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こんにちは!TDCX Malaysia採用担当の川地です。
今回は、私が“候補者としても”“採用担当としても”面接に関わってきて強く感じたことをお話ししたいと思います。
■ 日本と海外、面接のスタイルの違い
日本と海外の面接を経験してきて特に感じるのは、 「質問の方向性」と「コミュニケーションのあり方」の違いです。
● 日本の面接
- 未来の話や「もし~だったら?」という If質問 が多い
- 企業側と候補者に暗黙の上下関係が生まれやすい
● 海外の面接
- これまで実際に「何をしてきたか」にフォーカス
- 面接官と候補者がより対等な立場でディスカッションし、マッチ度を判断する
この違いがあるからこそ、
「ディスカッションなんだから、普段の自分を話せばいい。準備はいらないのでは?」と感じていた時期もありました。
■ しかし気づいたのは…“面接準備はめちゃくちゃ重要” という事実
候補者の面接をオブザーブしたり、自分自身が面接に参加したりする中で、 はっきりと確信しました。 面接準備は不可欠。むしろ、準備がある人ほど面接で強い。
理由は3つあります。
■ 面接準備が重要な理由
① 日本語と英語では「伝わる文章構成」が違うから
日本語は背景 → 文脈 → 結論
英語は結論 → 理由 → 具体例
英語圏の面接を日本語的な構成で話すと、結論が不明確に見えるため評価されづらいんです。
② “何をしてきたか” を数字で説明できると圧倒的に強い
海外の面接は特に成果を明確化します。
どれくらい改善したのか?
何名のチームを率いたのか?
KPIのターゲットがいくつで、どれだけ達成したのか?
こうした「数字」があるだけで説得力が段違いに上がります。
③ STAR法で話すために、事前に振り返りが必要だから
海外の面接では必ずと言っていいほど STAR法(Situation / Task / Action / Result)で経験談を聞かれます。
その場では思い出せなくても、
準備していれば整理された“伝わる経験談”として話すことができます。
■ 準備は“後悔しないためのツール”
面接は、お互いのことを知り合うための場所で、対等なコミュニケーションの場でもあります。
だからこそ、後から
「あの時こう言えばよかったな」
「本当はもっと伝えたいことがあったのに…」
とモヤモヤしないように、ゆっくり自分の経験を振り返っておくのがおすすめです。
少し準備するだけでも、自分の言葉で自然に話せるようになりますし、
面接の結果だけでなく “自分のキャリアの整理” そのものに繋がっていきます。
弊社では面接準備についてもサポート可能です。お気軽にご相談くださいませ!