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エンジニアインタビュー【vol.27】「夢はあなたから逃げない」: ReactからAWSへ、未踏のキャリアチェンジを実現したエンジニアの軌跡
「やりたいことがあるなら、這いつくばってでも挑戦する」。
今回インタビューにご協力いただいたのはエンジニアのMさん。
Mさんのキャリアは、決して一直線ではありませんでした。多様な経験を経てたどり着いたMarvelで、Reactを使ったフロントエンド開発から、AWS中心のクラウドインフラ構築へと転身。Marvelでも前例のないキャリアパスでありながら、自分の意志を貫き、成長のチャンスを掴んできたMさん。切り拓き、挑戦を続けるMさんに、多様な経験を経て見つけた「自分の居場所」について話を伺いました。
- クラウドエンジニアやインフラエンジニアに興味がある方
- 自分のキャリアや働き方に迷いがある方、今後の方向性を模索している方
- 新しい技術や分野に挑戦したいと考えている方
- エンジニアのリアルなキャリアストーリーや現場の声に触れたい方
- これからのキャリアに一歩踏み出す勇気が欲しい方
- そして、エンジニア職に限らず「自分らしい働き方」を考えたいすべての方
そうでない方も、ぜひ最後までご覧ください!
目次
エンジニアインタビュー
自身のキャリアを模索し続け、ようやく見つけた自分の道
──Marvel入社前のキャリアを教えてください。
──Marvelへ入社されて3年目となりますが、キャリアチェンジを実現できているという実感はありますか?
React(開発エンジニア)からAWS(インフラエンジニア)へ異例のスキルチェンジを実現した背景とは
──現在参画しているプロジェクトの概要を教えてください。
──プロジェクト内ではどのような業務を担当されていますか?
──1日のスケジュールを教えてください。
──React(開発エンジニア)からAWS(インフラエンジニア)へのキャリアチェンジにおいて大変だったことはありますか?
──案件参画のチャンスを掴み取るために、ご自身で行っていたことや、面談で意識されたことはありますか?
──キャリアチェンジをされて改めて感じるクラウドエンジニアの魅力はどこですか?
──エンジニアとしての目標や理想のキャリア像はありますか?
──ズバリ、Marvelの良いところは?
──休日の過ごし方やリフレッシュ方法を教えてください。
読者の皆さまへメッセージ
──インフラエンジニアを目指す人へのアドバイスをお願いします。
エンジニアインタビュー
自身のキャリアを模索し続け、ようやく見つけた自分の道
──Marvel入社前のキャリアを教えてください。
新卒~様々な業界を経験
Mさん:実は、適性のある仕事がなかなかわからず、現在までに多様な業界を経験しました。最初は旅行業界でネット広告の営業を担当していましたが、元々興味を持っていた漫画やアニメといったエンタメ業界とは異なる分野だったため、4年目を迎える頃には仕事へのモチベーションを維持するのが難しくなっていました。その後は「やりたいことを優先しよう」と考え、ゲーム会社でディレクション業務に挑戦。しかし、会社の経営状況が悪化してしまい、やむなく早期退職となりました。
転機となったのは、ウェブ分析の仕事を通じて開発職の方々と出会ったことです。私は主にレポート作成を担当していましたが、エンジニアの方々と接する中で「自分に合っているのはこの分野かもしれない」と感じ、エンジニアを目指すことを決意しました。
エンジニアとしてのキャリアのスタートとMarvelとの出会い
Mさん:職業訓練校でAndroidアプリ開発を学びました。当時はJavaが主流で、Kotlinはまだ普及前でしたが、ここでプログラミングの基礎を習得しました。訓練校では成績優秀者に選ばれ、実際に一社での開発経験も積みました。その後はフロントエンド領域に興味を持ち、Reactなどのモダンフレームワークも独学で習得しましたが、前職では経験のあるJava開発を求められることが多く、希望する技術スタックで働く機会に恵まれませんでした。
そんな中、転職フェアでMarvelと出会い代表の河畑さんとお話をしたうえで、ここでなら自分が希望するモダンなフレームワークでの実務経験を積むことができるのではないかと思い入社を決意しました。
──Marvelへ入社されて3年目となりますが、キャリアチェンジを実現できているという実感はありますか?
Marvel入社後、Reactのフロントエンド開発からAWSのクラウド開発へ
Mさん:明確にあります。入社後、希望していたReactを使ったフロントエンド開発のプロジェクトに参画でき、実際に手を動かしてみることで、自分の得意・不得意がより明確に見えてきました。正直なところ、プログラミングが自分にとって向いていないのではないかと感じる時期もありましたが、その経験があったからこそ、次のステップとしてクラウド領域、特にAWSに挑戦したいという気持ちが生まれました。開発エンジニアからクラウド専業のエンジニアと、未経験領域への挑戦という点では、大変わがままなお願いをしている自覚もありましたが、その思いをキャリア管理部や営業部に相談したところ、私の挑戦を後押ししてくれ、クラウド関連の案件にチャレンジできるチャンスと環境を獲得することができました。
渡邊:たしかに、実務経験がない中での挑戦において、そのチャンスの機会を創出する営業メンバーの営業力も大きくかかわっていますね。特に今回のキャリアチェンジ例はMarvelでも前例のない事例であり、より双方の努力あってこその実現だと実感します。
Mさん:キャリアチェンジを実現した今、自分にとってこの道で正しかったと思いますし、地に足がついてると実感しています。ようやくこの道で生きていこうと思えるような道をみつけました。
渡邊:自身のキャリアへの自信をもつことができる。羨ましいです!
React(開発エンジニア)からAWS(インフラエンジニア)へ異例のスキルチェンジを実現した背景とは
──現在参画しているプロジェクトの概要を教えてください。
Mさん:現在は、大手消費者金融会社様向けの金融系業務システムのクラウドネットワーク構築プロジェクトに参画しています。具体的には、業務システムそのものではなく、システムが安全かつ効率的に稼働するためのクラウド基盤の構築を支援しています。
──プロジェクト内ではどのような業務を担当されていますか?
Mさん:私が参画したタイミングでは、詳細設計工程がほぼ完了していましたが、残っていた設計作業にも携わりました。その後、テストケースの作成を担当し、インフラ構築フェーズではTerraformというインフラ構成管理ツールを用いて、ネットワークやサーバーなどの環境を実際に構築しました。構築後は、単体テストや総合テストを経て、本番環境への移行作業まで一貫して担当しています。
──1日のスケジュールを教えてください。
Mさん:始業は9時からです。9時半から全体ミーティングが始まります。12月以降はトラブル対応が続き、ミーティングが長引くことも多く、時には11時ごろまで話し合いが続くこともあります。お客様との打ち合わせがある場合は短縮されますが、基本的にはその日の課題や進捗をしっかり共有しています。午後は専用のチャットルームに入り、メンバー同士で声をかけ合いながら定時の18時まで集中して業務に取り組みます。
渡邊:ミーティングには何名程参加されるんですか?
Mさん:20名程度です。
渡邊:20名規模でのミーティングは確かに時間を必要としますね…!
──React(開発エンジニア)からAWS(インフラエンジニア)へのキャリアチェンジにおいて大変だったことはありますか?
Mさん:AWSの知識だけでなく、Linux関連の専門的な知識やコマンド、さまざまな業界標準ツールなどの構築・運用の知見も求められます。それらをいち早く使いこなす必要があること。さらに、アプリ側で働いていたときとネットワーク側での働き方や考え方には、共通点もありますが違う部分も結構あり、それらの点で戸惑うことがありました。 また、これはエンジニアへのキャリアチェンジにおいて感じたことですが、「最初からできて当たり前」という態度で接してくる人が多い印象はあります。私は「自分が自転車に乗れなかった頃のことを忘れてしまう自転車乗り」のようだと感じています。「なぜ乗れないの」と言ってしまう人が少なくありません。 考え方や仕事の仕方によっては厳しい評価を受けることもあります。最初は戸惑いましたが、もともと難易度が非常に高いキャリアチェンジであることは覚悟していましたし、自分がやりたいと決めたことなので、辛くても前に進む気持ちで取り組んできました。
渡邊:なるほど、技術面だけでなく、文化や考え方の違いにも適応が必要だったのですね。「自転車に乗れなかった頃を忘れる」というたとえが印象的です。
Mさん:ただ一方で、現在参画している案件では、「まずは自分で調べる」という姿勢はエンジニアであれば当然求められますが、インフラの作業では「再鑑」と呼ばれるダブルチェックの仕組みがあり、作業者と再鑑者が手順書をもとに確認し合いながら進めます。これにより、コマンド操作や設定ミスを防ぐことができ、チームでサポートし合う体制が整っていると感じます。コードレビューなど厳しい指摘を受ける場面もありますが、インフラ構築作業においては上記のチーム体制となることが多く、メンバーで協力しながら進める傾向が強いと思います。
AWSやインフラの実務経験がなかったところから実際に案件に参画できた背景には、Mさんの面談パフォーマンスも大きく影響していると思います。
──案件参画のチャンスを掴み取るために、ご自身で行っていたことや、面談で意識されたことはありますか?
Mさん:実務経験がない中で案件に参画するためには、面談では、未経験であることを隠さず、ただ自分がこれまでに積み上げてきたことを正直に、かつ自信を持って伝えることが大切だと考えていました。まずは、AWS認定資格を取得し、最新の知識を身につけていることをアピールしました。また、AWSには無料で利用できる枠があるため、実際に自分で環境を構築し、手を動かして学んだ経験も積極的に伝えました。
渡邊:自己学習内容を的確に具体的に伝えることが重要なんですね!資格は何を取得されたんですか?
Mさん:ソリューションアーキテクトアソシエイト(SAA)を取得しました。
──キャリアチェンジをされて改めて感じるクラウドエンジニアの魅力はどこですか?
Mさん:クラウドエンジニアの魅力は大きく二つあります。一つは、作業の仕様上チームでの連携体制が比較的整っていること、困ったときも一人で抱え込まずに済む場面が多いと感じています。 もう一つは、インフラ領域、特にAWSのようなパブリッククラウドサービスでは、プロジェクトごとにゼロからすべてを覚え直す必要が少なく、これまでの経験や知識がしっかり活かせる点です。もちろん新しい技術やツールが登場することもありますが、基本的な仕組みや作り方には共通点が多く、実務で積み上げたスキルが自分の武器になっている実感があります。
渡邊:応用できるスキルが身に付いてるなという実感を得られるのは素晴らしいですね!
──エンジニアとしての目標や理想のキャリア像はありますか?
Mさん:まずはクラウドエンジニアとして、どんな環境でも通用する実力を身につけたいです。クラウドエンジニアとしての経験はまだ2年ほどですが、さらに経験を積み、AWSを中心に専門性を深めていくつもりです。 また、IT業界は自分で学ぶことが求められますが、私は教えることも得意なので、後輩の育成や技術の普及にも貢献したいと思っています。例えば、AWSのテクニカルエバンジェリストのような、企業やエンジニアコミュニティに向けてクラウド技術の魅力や活用方法を発信し、業界全体の発展に寄与できるキャリアにも関心があります。 こうしたポジションは高い専門性や経験が求められるため、今はまず現場での経験とスキルアップに努めます。
渡邊:いいですね!!!まずは経験を積み、ゆくゆくは発信したり教える立場も視野に入れているという目標、素晴らしいです!!
Marvelの中でも古参メンバーであるMさん。
──ズバリ、Marvelの良いところは?
Mさん:いい意味で「好き勝手できる」、自分のやりたいことに積極的に挑戦できる自由さですね。正直、いろんな会社を見てきたからこそ言えるんですけど、まだ成長途中の会社なので、制度や情報共有の面で改善の余地は感じます。でも、やりたいことを力強く叫べば、ちゃんと応えてくれる人がいると感じています。
渡邊:なるほど。自分のやりたいことをしっかり伝えれば、実現に向けて可能な限り会社全体でサポートしようとするカルチャーがありますね。
──休日の過ごし方やリフレッシュ方法を教えてください。
Mさん:実は私、お酒が結構好きで、上野のアメ横や立石あたりに昼から飲みに行くことが多いです。アメ横では外国の食材など面白いものがたくさんあって、ぶらぶらしながら飲み歩くのが楽しみですね。
あとは、大人になってからハマったのがメカニカルカメラ、つまり機械式のフィルムカメラです。電子部品を一切使わず、レンズが二つ付いた二眼レフという古いタイプのカメラで、これで写真を撮るのがリフレッシュになっています。
渡邊:一眼レフしか知らなかったです!
Mさん:露光とかは変えられてもシャッタースピードとか変えられないタイプのものなので、レトロな写真が撮れるんですよ。
(向井さん愛用のカメラ📸)
読者の皆さまへメッセージ
──インフラエンジニアを目指す人へのアドバイスをお願いします。
Mさん:一言で言うなら、「夢はあなたから逃げません。逃げるのはいつもあなたの方です」。本気でやりたい、掴みたいと思うなら、這いつくばってでも挑戦してほしいです。自分の可能性を狭めるのは他人ではなく、自分自身なんです。
たとえば、子象に首輪をつけて育てる話があります。大人になって力がついても、首輪が外れないと思い込んで外そうとしなくなる。でも、実は簡単に壊せるのに、自分で限界を決めてしまっているんです。
もう一つ、電気の柵で囲われた馬の話もあります。最初は逃げようとしても感電して諦めてしまい、柵が壊れても動こうとしなくなる。これも「できない」と思い込むことで、自分の行動を制限してしまう例です。
私自身、AWSにキャリアチェンジする時に「無理だ」「できない」と言われたこともありました。でも、そうした声に負けず、「なにくそ」と前に進む気持ちが大切です。本当にやりたいなら、どんな状況でも諦めずに挑戦し続けてください。自分の可能性を信じて、一歩踏み出す勇気を持ってほしいです。
Mさんのキャリアは、決して一直線ではありませんでした。多様な経験を経てたどり着いたMarvelで、未経験領域への挑戦を実現し、今ではクラウドエンジニアとして自信を持って歩みを進めています。
「夢はあなたから逃げません。逃げるのはいつもあなたの方です」──Mさんの言葉には、挑戦を続けてきたからこその説得力があります。「挑戦を応援してくれる人がいる」そんなMarvelのカルチャーの中で、自分の意志を貫き、成長のチャンスを掴んできたMさん。エンジニアとして、そして一人の社会人として、これからも新しい可能性に挑戦し続ける姿勢は、多くの人に勇気を与えてくれるはずです。
キャリアに迷う方、次のステップを模索している方にとって、Mさんのストーリーが一歩踏み出すきっかけとなれば幸いです。
この記事を読んで「自分も新しい挑戦をしてみたい」と感じた方は、ぜひMarvelの採用情報もご覧ください。私たちは、あなたの意欲や成長を全力で応援・サポートいたします!