技術より、まず人柄?それって本気なの?
「スキルより人柄を重視しています」と聞いて、「それって抽象的じゃない?」「結局“いい人”を採用してるってこと?」と思った方もいるかもしれません。
でも、私たちは本気で「人柄」を最重要視して採用しています。
それは単なる感情論やキレイごとではなく、
これからの時代において必要不可欠な“戦略”だと確信しているからです。
🤖 スキルはAIが学ぶ。人柄は、人にしかない。
生成AIの進化によって、誰でもアプリをつくれたり、UI設計を支援してもらえる時代になってきました。
私たちも業務の中にAIを積極的に取り入れ、開発プロセスやドキュメント生成などを効率化しています。
でも、どれだけツールが進化しても、“誰と仕事をしたか”“どんな空気感だったか”といった体験の質は、最終的に「人のふるまい」がすべてです。
たとえば──
- 納期ギリギリで焦っている中でも、穏やかに対応してくれた
- 小さな不具合にもすぐに気づいて、言葉を添えて報告してくれた
- やりとりの中でちょっとした心遣いを感じられた
- 感謝や謝意がちゃんと届く関係だった
そういった「行動と言葉」が、仕事の満足度や信頼感、リピートの理由になります。
生成AIは技術や構造を模倣できます。でも、信頼や余白を生む“人としてのふるまい”は、AIには再現できません。
私たちは、エンジニアこそが体験(UX)を届ける存在だと本気で考えています。
だからこそ、Arkthでは「技術力」だけでなく、「どんな姿勢で関わるか」を大切にしています。
🧑💻 エンジニアもUXを提供する存在です
UX(ユーザー体験)というと、UIの美しさや操作のしやすさが注目されがちです。
確かに、エンドユーザー向けのサービスでは、画面や導線、ボタンの配置が体験の大きな一部を担っています。
でも、toBの現場やチーム内では、“人柄”そのものがUXになることもあると、私たちは考えています。
たとえば──
- 担当者の返答が誠実かどうか
- 困ったときに「大丈夫ですか」と一声かけられるか
- チーム内で気遣いや配慮のあるコミュニケーションができるか
- 小さなズレや違和感を、ちゃんと拾いにいけるか
こういった日々のふるまいが、プロダクトの外側にある「体験の質」を決めていると思うのです。
だからこそ私たちは、
「何をつくるか」だけでなく、「どう届けるか」「どう関わるか」までを考えられる人と働きたい。
エンジニアも、営業も、全員がそれぞれのUXを持ち寄ってチームをつくっている──
そう思える人が、今の時代に本当に信頼されるプロフェッショナルだと信じています。
🌱 私たちが「人柄」を重視する理由
人柄はその人の素養だけでなく、環境によって育まれるものです。
心理的安全性の高いチームに、人柄の良いメンバーが加わると、
人は自然とまっすぐに仕事と向き合えるようになります。
そして、そこから始まるのが私たちの考える**“成長のスパイラル”**です:
- チームのコミュニケーションが円滑になる
- 社内政治や人間関係に消耗せず、自分の仕事や自己研鑽に集中できる
- その結果、個人のスキルとパフォーマンスが加速度的に上がっていく
- そのアウトプットが社外から高く評価される(=技術力への信頼)
- 会社の信用が高まり、より良い案件やクライアントと出会える
- さらに新しい優秀な人材が惹かれ、良い人が集まる
このように、「人柄」から始まったスパイラルは、最終的に技術力や会社の成長にも直結していくのです。
もちろん私たちは「人柄さえあれば技術はいらない」とは思っていません。
実際、私たちはクライアントから高い技術的信頼を得ている会社です。
でもその土台を支えているのは、
安心してまっすぐ取り組める文化、そして愚直に学び続けられる環境だと考えています。
⚠️スキルが高くても、チームを壊せばマイナス
どれだけスキルが高くても、
チームの信頼や空気を壊す人がいると、全員のパフォーマンスが落ちます。
その人自身は成果を出してるように見えても、
周りの連携が崩れ、余計なストレスやリカバリが増えて、
結果的にチームとしての成果は損なわれてしまいます。
いまは、学ぶ意欲さえあれば、
技術や知識はツールや環境で後からいくらでもキャッチアップできる時代。
だからこそ、私たちは「何ができるか」よりも、
**「どんな姿勢でチームに関われるか」「アップデートし続ける力があるか」**を一番大事にしています。
🛠️ “ファースト”なのはエンジニアだけじゃない
「エンジニアファースト」。
一時期よく使われた言葉ですが、私たちはそこに強い違和感を抱いています。
「コミュニケーションが苦手かもしれないから配慮しよう」
「技術以外は巻き取ってあげたほうがいい」
そんな“優しさ”のようなスタンスには、どこか見下したようなニュアンスが含まれていると感じてしまうのです。
でも、いまのエンジニアは特別扱いされる存在ではありません。
適切に主張し、対話し、ビジネスやお金の感覚も持ちながら動けるプロフェッショナルです。
だからこそ、あえて「ファースト」と掲げる必要はないと私たちは考えています。
私たちは、営業も人事も企画も経理もエンジニアも、すべての職種がフラットに関わり合い、
共に育っていける関係性を大切にしています。
そして弊社のエンジニアは、クライアントとも尊敬し合いながら対等にやりとりし、
ユーザーや課題の解決を最優先に考えることを、ごく自然な前提としています。
本質的な価値に向き合う――それが、私たちのスタンダードです。
🏡 心理的安全性と、まっすぐなチーム
私たちは、「心理的安全性」と「健康第一」を大切にしています。
社内政治や自己防衛にエネルギーを割かず、純粋に課題解決と技術に集中できるチームでありたい。
10年かけて少しずつ作ってきた文化は、
上下関係に関係なく「ありがとう」「すみません」が自然に飛び交い、
技術的にも人間的にも信頼できる仲間がそろうチームへと育ってきました。
ここに、もっと仲間を増やしたいと考えています。
🔍 派手さはなくても、誠実に向き合う
最新の技術も使いますが、評価されているのは
「まず目の前の課題にちゃんと向き合うこと」。
きらびやかさより、実直に一歩ずつ進める姿勢が信頼に変わってきました。
無理に盛り上げたり、華やかに見せたりしなくても、
コツコツと、きちんと積み上げるチームであることに、私たちは誇りを持っています。
💻 ハイブリッドで働く、ちょうどいい距離感
私たちは、リモートと出社を組み合わせた「ハイブリッド型」の働き方を採用しています。
- プロジェクトごとに渋谷のオフィスに集まって定例会
- それ以外の日は基本的にフルリモートOK
- 郊外でペットや家族と暮らしながら働くメンバーも多数在籍しています
私たちがハイブリッドを選んでいるのには理由があります。
フルリモートはとても便利ですが、どうしても細かなニュアンスのズレやすれ違いが蓄積しやすいと感じています。
だからこそ、週に一度でも顔を合わせて会話をする時間を持つことで、対話の精度やお互いの理解が格段に深まり、すれ違いも減っていく。
私たちはそう考えています。
一方で、毎日満員電車で通勤する生活や、職場に近い場所にしか住めない状況は、やはり無理があるとも思っています。
だからこそ、働く場所も暮らし方も柔軟にしながら、信頼や連携はしっかり育てる。
それが、私たちの考える「ちょうどいい働き方」です。
🤝 最後に──この文章に少しでも共感してくれた方へ
「自分はまだまだかもしれないけれど、誠実に働きたい」
「人間関係に消耗せず、まっすぐに技術と向き合いたい」
「チームやユーザーの“体験”まで考えられるエンジニアでありたい」
そんな思いに、もし少しでも通じるものがあれば──
私たちの考え方をゆるく共有させてもらえたら嬉しいです。
そして、その中であなたが大切にしている考えや、感じていること、そこににじむ“人柄”にも触れさせてもらえたらと思っています。
カジュアル面談、大歓迎です。
転職の意思がなくても構いません。
「話してみるだけ」でも、十分に価値がある出会いになると信じています。