某百貨店の VIP LOUNGE の為にデザインされた家具シリーズ。 同社の歴史、製作をする木工所の技術力をこのLOUNGE に訪れる方に 家具を通して伝えたいとのリクエストをもらった。 同社木工製作所の伝統ある技術力は非常に高く、伝統工芸の域まで達するほどである。 その技術力を生かし曲げ木を特徴とし座る人を優しく包みこむフォルムとした。
各アイテムの木部で見せた積層は同社の歴史の重なりをさりげなく伝えている。
その名の由来である曲げわっぱのような伝統工芸品のように皆に愛される家具シリーズになることを願う。 尚、今後同社からホームユースとしての限定販売も予定されている。
SYMBOLPLUS
SYMBOLPLUSは、東京と上海を拠点に、空間・インテリアデザインを軸としながら、家具・プロダクト開発やブランディング、展示計画まで領域横断的に手がけるデザインオフィスです。 私たちは、クライアントや対象の環境を読み解き、それらが持つアイデンティティを読み解き、唯一無二の空間として表現することを強みとし、設計から製作、監理に至るまで一貫したディレクションを行っています。 また、設計だけでなく、2026年開催の瀬戸内産業芸術祭では、展示全体の空間構成や宮原製作所のアート作品「呼吸する椅子」のデザインを担当します。 デザインの可能性を広げる取り組みとして、オフィス空間を活用したクローズドイベント「CROSS POINT」も企画・運営し、分野を超えた対話の場づくりにも力を入れています。 今後は、インテリアデザインはもちろんのこと、それだけでなく自分たちからも積極的に発信、表現できる場を作り「空間を超えた表現」にもチャレンジ、追求していきます。