これまで、複業クラウド事業部副部長として、カスタマーサクセス領域の責任者を務めていましたが、2025年11月より同部署の部長という重要な役割を担うこととなりましたので、noteを書きました。

これまでのキャリアや現在の事業部について、そして未来の事業部についてをお届けしたいと思います！

1通のスカウトが転職の契機に

1社目は青山商事株式会社（THESUITCOMPANY銀座本店）でカジュアルウェアやオーダースーツ部門をメイン担当として接客販売を行っていました。2年半ほど勤務した後キャリアチェンジを決意し、株式会社マイナビワークスへ転職。「マイナビクリエイター」という主にWeb、IT系特化の中途採用エージェントサービスにて、エンジニア領域をメインに担当しながらキャリアアドバイザーとリクルーティングアドバイザーとして業務をしました。

Another worksにジョインしたのは2022年4月。Wantedlyを通じて人事の吉川さんよりスカウトが届いたことがきっかけでした。

当時転職に対する熱はそこまで高くなかったのですが、職業柄求人を目にすることが多く、届くスカウトはすべて見ており、面白そうな会社だなと思ったことがきっかけでカジュアル面談に進むことにしました。

当時は「転職するのであれば、カスタマーサクセス！」という思いから面談をしたところ、まさかの充足で終了（笑）

しかし、カジュアル面談で吉川さんから「フィールドセールスで選考を受けないか？」という提案を受け、選考に進むことを決意しました。

直感で「Another worksって良さそう！」と思ったことも選考に進むことを決めた要因ですが、当時27歳で、「飛び込むのであれば会社の理念に共感し、ベンチャーのようなチャレンジが必要な状況で働きたい。」と考えていたため、その後の内定をいただいた際も何も迷うことなく、即決で承諾をしました。

▼メンバー歓迎会での1枚

フィールドセールスで培った経験が昇格の糧に

入社前はカスタマーサクセス職しか考えていなかった私ですが、Another worksの一歩目として複業クラウドのフィールドセールスを経験できたことが、現在の自分を作っていると感じています。

というのも、まだまだ複業浸透ができていない世の中に対して、新しい手法である複業や「複業クラウド」導入を提案することの難しさがむしろ私のなかでやりがいになっていたことが今でも鮮明に覚えているからです。当時はフィールドセールスの難しさを感じ、実際初受注も他の社員よりも遅く、悔しかった記憶があります。ですがその悔しさをばねにして頑張れたのは、当時も今も変わらずに根付いている、Another worksのValueのおかげだと思っています。

特に私の好きなValueは【#2 +1%明日が今日を超える】です。当時、「今日できなかったことを、明日は少しでも良くしていこう。」と毎日ポジティブにPDCAを回せたのは、このValueのおかげでした。

その後フィールドセールスで一定の成果を上げることができた私は、チーム強化をする方針となった、当時のカスタマーリレーション部でアフターセールスとして異動。既存企業の支援はもちろん、すでにご活用いただいているクライアントに対して、更に弊社に期待をいただけるようセールス活動をするチームを立ち上げました。

その後、カスタマーリレーション部と営業部は統合され、「複業クラウド事業部」となり、私はカスタマーリレーショングループのリーダー、マネージャーを経て、2024年11月に執行役員兼カスタマ－リレーショングループの責任者となりました。今回はそこでの成果を評価いただけたことで、事業部全体の責任者を任せていただいています。

お客様に自信を持って提案できるサービス

Another worksではTHE MODEL型を導入し、マーケティング、インサイドセールス、フィールドセールス、カスタマーリレーションと4つのグループで構成されています。なお、各グループには複業としてご活躍いただいている仲間もいます。

おかげさまで機会をいただいた商談、ご期待いただいた受注すべてに感謝できるような組織だと感じています。

もちろん適切なフィードバックはお互いのチームで行っていますが、THE MODEL型だとよくある「互いのチームがバチバチするのではないか？」というような懸念はありません。セールスとカスタマーサクセス、どちらも経験している私がいるからこそ、コトに向かわないような言動は生まれないチームだと自負しています。

また、「複業クラウド」は、複業したい個人（タレント）と企業や自治体を繋ぐ総合型の複業マッチングプラットフォームとして、中間マージンなどの費用が発生しない業界でも珍しいプロダクトです。「複業クラウド」を通じて、多くの企業の課題解決をしてきた事例がありますので、全員が自信をもってご提案をすることができています。

私が入社した時と比べると、Another worksや「複業クラウド」という名前を知ってくださる企業は増えています。

クライアントの課題としてよくある例としては、人員不足のためご相談をいただくケースもあれば、ノウハウ不足を補いたいなど知見をアップデートするようなニーズも有ります。最近ではAI活用のノウハウを学ぶために、社内に複業タレントを参画させて事業推進させる企業も増えてきました。

しかし、私としては、まだまだ複業の浸透はできていないと感じています。

複業タレントとどのように関わればいいのか、どのような業務を任せればいいのか、正社員じゃないと難しいと感じる。などという声をいただくケースも少なくありません。

そのような企業様にどのように複業の良さを感じていただけるか、ご契約後ギャップ無く複業タレントの登用を進められるかを常に考えながら行動をしているメンバーがいます。とても難しいことですが市場を開拓しているやりがいがあり、自分たちが好きなプロダクトだからこそ自信をもってご提案ができるという声も部内から良く上がってきています。

時にはご提案を断られるケースもありますが、「複業の社会実装を実現する」ために足を止めないメンバーがいるのが、複業クラウド事業部です。

▼カスタマーリレーショングループ達成会

複業クラウド事業部部長としてのこれから

私の中では何パターンもの組織図を描いていますが、基本的には市場と自社のフェーズにあった組織を作っていくつもりです。

例えば、私が責任者をしていたカスタマーリレーショングループでは、一気通貫のカスタマーサクセス支援を実施しておりましたが、直近ではオンボーディング機能とセールス機能を分業にしました。

理由は、支援の効率化と複業リテラシーの向上のためです。

嬉しいことに複業タレント登用がはじめてという企業様のが増加してきました。率直に複業市場が拡大したと実感すると同時に複業リテラシーをアップデートさせていく必要性を強く感じました。企業様の複業リテラシーを上げるために、あえて支援と営業を分け、お客様の満足度を向上させることにより力を入れるべきだろうと、そしてその満足度が採用成功やサービス契約の更新に繋がると仮説を立てたのです。実際、予想は的中し、採用成功率と更新率の向上に繋がりました。

上記はほんの一例ですが、このように市場の変化と組織の状態を見て、複業クラウド事業部の組織は変更をしていく予定です。

また、経営企画室が担う新規事業「プロウィズ by 複業クラウド（以下、プロウィズ）」との連携を強化をしています。

(プロウィズについては、室長の近岡の記事を是非見てください！)

「複業クラウド」だけでは企業様の経営課題や事業課題をすぐに解決しきれないことがあります。プロジェクト支援を複業タレントとともに実施したり、プロ人材をご紹介するサービスを展開している「プロウィズ」だからこそすぐに解決できる課題があるのです。

例えば、営業組織を強化したいというニーズがあった際に、「プロウィズ」では営業戦略のコンサルティングと営業実務を実施する2名以上の複業タレントをご提案します。

営業戦略のコンサルティング業務においては「プロウィズ」が抱えるプロ人材と共に支援を実施し、営業実務においては「複業クラウド」から活躍いただける複業タレントを探し、ご支援をすることができるのです。

プロ人材を「プロウィズ」を通じてご紹介し、より早く、より高いマッチング精度を実現することができます。また、複業タレントとのコミュニケーションに不安を感じる企業様には、あえて弊社が介入することによりメリットを感じていただくこともあります。

このようなニーズが増加しご満足をいただいているケースが増加しているため、今後は複業クラウド事業部は「プロウィズ」と掛け合わせたお客様にとっての最適なご提案を通じて課題解決を行っていきます！

▼代表大林とのディナーでの1枚