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【コドモンの中の人 Vol.31】一刻も早く、一人でも多く。機能と体験を100倍良くして「子どもの周りの大人」を助けたい

こんにちは!コドモン人事の青柳です。

インタビュー形式で、コドモンの中の人を紹介していく、この企画。シリーズ第31弾は、保育業界に並々ならぬ情熱を持ち、25歳とは思えない落ち着きと常にフラットな言動で、周囲から厚い信頼を獲得しているプロダクトマネージャーの彦坂さんです。

見えた課題を見過ごせない!事業と社会への責任感

---------どんなキャリアを歩んできたのですか?

大学進学前くらいから保育業界に興味を持って、幼児教室の運営や病児保育のマッチングシステムの立ち上げに関わりながら教育社会学を学びました。

子どもの周りの環境に関心を持ったのは、小学校で2回の学級崩壊を経験したことがきっかけだったように思います。当時のクラスでは、家であった楽しい出来事を友達に話しづらい空気があった思い出があります。

今振り返ると、保護者も先生も余裕がないことが原因で起きていたことだったんだろうと思います。子どもの周りの大人に余裕があるか、安定しているかどうかが子どもに大きく影響すると考えるようになったきっかけの出来事でした。

新卒では大手の事業会社に入社し、スマホサイトのUI/UX改善と新規ページ作成の推進を担当していました。そこでは主に、ユーザーに問い合わせてもらうための改善を繰り返していました。

---------なぜコドモンに入社しようと思ったのですか?

実は新卒の時もコドモンのことは調べていたんです。多くの保育ICTシステムがある中で、導入数が多く機能も幅広かったので気になっていました。ただ、その時点でのコドモンの社員数は7名。「少数精鋭の組織に新卒の入る隙はないだろうな……」と思って諦めたのですが、もっと力をつけたらいつかここで働きたいなと思っていました。

転機が訪れたのは入社して8ヶ月ほど経った頃でした。以前関わっていた病児保育システムの企業がイベントを開催する際に「託児スペースで子どもを預かってよ」と言われて引き受けたんです。就職以降子どもと接する機会が少なかったこともあり、子どもたちと過ごした時間は純粋にすごく楽しかったです。

家に帰ったら、同棲している彼女が僕の顔を見て「すごい良い日だったんだね」と言うので、やっぱり自分の居場所は子どもの近くにあるのかもしれないと思うようになりました。

それで、改めてコドモンのことを調べたら尋常じゃなく導入数が伸びていて! 慎重な保育業界で、これだけの変化を起こすというのは心底すごいと思いましたね。(保育ICTシステムで)導入数が1位というのがひとつポイントだなとも思いました。2位以降になるとどうしても1位の動きを見ながらプロダクトを開発していく必要が出てくることが多いと思いますが、1位は本質的な価値にしっかりと向き合って事業の進め方を考えやすいと思い惹かれました。

一方で、これだけの機能を作りながら導入数が爆発的に増えているからこそ「機能の改善、間に合ってないだろうな」と思ったんです。

たくさんの施設が導入してくれているのに、機能改善が間に合わず満足に使ってもらえなくなったら、事業が傾いたり、競合に追い越されたりしてしまうかもしれない。そうして「もう別のシステムに切り替えます!」となったら、現場の先生は操作を覚え直さないといけなくなるので迷惑がかかるじゃないですか。それは許せないと思ったんです。

それで、その懸念が合っているのか確認したいという気持ちがあって応募しました。インタビュー(面接)で眞壁さんに「プロダクトの改善、追いつかないと思うんですよね」と言ったら「本当にそうなんですよ」と言ってもらえて。今後この会社とドメインに起こるかもしれない問題が自分には見えていて、力になれる仕事があるのに見過ごすことはできない!と思い「できるだけ早く入社させてください」とお願いしました。

その後の選考にはコドモンをどうにか良くする気まんまんで挑んだので、落とされたらどうしようって感じでした(笑)。

“ユーザーが本当に求めるもの”を作る

---------入社後はどんな仕事をしてきたのですか?

カスタマーサクセス部でユーザーインタビューなどをしていました。

ユーザーにとっての「成功」やそれまでの「道のり」が社内で定義されていないことに気づいたので、まずはそこの認識を固めてプロダクトにフィードバックできればと考えて動きました。

その後、カスタマーサクセスの目線で機能開発の優先順位を考えて、開発と議論をするようになりました。気づいたら開発メンバーとばかり仕事するようになっていて、7月からプロダクトマネージャーとして開発チームに異動になりました。

---------コドモンにおけるプロダクトマネージャーは、どんな役割なんですか?

「ユーザーとプロダクトの間に立って、開発者とデザイナーが最大の成果を発揮するための準備をするひと」です。絶対に避けたいのは、エンジニアやデザイナーが時間をかけて作った機能が “ 実はユーザーに求められていませんでした、今一番必要なものではありませんでした ” という結果になってしまうこと。それを避けるために本質的な価値を見極めながら、事業としてのバランスを考えていくことが重要だと捉えています。

---------直近ではどんな仕事をしているのですか?

いまやっていることは大きく2つです。ひとつはプロダクト全体の改善開発の優先順位をつけたり、やると決めた案件の仕様を決めること。

もうひとつはシフト管理機能のリニューアルです。「保育施設のシフトってどんなものなのか」というところからユーザーインタビューをして、システムとして必要な要素を考えながら、デザインを作り、現場の方々に触ってもらってフィードバックをいただきながら開発しています。

ほぼ形になってきたので、みなさまにお届けできるところまであと一歩というところまで来ました。リサーチから設計から技術まで、コドモンとして複数の新たな挑戦をしているプロジェクトなので、大変なことも多くありました。早くこの機能をお届けして、シフトを作成されている先生方の業務省力化に少しでもつながればと思っています。

さらに今後は開発周りだけではなくて、マーケティングの部分も見ていきたいですね。プロダクトマネージャーという役割は本来そういうものですし、特に今使ってもらっている方々に、こんな声をもとに作りました、こういうふうに考えて作りましたということを届けていきたいです。

痒いところに手が届く、使い方を教わらなくても見つけていける……。そんな「あ、いいな」が散りばめられたプロダクトにしていきたいですね。

常に追いかけるのは「いちばん大事なこと」

---------働く上で大事にしていることは何ですか?

保育業界とプロダクトにとって「一番大事なことに時間を使えているか?」ということは日々考えて動いています。その時々で必要なことは変わってくるので、やるべきことも変わってくるんですよね。

数ヶ月前は ”組織の成長に伴って体制に大きな変化が起きた開発組織の再構築” がプロダクトを良くする上で最も大事なことでした。ここ最近までは ”プロダクトを安心して使ってもらえるようにすること” が一番大事でしたが、開発陣の踏ん張りで良くなっていく見通しが立ってきたので、今は ”ユーザー課題の解像度を上げるための体制強化” をしています。

デプスインタビューやユーザーテストを実施できるメンバーを社内で増やし、業務の中で先生方が困っているポイントを誤解なくとらえて、ぴったりな機能と体験を提供できるようなチームを目指しています。

これも目処が立ったら、次は ”利用初期の体験をより良くしていくこと” が大事だと思っています。具体的には、施設の方々がコドモンを使い始める際の園児や職員の登録、主要機能の初期設定をよりスムーズに完了させるための動きをしていくつもりです。

みんなが幸せになる日を、1日も早く

---------コドモンでやりたいことはなんですか?

子どもの周りの大人の負担を軽くしたい、というのが一番です。

保育施設の先生たちが長く仕事を続けることができない現実や、保護者の方々が子育てをしていて疲れすぎてしまうような現状を変えていきたいと思っています。

子育ては社会として続いていく大事な営みなので、コドモンがやらなくても誰かが良くしようとする領域だとは思いますが……。現時点では自分たちが「良くなる日がいつ来るのか」を早められるポジションに近いと思うんです。

その日が1年でも早ければ、辞めずに続けられる保育者の方がいたり、余裕を持って子育てできる親御さんが増えたりするんじゃないかと思うんです。その日が来るのが早ければ早いほど、もっと多くの子どもの周りの大人や、その大人達に支えられる子どもたちが幸せになると思っています。

何千人もの保育士さんが「辞めずに続けてみよう」って思えたり、一度現場を離れた方も「復職しようかな」って思えたら、もっと子育てをする上で優しい社会になりますよね。そのためにも急がなきゃ!と思っています。

---------それを実現するために、どんな人に仲間になってほしいですか?

大胆なバランスの取り方ができる人ですかね。

コツコツ積み上げるのは大変ですが、ある意味簡単なところもあるんです。少しずつの改善でたどり着けるところって現状の延長線上でしかなくて、ユーザーから見たときにあまりインパクトがないんですよね。特にコドモンは機能数も多いし、ちょっとずつ変えても「あんまり良くなっていかないね」と思われてしまうかもしれない。

「今より100倍よくするには?」って理想的なところから逆算すると、ユーザーがあっと驚くような全く違う動きも出てくると思うんです。だからこそ、日々の改善に向き合いつつも、長期的な視点を持ってダイナミックに走れる人と一緒に働きたいです。

PdMは機能のかたまりごとに1人いるのが理想なので、ぜひ10人くらいでやれると心強いですね!

---------ありがとうございました。子どもの周りの大人への優しい眼差しと、使命感に燃える姿がかっこいい!コドモンを100倍よくするために、これからもよろしくお願いします。

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