学生時代の経験が、ビジネスの世界に目を向けるきっかけに
北海道から上京後、スポーツ推薦で大学のサッカー部に所属し、真剣にプロを目指していた彼。しかし怪我や環境の変化も重なり、思うように競技に打ち込めず、次第に将来への不安が募っていった。そんな折、アルバイト先の先輩から声をかけられたことをきっかけに、学生時代に「ビジネスの世界」へ足を踏み入れることになるが、紹介して報酬を受け取るビジネスに不信感を抱きしばらくしてやめてしまった。
当時の経験を振り返りながら、小野寺はこう語る。
「いい意味で“高い勉強代”を払ったと思っています。物事の本質を見る力を少しずつ身につけられた。世の中には色んなビジネスがあるし、自分で選び取る目線が必要なんだと学びました。」
その経験が、後の人生の方向性を大きく変えていくことになる。
「体一つで挑戦できる世界」営業との出会い
新しい環境に身を置き、自分自身を変えたい——そんな想いの中で出会ったのが、営業という仕事だった。紹介で出会った師匠的な存在の方から、「営業は原価がかからず、自分の力だけで結果を出せる仕事」と勧められたことをきっかけに、彼は通信業界の営業に飛び込んだ。
当時は、住んでいた家を出て、セブンシーズ社の事務所に移り住むという、まさに"背水の陣"でのスタートだったという。
「完全歩合制の環境に惹かれました。正直、何もない自分が挑戦できるのはここしかないと思ったし、自分の可能性に懸けてみたかった。」
その後、事業の拡大とともに正社員としての打診を受ける。会社として通信事業を本格的に展開していくタイミングで、「このメンバーで会社を大きくしていく面白さ」に惹かれ、入社を決意した。
「ありがとう」と「数字」が重なる仕事のやりがい
現在は、通信業社の業務委託営業として、主に店舗に常駐しながら通信費の見直し提案を行っている。3年ほど派遣社員として現場に立ち続けた彼は、日々の接客で大切にしていることについてこう語る。
「第一印象と清潔感。相手にどう映るかって、営業ではすごく大事だと思っている。」
店舗の集客状況により売上の波はあるものの、「ありがとう」の言葉をもらえたときや、自分の努力がダイレクトに成果として返ってくる瞬間に、強いやりがいを感じているという。
入社後に訪れた変化と、会社の魅力
入社前後で最も大きく変わったのは「収入」と「思考」だった。年収は10倍以上に伸び、単にお金を稼ぐという視点から、「自分の未来をどう描くか」「どういう人生をつくっていきたいか」を考えるようになった。
「営業を通じて人間力もすごく磨かれました。会社全体で“どうすれば売れるか”ということを日々考えていて、改善や工夫が自然と身についていく環境です。」
彼が語るセブンシーズ社の魅力は、「若いメンバーが多い中でも、個々が自分の成果にコミットしながら人間的にも成長できること」。売上や契約率に真剣に向き合うカルチャーと、仲間同士で自然に助け合える空気感があると話す。
今後の目標:社会に貢献する挑戦を
現在の仕事に全力を注ぎつつ、彼の中にはさらなる展望がある。
「将来的には独立して、シングルマザーや障がいを持つ方、シニア層など、社会的に不利な立場の人たちに仕事を提供したり、挑戦できる場を作っていきたいと思っています。」
どんな過去も糧にして、自分の道を切り開いてきた彼の挑戦は、まだ始まったばかりだ。