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蓄電池製造販売会社ショールームオフィス
株式会社パワーエックスのショールーム × オフィスのインテリアデザイン。株式会社パワーエックスは再生エネルギー分野の最前線に立ち、総合的な電力インフラを提供している。 同社の事業には、先進的な蓄電池事業、超急速EV充電器事業など様々な事業が含まれる。 蓄電池の可能性を活用してEV充電ステーションに電力を供給し、さらに世界初の電力輸送専用バッテリータンカー事業の運営を主導している。パワーエックスらしい空間というリクエストをもらい、私たちが大切にしたのは、電気を可視化する「照明」。蓄電池内部に利用されるセルの構成を照明計画に落とし込み、ショールームエリア、トイレ、ミーティングルームなどの主要...
FURNITURE DESIGN
某百貨店の VIP LOUNGE の為にデザインされた家具シリーズ。 同社の歴史、製作をする木工所の技術力をこのLOUNGE に訪れる方に 家具を通して伝えたいとのリクエストをもらった。 同社木工製作所の伝統ある技術力は非常に高く、伝統工芸の域まで達するほどである。 その技術力を生かし曲げ木を特徴とし座る人を優しく包みこむフォルムとした。各アイテムの木部で見せた積層は同社の歴史の重なりをさりげなく伝えている。その名の由来である曲げわっぱのような伝統工芸品のように皆に愛される家具シリーズになることを願う。 尚、今後同社からホームユースとしての限定販売も予定されている。
無為自然ホテル
熱海に新設されるリゾートホテルのFFEデザイン(Furniture, Fixture & Equipment)。建築と内装の計画が既に進行している中で、このホテルに最適な家具デザインが求められた。傾斜地にあるホテルからは森林や海の壮麗な景色を一望でき、まさに他に類を見ない景観を楽しむことができる。家具の位置づけとしては、これらの自然を主役と捉え、訪れる人がここから見える景色を遮ることなく体感できるように、家具を脇役として主役を引き立てる存在にすることを考えた。自然と調和させるのではなく、あえて対比を意識し、家具を直線的で静的な形状で構成することで、整然と佇む家具と景色の間に差異を生み出し...
瀬戸内産業芸術祭
2026年に[px1] 開催される予定の「瀬戸内産業芸術祭」において、2025年1月に岡山県玉野市で行われたモニターツアーの全体展示計画および宮原製作所の展示作品《呼吸する椅子》のデザインを担当。 瀬戸内産業芸術祭は、日本の産業とその背景にある文化を、アートの視点から再解釈・発信することを目的とした芸術祭です。参加企業の工場やプラントを「分散型美術館」として捉え、訪問者が産業の魅力を五感で体験できる場を創出します。全体展示計画では、3つの異なる工場におけるアート表現を、各々の空間特性や文脈を読み解きながら最大限引き出すよう構成しました。たとえば、ナイカイ塩業では、塩のアートをよりダイナミ...
SYMBOLPLUS OFFICE
自社オフィスの改修にあたって、SYMBOLPLUS は「働く場」を単なる機能空間ではなく、思考と創造の基盤として再構築することを試みました。この空間では、木造建築の持つ柔らかな骨格を生かしつつ、化学素材を極力排除し、左官や和紙といった自然由来の素材を中心に用いています。左官には石川県産の赤土を使用し、木材との調和と湿度調整などの機能性を重視。職人による三層の塗り分けにより、用途に応じて質感を調整することで、実用性と審美性を共存させました。また、内部には土佐和紙による障子を多用し、空間に温かみと柔軟性を与えています。たとえば応接室では、障子によって一時的に個室化することでプライバシーを確保...