shabellで働く仲間を紹介する members STORY。
今回は、10年以上にわたり人材業界で経験を積んできた印南さんにお話を伺いました。
キャリアアドバイザーとしても、リクルーティングアドバイザーとしても企業や求職者と向き合い、幅広い立場を経験してきた印南さん。その中で見つけた“人を相手にする仕事”の面白さや、やりがいについて語っていただきました。
“人を相手にする”キャリアの原点
——人材業界歴10年以上、shabellは入社5年の古株ベテラン 印南さんですが、冒頭はひとまず、これまでのキャリアを伺ってもいいでしょうか?
まずファーストキャリアは芸能事務所に7年、その後音楽事務所に10年いました。ここら辺は昔の社員ストーリーで話しているから、詳細は割愛しますね(笑)⇒気になる方はこちら
shabell(当時はDiG株式会社)に入社したのは今から5年前。求人の書き方を見て、20〜30代対象なんだろうとは気づいていたけど、前職のキャリアを活かせる業務内容だったのでお気に入り保存していたんです。
するとスカウトが届いて、悩んだけど、社長のファーストキャリアが自分と同じ芸能系だったことや、DiG(ディグ)という社名も、一番最初に勤めた会社と同じ読みだったことに「縁」を感じて選考を受けることにしました。そのまま入社することになって早5年ですね。
ーー元々、芸能から人材にキャリアチェンジしたのには、どんなきっかけがあったのでしょう?
芸能系をトータル17年、がむしゃらに走ってきたけど、人生を俯瞰してみたときに少しやり切った感覚にも近いものがあって、業界を変えるために転職活動をしたんです。
でも、年齢も年齢だし、いいところまでいっても中々決まらなくて、かれこれ半年くらい転職活動をしていたんです。
すると、当時紹介してくれていた転職エージェントのCAさんが、「印南さん、ずっと”人”を相手にしてきたキャリアだから、人材系が向いているんじゃないか」っていってくれたんです。自分でも妙に納得できたので、そのまま飛び込んでみたところ、これがまた楽しくて!
キャリアアドバイザー(CA)として求職者に向き合う仕事も、リクルーティングアドバイザー(RA)として企業側を担当する仕事も経験してきました。
求職者と企業の間で——採用代行で見える新しい面白さとは
——印南さんにとって”人材”を扱う面白さってどんなところですか?
「人」は自分の思い通りにはいかないからこそ、難しい部分も多いんです。
昨日まで「応募したい」と言っていた人が、急に気持ちを変えてしまうこともある。だからこそ、求職者も企業も納得して内定を承諾してくれたときは嬉しいですね。
その後、実際に活躍している姿を見かけると「よかったな」と強く思います。それが本当に何よりのやりがい。
——現在shabellで担当しているRPO(採用代行)業務は、どんな点で新鮮だったり面白さを感じていますか?
人材紹介だと、どうしても扱える求人数が限られるけど、RPOでは幅広い職種を担当できるのが大きな違いかな。これまで経験のなかった分野に携われるのは新鮮ですね。
もうひとつは柔軟さ。人材紹介の場合は、必須条件として経験年数やスキル要件があって、それを満たさないと候補から外れてしまうことが多い。でもRPOでは、「この人は必須条件を満たしていないけれど、こういう経歴やスキルがあるから活躍できるのでは?」みたいな提案がクライアントにできるんだよね。
条件に縛られすぎず、可能性を広げながらマッチングできるのがRPOの面白さだと思います。
——なるほど!条件を外れたところも可能性を提案できる、と同時に求人広告の原稿を作成をする際はボーダーを引くような視点も持たないといけないですよね。その中で意識されていることはありますか?
「わかりやすさ」は大切にしていて。「もっとわかりやすく言い換えるならどうですか?」と聞いて、応募者の幅を広げられるようにしています。
もちろん、経験やスキルが必須な職種もあるけれど、あまり厳格にしすぎると応募者が少なくなっちゃう。反対に、応募対象が広すぎても慎重に選考を進めなければならなくなる。
求人を公開させた後も、日々数字を確認しながら必要に応じて原稿修正を提案していく。
ただ、基本的には原稿の回収やチェックも各営業担当に任せていて、全体の数字を確認しながら指示出しをしています。
今はまだ父のような存在だけど、もっと”仲間”になりたい!
——営業チームには、どのようなことを意識して伝えていますか?
営業担当が「売って終わり」にならないように、「受注後のフォローが大事だ」と常に伝えています。求人原稿についても、必ず担当自身がチェックして「企業の要望がきちんと反映されているか」を確認してもらうようにしています。
「募集が入らないんですけど、どうしたらいいですか?」と聞くのではなく、「こういう改善策を考えたんですが、どう思いますか?」と提案できるようになってほしい。
担当自身が改善提案までできるようになってほしいし、営業メンバー同士でそうした会話が飛び交うようになればいいなと思っています。
——今のやりとりを見る限りは、まるで父と子の関係みたいですね。
そうかもしれないね。
でも息⼦・娘たちには頑張ってどんどん成⻑しちゃってほしい(笑)
「育てる」というより「一緒にやる仲間をフォローする」感覚でいたいんだよね。
——つまり、今後印南さんがやっていきたいこととは?
チーム内で同じ目線でディスカッションできるようになったら、もっと楽しくなると思うんだよね。
上から指示を出すのではなく、営業のみんなが自分の意見や改善案を持ってきて、「こうしてみたらどうですか?」と話し合える関係をつくっていきたいな。
と言いつつ、切り捨てているのではなく、今日もしっかり営業メンバーの動きや学びのハシゴをかけている印南さん。甘やかしはしないけど、とっても愛情深い方なんです。
members STORYでは、引き続きshabellで働く個性豊かなメンバーについて紐解いていきます。
読者の皆さんも、一緒に働きたいと思える仲間をここで探してみてください!