こんにちは、医療と介護をつなぐドクターメイトの岡本です!
ドクターメイトは、いつでも介護関係者のそばに医療がある安心をお届けするため、日中医療相談、夜間のオンコール代行サービスや専任の精神科医による精神科療養指導のほか、介護スタッフ向けの教育支援ツールを提供している会社です。
今回お話を伺ったのは、インサイドセールスとして活躍する新卒1年目の野田美紗希さん。大学では醸造学を専攻し、酒蔵への就職を目指していた野田さんがなぜ介護の仕組みづくりに挑み、どのように日々を歩んでいるのか。自ら考え実践してきたリアルな工夫と成長を伺いました。
仕組みで社会課題を解決するため介護業界へ
自己紹介をお願いします!
野田美紗希と申します! 今年の4月からドクターメイトに入社した新卒1年目です。去年の8月からインターンとして勤務しており、そのときは採用広報に関わっていました。今はインサイドセールス※として毎日お仕事しています!
インサイドセールスは信頼を築き、商談へと繋ぐマーケティングとセールスの架け橋のような存在です。
※インサイドセールス:電話やメールで潜在ニーズを丁寧に拾い上げ、最適なタイミングで質の高い情報を提供し、関心度が高まった見込み客をセールスに引き継ぎ、成約に繋げる役割。
元々は営業チームに配属されて商談の独り立ちに向けた練習や資料作成などをしていたのですが、全社横断で始まった短期の電話営業プロジェクトに参加した際に結果につながったことをきっかけにインサイドセールスの配属となりました。
約2ヶ月半、電話営業の業務に集中的に取り組んだところ、少しずつ結果が出てきています。
介護事業を選んだ理由を教えてください
きっかけは、大学時代の部活動にいたヤングケアラーの後輩との出会いです。
もともと彼女は入学前から試合を見に来てくれるくらいラクロスに熱意を持ってくれていたのですが日々の介護との両立が難しいという理由で部活動をやめてしまって。介護の負担に直面したことで、ラクロスを続けるという選択肢が失われてしまった事実に、当時の未来の可能性を思うと悲しさと悔しさを覚えました。
そのときに、高齢化が進む日本社会では介護を必要とする人が増え、それに伴いヤングケアラーも増えていくのではないかと思ったんです。それで、「介護があるから」という理由でやりたいことを諦める若い人を減らしたいという願いから、介護業界を志すようになりました。
私はもともと大学で醸造学を専攻していたので、卒業後は泡盛の酒蔵で働くことを考えていたんです。だからその(ヤングケアラーの)後輩との出会いがあるまでは、まさか自分が介護業界で働くことになるとは思っていませんでした。
ドクターメイトを選んだ理由は何ですか?
ヤングケアラーの後輩との出会いがあったので、「介護に関わる人もそうでない人も、みんなが最大限の可能性を発揮して生きていける社会にしたい」という思いが強く、介護の仕組みづくりに取り組んでいる会社を探していました。
でも自力ではなかなか見つけることができず、半ば諦めかけていたところで、ドクターメイトからスカウトが届いたんです! お話を聞いてみると、まさに私がやりたかった「介護業界の課題を仕組み創りで解決していく」を実践している会社で。もうこれは絶対ここしかないと思いましたね(笑)。そして、他で受けていた酒造メーカーではなく、ドクターメイト一本で入社を決めました。
400件の電話で、アポは3。「このままじゃいけない」から始めた工夫と成長
どんなお仕事をしているのか、詳しく教えてください!
特養を中心とした介護施設に電話をかけて、現在の課題を聞きながら商談のお時間(アポイント)をいただく役割です。私たちが獲得したアポイントはセールスチームにトスアップして、営業担当が行うお客様への具体的なご提案に繋がっていきます。ただアポイントを取るだけではなく、お客様の課題を聞きながらお客様のニーズを明らかにしていくのも大切な役割です。
電話で約束を取り付けるだけなら簡単かなと思う人もいるかと思いますが、実はかなり奥深いというか……入社直後に行った、本配属前の架電研修では全然アポが取れなくて……。400件電話をかけて、お話しができたのが50件。取れたアポは3件。正直、悔しく感じました。
お客様の反応が薄かったり、話を聞いていただけなかったりするたびに、「このままではいけない」「自分のアプローチ方法が間違っているのではないか」と深く悩みました。
その約半年後、プロジェクトで電話営業に取り組むと決まったときには入社後研修での悔しい結果と課題を解消すべく、情熱を持って取り組むことを決めました。
どうやって悩みを乗り越えたのですか?
まず工夫したのは徹底した振り返りです。1件あたり5分程度で終わる電話が多いので、1件終わるたびに振り返り、「こうしたら良かったのかもしれない」と仮説を立てて、次の電話ですぐに試すというサイクルを回し続けました。
宮里さんをはじめとする先輩たちから「振り返りの習慣を大切に、まずは誰よりも量をこなそう」と言われていたので、量なら負けないぞという気持ちで取り組んだんです。宮里さんからは以前「振り返りの仕方がいいね」と言っていただいたことがあって。自分の考えて行動するサイクルを褒めてもらえたことが、純粋にすごく嬉しかったですね。そこから、振り返りをより大切にするようになりました。
そして、自分の電話の録音を聞いて分析しました。その上で、自分のうまくいかなかった音声を先輩に共有して、「こういう時はどう返しますか?」ってフィードバックをもらったり、教えてもらったことを実際の電話で試したりもしました。
あとは一緒に働く内定者インターンの鈴木蓮太朗さんの話し方・話す内容・お客様の質問への答え方を参考にさせてもらいました。彼はまだ大学生なのにすでにしっかりと結果を出していたので、「負けてられないぞ」って思って(笑)。
お客様に断られても、落ち込むよりも「次はこうしてみよう」と次への改善策を考えることに集中していたので、まるで実験をしているような感覚で。この仮説検証自体が楽しくて仕方なかったんです。その楽しさが成長の原動力でした。
次第に能動的な行動もするようになりました。最初は渡されたリストを上から順に電話していたんですが、途中から自分で目星をつけてリストを作って、反応が良さそうなお客様から優先的にアプローチするようにしました。
社内で共有される情報に頼るだけでなく、YouTubeの動画や書籍なども参考に、トップセールスの方や他の会社ではどのようにお客様と会話をしているのかを研究しました。
最初はガチガチに緊張して電話していたけど、だんだんと知識や経験が積み重なって、自然体で会話ができるようになってきて。以前はお客様から「うちは整っているので大丈夫です」と言われたら引き下がるだけでしたけど、今は「そうなんですね! どんな体制で運営されているんですか?」と一歩踏み込んで実態を探りに行けるようになりました。
結果的に1484件の架電で、お話しをさせていただいたのが334件。アポイントは91件獲得するなど、数字でも成長が見えるようになりました。この数字は、まさに試行錯誤と改善の積み重ねの証だと思っています。
成長の中で、意識が変わったことはありますか?
お客様との向き合い方が、大きく変わりました。最初の頃は、どうしても「自分の話を聞いてほしい」って、自分主語で話を進めてしまっていたんです。でも、お客様と接する中で「どうすれば相手のためになるか」を深く考えるようになりました。
今は商談の機会をいただけなくても(アポが切れなくても)そこで終わりにはしません。お客様が抱えている困りごとをヒアリングして、それに対して役立つ資料を送るとか、何らかの価値を提供し続けることを意識しています。サービスに関係なく、力になりたいっていう気持ちで接するようにしているんです。
アポの獲得はもちろん重要なんですが、それはあくまでお客様との関係性を築くための「通過点」だと思っています。
インサイドセールスは、お客様が一番最初に話すドクターメイトの人なんです。だから、その場ではアポに繋がらなくても、「何か困ったことがあったら、ドクターメイトに相談してみよう」って思い出してもらえるような信頼関係を築くことを大切にしています。
自分で考えて動けるから、信頼される存在に。
働いていて、どんな会社だと感じますか?
ドクターメイトには「新人だから」っていう悪い意味でのフィルターが全くないんです。新人・新卒というのも関係なく、自分でしっかり考えて動ける環境だと思います。
研修期間が終わってすぐに色んな業務を任されるようになって、「信頼されているんだな」と強く感じましたし、私も、仕事を待つだけじゃなくて、自分から「こういうことがやりたい」って伝えるようにしていました。上司が私の得意なことや苦手なことを理解した上で、強みを活かせる仕事を任せてくれるのが嬉しかったですね。
実は、私の年は新卒が私一人なんです。最初は正直、「気軽に話せる同期がいないんじゃないか」と不安でした。でも入社してみたら、気軽に話せる先輩がたくさんいて、孤独を感じることは全然なかったです。
むしろ新卒1人だからこそ、先輩たちに囲まれてのびのびと成長させてもらえていると思います。正直、「のびのびしすぎているんじゃないか」と思うくらい(笑)。 若手でも臆せず自由に意見を言える環境があって、どんな意見でも否定されず、まずは聞いてもらえるという安心感がありますね。
未来の後輩へのメッセージ
ドクターメイトはどんな人に合うと思いますか?
成長と社会貢献を両立したい方には、ぜひ挑戦してほしいですね。ドクターメイトは、与えられた仕事をこなすだけでなく、自分自身で成長の機会を掴み、道を切り拓いていきたいという意欲のある人を応援してくれると実感しています。新卒の私も、これだけ裁量を持って挑戦でき、成長できる環境は他にはなかなかないと思います。
例えば書籍購入費用として毎月4000円の補助があり、私は毎月フル活用しています。インサイドセールス関連の本を読んで仕事に対する考え方などを参考にしています。
他には今までセールスの知識しかあまりなかったので、マーケティングの本も以前よりは読むようになりました。DM Booklistという、皆さんのおすすめの本リストがあるので、それを参考にすることもあります。
周りには目標意識が高く、上昇志向の強い方が本当に多いので、「こういうことを知りたいんです」と話すと、皆さん惜しみなくおすすめの本や動画を共有してくださるんです。
自分でしっかり考えたうえで、積極的に「やりたい」と声をあげれば、サポートしてもらえる環境だと実感しています。
就職活動中の皆さんにメッセージをお願いします!
「目標を持って、考えながら行動すること」が、人生を充実させる上でとても重要だと私は考えています。そしてドクターメイトには、それを思いっきり実践できる環境があります。介護業界は未経験でも、学ぶ意欲があれば必ずキャッチアップできます。介護はこれからますます社会に必要とされる、社会貢献度の高い領域です。「仕組みで課題を解決したい」って思っている人には、本当にぴったりだと思います。
ぜひ一緒に挑戦していきましょう! 一緒に働く仲間として出会えるのを楽しみにしています!