こんにちは。フラームジャパンです。
先日弊社代表・飯嶋は「自立した女性」の代表として、コンサルティング企業『DuNiA』様よりインタビューを受けました。
「女性の起業家」……真の意味で経済的にも精神的にも自立している女性は数少なく、なお業界において活躍し、その分野をリードする人物となると、女性ではほぼいません。
飯嶋はその中でも、ヘルスケア業界における女性活躍の第一人者として起業前から広く知られていただけに留まらず、起業してからもより一層多くの女性のキャリア観を拓き、今なおヘルスケア業界のダイバーシティ化をリードしています。
その活躍の広さ、大きさは最早「女性」という枠で見ずとも目を見張るものがあり、今回のオファーへとつながりました。
インタビュー全文はDuNiA様のLinkedInでも公開されています。
フラームジャパンではより多くの方にも飯嶋のインタビューをご覧いただくため、DuNiA様からの許諾を得て、弊社wantedlyにて特別に全文を公開させていただくこととなりました。
自身のことを語ることはこれまでなかった飯嶋の「過去キャリア観」についても言及されている、非常に貴重なインタビュー記事となっています。
この機会にぜひお読みください。
※一部編集をして掲載しております。
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私の自立 ー 過去の振り返り
1.学生時代からの悩み:順風満帆な私
性格が対照的な弟が一人おり、よく助けていました。
いわゆるリーダーシップのある性格で、家族からも頼られていたと感じます。
弟との男女の差は家庭生活を通して感じることはありましたが、それは当たり前であり、違和感を覚えることなく過ごしていました。
当時はまだ、女性が学校を卒業して就職した後に寿退社をすることが王道だったので、私自身も結婚したら専業主婦になるだろうと疑わずにその道に進みました。
振り返れば、悩んだりコンプレックスを意識したりせずに生活してきた前向きな性格だったのかなと思います。
2.どう克服したか?:思考転換した私
専業主婦としての生活に終止符を打ったきっかけとして夫の退職がありますが、この出来事のお陰で自身の人生を振り返ることが出来ました。
もちろん当時は驚きましたし、人生設計が大きく狂ったので、どうしようか悩みました。
でも人を責めることで何も生まれないことに気づき、それまでは夫がいて当然の人生だから専業主婦で良いと思っていましたが、それを機に「たとえ結婚していても、自分だけの人生である」ということに気が付きました。
それなのにこのままの生活スタイルで良いのか?と自分自身に問い、他人に頼りきりの人生ではなく自身の人生に責任を持ちたい、自身で変えていけるものに集中しようと思い始めたのです。
また、これまでの人生では、本気で物事に打ち込んだことがないと後悔が残っていると気づき、初めに就職した仕事も結婚までの間を埋める期間として働いていたため、これを機に本気で働くと思考転換を図りました。
私の自立 ー 夢や目標に向かう為に
1.取り組んだこと:やり遂げる私
本気で仕事をすると決意した後、人事コンサルティング会社に正社員で就職し省庁案件の受託を行う仕事に従事しました。
30歳でマネージャーポジションに就きましたが、当時社内でそれ以上のポジションに就いている女性はおらず、この会社でこれ以上のキャリアアップを目指すには壁があると判断し、制約がない環境で働くためにアメリカの外資系企業に転職しました。
当時は日本での立ち上げのタイミングだったこともあり、ブラック企業のような労働環境であると言われていましたが、成長していくにはそういった環境の方がチャンスも広がっているのではないかと思い就職を決めました。
入社しばらくしてシニアマネージャーになった頃1か月半で130人を採用するプロジェクトの責任者に任命され、プランニング、実行、クロージングまで業界で前代未聞と言われることを一人でやり遂げたことがあり、そこで体現したことが最近「採用マーケティング論」としてかなり流行ってきていますよね。
その時考えた仮説が正しいと証明され実績となり、大手外資系企業でも取り入れられ、現在独立しても、風雲児とか、一人勝ちと呼ばれるようになっています。
その後、女性活躍のプロジェクトに携わりますが、人が主役のプロジェクトであるにも関わらず、一人ひとりにフォーカスできず、離脱してしまう女性が往々にして見受けられ、もっと細やかなフォローができないものかと考え始めました。
そして、一つの方法として起業することを検討したのです。
女性活躍にフォーカスした企業は、ヘルスケア業界に置いて他に例を見ないこともあり、従来通り仕事として成り立つか不安はありました。
しかし、当時プロジェクトに携わっていた方々や各方面、様々なレンジから後押ししてくださる言葉に勇気づけられ、女性のキャリア形成において必要な支援をきめ細やかに行うべく、起業を決意したのです。
2.私の充実感は何か?:人に左右されない私
お金をもらう以上、100点で仕事をこなすことは当たり前です。
私は仕事に対し、自ら150点のゴールを定めそれを達成します。
「この仕事の対する目的は何か?この仕事をすることで得られるものは何か?」
を常に考え、失敗したら取り返しのつかないリスクと隣合わせになりながら150点で達成させます。
人に褒められるために仕事はしていないので、人に左右されることなく仕事に全うできる、これが私の仕事を通した充実感になっています。
私の自立 ー 継続する努力
1.心の努力:アップデートし続ける私
経営者として、最新のマネジメント方法や組織論の情報は常に新鮮にしておくためにアップデートをかけています。
お陰様で大手企業の取引先様も多く、ダイバーシティのプロジェクトも最新の情報がないと組めないので、MBAのコミュニティに参加したりアメリカからの情報を取れたりするように努めています。
得た情報をどう自社に落とし込んでいくかのシミュレーションはいつも行っています。
また、経営者の仲間はとても大事にしており、特定の分野に詳しい人に相談できるような繋がりを構築しています。
2.これからの私:社会貢献していく私
女性の活躍という社会貢献性のある事業を通してどう認知を広げていくか、様々な企業とタイアップして根付かせていくことを主軸に展開を図っていきたいと考えています。
設立して3周年目に入りましたが、目の前の仕事を積み重ね、当社の認知も上がってきていますので、これからも150点のゴールを定めながら、女性のキャリア形成に貢献への質を高めていきます。
私の自立 ー 最後に応援メッセージ:問う私
今までは女性活躍推進のためにハード面「働き方改革」や「在宅勤務」といった制度にフォーカスが当てられ、今後もその動きは続いていくと思いますが、これから私たちがフォーカスすべきなのは、ソフト面「働く意識」の変化であると考えています。
近い将来働く対価は給料ではなくなるかもしれないと思うと、そうなった時に働くことへの意義も変化してくるので、
どうしていくのか?
どう切り拓いていくのか?
を若い世代が早いうちから考え行動することを期待しています。
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