こんにちは。JMACです!
JMACでは、育成に力を入れており、入社1年目の社員に向けた独自の研修プログラム「アカデミー」を毎年実施しています。
今回は、アカデミー期間中に入社1年目の社員がどのように成長していくのか、若手コンサルタントの宮川さん・江藤さんのお二人にお話を伺いました。
印象に残ったプログラムや、成長につながったイベントについて、エピソードを交えながらご紹介します。
アカデミーの年間計画
アカデミーは、入社後4月~翌年の3月まで約1年間にわたって実施され、以下の流れで進行します。
◎4月〜6月 座学研修期間。「JMACについて知る・慣れる」ことが目標。
◎7月~10月 1回目の仮配属。「仕事を知る」ことが目標。
◎11月〜3月 2回目の仮配属。「違いを知る・自分を知る」ことが目標。
仮配属期間中においても、所属している部署のプロジェクトだけでなく、数日程度の特別研修も用意されています。それでは、これらの研修を含め、アカデミー期間中に実施されるイベントについて詳しくご紹介します。
4~6月の座学研修期間
入社後、約3か月間の座学研修期間を通じて、ビジネスパーソンとしての基礎を学びます。この研修では、コンサルタント業務に関連するスキルも習得でき、ロジカルシンキング・議事録の作成・ファシリテーションスキルなどを実践的に学ぶことができます。
――座学期間の中で印象的な研修内容はありましたか?
江藤さん 問題解決研修です。グループに分かれ、ある企業の収益改善策を考える研修でした。初めのうちは、事前の認識あわせが不十分なまま作業を進めたので資料がばらばらになるなど苦労しました。事前のすり合わせの重要性だったり、、役割分担の大切さも学びましたね。
ーーなるほど。他にはどのような研修があるのでしょうか?
宮川さん ファシリテーション研修やタイムマネジメント研修などがありました。タイムマネジメント研修では、時間の価値を高め、効率的に業務を進める方法を学びました。この研修のおかげで、出張が多くなった現在でも、隙間時間を有効活用し、優先すべきタスクを素早く判断できるようになりました。スムーズに業務をこなせるようになったと実感しています。
Pコース(生産現場の改善実践研修)
Pコースの「P」は、「Production」の頭文字からとったもの。実際の製造現場にて、2週間にわたって集中的に行われます。IE手法(工場の生産性を向上させる考え方)を用いて、協力会社の方と一緒に現状分析・目標設定・改善案検討・改善実施の問題解決サイクルを実践します。2週間詰め込みで考え抜き、生産性向上策を提案することがゴールです。
ーーこの研修で印象的だったことや大変だったことを教えてください。
江藤さん なかなか説得力のある改善案が作れなかったことですね。非常にタフな経験でしたが、初めてクライアントに自分たちの成果を発表する機会だったため、コンサルタントとしてだけでなく、社会人としての自覚が芽生えました。
ーーこの研修を通してどのようなものが得られましたか?
宮川さん 現場改善の視点や、地道な活動が成果につながるという学びを得ることができました。また、現場の方々と関わる際に、どのように話を引き出せば本音や課題感を聞き出せるのかを考えるきっかけにもなりました。
江藤さん 限られた期間でアウトプットを出し切る経験を培うことができました。今でも、仕事の基本姿勢に活かされています。
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▲2024年度のPコースの様子
前期仮配属
JMACには、1年目に2つの部署を経験できる「仮配属」という制度があります。前期・後期の2回の仮配属を経て、2年目に本配属が決定される流れです。
ーー前期仮配属では、どの部署に所属しましたか?
宮川さん 組織人事コンサルティング事業本部という部署を選びました。人事制度や組織マネジメント制度の改革、人材開発などに関するご支援を行っている部署です。選んだ理由としては、企業を支える「人」にフォーカスしたコンサルティングに挑戦してみたかったからです。主に、人事制度改定・業務量に応じた適切な人員数を割り出す要員算定・各社の人事が交流する場を提供するHR CAMP・若手研究会の4つの業務に取り組みました。
江藤さん 私は経営コンサルティング事業本部という部署に所属しました。経営戦略やマーケティング、営業などの分野でご支援をしている部署です。私はその中で、営業事務改善や業務改善をテーマにしたプロジェクトに参加しました。
ーーお2人は前期仮配属で、どのような学びを得ることができましたか?
宮川さん 完璧を目指すよりも、まずは70点のアウトプットを素早く作成し、先輩とすり合わせることの大切さを学びました。現在も、他本部に所属しながら人事制度策定に関わっており、各制度を経営にどう結びつけるかを考えられるようになりました。
江藤さん 現場に足繁く通った経験を通じて、現場目線の重要性を学びました。いまは経営者と会話する機会も多いのですが、その際にも現場の視点を忘れずに持ち続けようと意識しています。
Xコース(3日間程度のマーケティング実践研修)
Xコースでは、「Customer Experience(CX)」つまり顧客の視点から新たな発想を生み出し、顧客の体験を変えることで、顧客満足度を向上させる方法を学びます。
ーーXコースで印象的だったことを教えて下さい。
宮川さん チームで取り組む醍醐味や難しさです。三日間という短い期間で、相手が納得できるアウトプットを出すのが難しく、分担と連携を考える必要性を強く意識するようになりました。
江藤さん このXコースはインターン生と一緒に取り組むのですが、インターン生が非常に優秀で驚きました。
ーーXコースから学んだことで、今に生きていることはありますか?
江藤さん CXの発想(ペルソナ設定など)の考え方は独特で、経験することによって視野が広がりました。小売企業とお仕事をする際などにその経験は役立っています。
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▲2023年度のXコースの様子
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▲実際に現場に赴いて調査を行う
後期仮配属
後期仮配属では、前期の仮配属とは違う部署に半年間所属します。
ーー後期仮配属では、どの部署に所属しましたか?
宮川さん R&D事業本部という部署のOCKIユニットを選びました。R&D事業本部とは、企業の研究開発の部門などのご支援を行っている部署で、OCKIユニットはその中でも「制度」ではなく、「人」に向き合うという他にあまりないコンサルティングを行っています。私も体感したいと感じました。主に、現場における成果の最大化を目指すKI活動・自部門の将来像を構想する未来ビジョンワークショップの運営の2つのプロジェクトに参画しました。
江藤さん 組織人事コンサルティング事業本部のHCMセンターに所属しました。宮川さんが前期行かれていた部署です。
ーーこの部署に所属してみて、感じたことを教えてください。
江藤さん 企業の人事制度について、自分で考えたことが採用され、実際に運用される様子を目の当たりにし、自身の責任を痛感すると共に、その面白さを感じました。現在も、HCMセンターに所属し、人事制度改革プロジェクトをはじめ、様々な業務に従事しています。今の業務の土台は1年目の配属期間に築いたものです。
その他(アカデミーC、卒業発表)
アカデミーCとは、毎月、その月に学んだことを他のコンサルタントに発表する機会です。そして卒業発表とは、1年間の学びを総括して発表する場となります。コンサルタントとして活躍するために、どのように経験を学びへと昇華できるかを考えます。
ーーこの卒業発表では、ご自身にどのような変化がありましたか?
江藤さん 資料が分かりづらい場合は、先輩から様々な観点での指摘が入るので、視野が広がり、どのような資料にすれば相手に伝わるかを丁寧に考えるようになりました。
ーー例えばどのような学びがありましたか?
宮川さん 一人前の先輩コンサルタントの前で、自身の経験から得た気づきや学びを発表し、新たな視点から深堀を行い、思考をより深化させることができました。言葉1つ1つの重要性や人に伝えることの難しさと大切さを学びました。現在でも、クライアントの前に立つことが多いため、堂々と意気揚々に話すにはどうすべきかを常に考えさせられています。
1年目の日々を振り返って
ーーアカデミーの1年間を振り返ってみて、どうでしたか?
宮川さん とてもハードな1年でしたが、大きく成長したと感じています。しかし、まだまだ出来ていないことも多くあったため、より早く成長したい想いも芽生えました。
江藤さん 総じて楽しかったですし、コンサルタントとしての土台を作ってくれた1年でした。当時のアカデミー長には非常に感謝しています。
ーー貴重なお話をありがとうございました!
最後までご覧いただき、ありがとうございます!JMACでは、手厚い育成・研修プログラムを用意しており、仕事に不安を感じる方でも安心して成長できる環境が整っています。
現在、説明会やインターンシップの募集を行っていますので、ぜひご応募ください!