1
/
5

身をもって体感した機会格差。誰しもが「より良く」生きられる社会づくりに挑む【社員インタビュー|Why CLACK編】

スピーカー:経営企画室 川口 菜美(なみさん)
インタビュアー:人事部 河本

「必殺仕事人」としてCLACKの成長を支える

ーーなみさんの今の仕事を教えてください

経営企画室に所属しており、CLACKの運営に必要なことは基本何でもやります。

2024年4月から入社して以降、広報に軸足を置きつつ、採用人事、新規事業の推進サポートなどしています。最近は人事制度の設計やオフサイトで行う全社合宿の企画・運営、新たな拠点「テクリエ さぎのみや」の開所式のPMをしていました。


全社合宿の様子

ーーかなりマルチですね

CLACKはVisionの実現に向けて事業も組織も猛スピードで成長を続けています。ベンチャー的な側面があるので変化も大きく、その時々で経営上重要なポイントも変化していきます。

そんな中で「今ここがCLACKの成長に重要だ」というところに顔を出して、推進に必要なこと・私にできることをして、また次のプロジェクトに行って、という感じですね。最近は「必殺仕事人」といじられます(笑)。少し前までは全社で採用にアクセルを踏んでいくぞというフェーズだったので採用にガッツリ入っていて、ほぼ採用目標の達成が見えたのと河本さんがジョインしてくださったので、現在は新規事業の体制づくりのフォローに入ったりしています。

新しいことに挑戦できたり、困ったら頼ってもらえたりするのは嬉しいですし、個人的に常にフレキシブルに動ける遊軍的な人間でありたいと思っているので今の役割はとても面白いです。

沖縄で目の当たりにした機会格差

ーーベンチャーあるあるとはいえ、かなり幅広いなとは僕も思っていました!最初のお仕事はどんなことされてたんですか?

レストラン事業とウェディング事業両方を行っている会社に入社し、沖縄に配属になったので移住しました。豊見城(とみぐすく)という那覇の隣の市だったんですけど、海の目の前のレストランで本当に景色が最高でした。

1社目の会社辞めるまで3年ほど沖縄にいて、大きな不満はなかったのですが、「ウェディングや飲食の仕事以外のこともしてみたいな」と思って転職活動を始めて、最終的にはランサーズに行きました。

沖縄時代毎日見ていた絶景をおすそ分け

ーーランサーズにした決め手はなんだったんですか?

沖縄に住んでいたという経験が大きいです。沖縄って島国なので、雇用とか産業とかも島の中で回っている、働き方は東京などと比べたら進んでいない部分が多いと思います。私が出会った人たちには高校出てすぐ結婚・出産されてた人も多く、就職する前や直後に状況が重なったりした結果、相対的に年収が低い傾向で、もう少し世帯収入を上げたいけど「学生の時の飲食店でのバイト以外したことない」「今は小さい子どもがいるからあまり外で働けない」など、どうしていいかわからないという状況を聞いていました。

そうした状況を聞きつつ、転職先を探す中でランサーズに出会いました。ランサーズという会社は働き方の変革を推進し個人をエンパワーメントしている会社ですが、沖縄でもそういった働き方が当たり前になって、自宅で働いたり、スポットでお仕事ができたりしたら向こうで出会った人たちもキャリアを止めずに色々なライフイベントに向き合えるんじゃないかと思ったのがきっかけです。
少なくとも当時私の周りには、時間や場所にとらわれずに働くという概念を持っている人はいませんでした。

ランサーズのメインの事業は仕事マッチングのプラットフォームというイメージがあると思いますが、当時2020年頃はコロナ禍ということもあり、ランサーズに登録してくれているフリーランスの方たちのプールを活かしたオンラインアシスタントサービスがあって、そこの事業推進をしていました。(※現在はクローズしています)

ーー急にガチガチのビジネスサイドへの転身ですね

ですね、未経験どころか普通にITに疎かったので採用してくれたことに感謝です(笑)
CSとして商談に同席したり、クライアントのオンボーディングフォロー、ちょっと危険そうな案件のフォローなど、ランサーさんとコミュニケーションしながら対応していました。サブスク型のサービスだったのでチャーンレート(解約率)など追っていましたね。

そこから社内公募で広報に異動しました。もちろんそれまでも、クライアントにサービスを届けて、ランサーさんも多様な働き方で人生を歩むことができるという面でポジティブだったのですが、どうしても関われる範囲が限定的であることを感じていました。多様な働き方をもっと社会に広めたり、当たり前にすることが元々やりたかったことなので、たまたま広報の募集が社内で出ていてやってみたい!と思い、ランサーズ在籍期間の後半2年くらいは広報の仕事に携わっていました。

どんな環境の人も「より良く生きられる」ための支援

ーーそこからCLACKにはどんな経緯で入社したんですか?

きっかけは代表の平井からメッセンジャーで連絡をいただいたことですが、元々自分の原体験も含めて「どこに生まれてくるかの運ゲーじゃん!」と社会の不公平感に少し憤りのようなものを感じ、機会格差の問題に関心を持っていました。地方なのか、ジェンダーなのか、貧困なのか色々ありますが、機会格差の解消に寄与することに携わりたいと思っていました。

私の家はCLACKでいう「世代を超えて困難が連鎖し得る」可能性が高い家庭で、両親の学歴や所得が子どもの将来・生き方に影響を与える可能性があるというのを身をもって痛感していました。
私はたまたま自我や反骨精神が強かったのもあり、そのサイクルにははまらなかったのかなと思いますが、子ども自身が選ぶことができない環境などの要因で自己肯定感の醸成や自信が持てなくて「もういいや」って人生を諦めちゃう子どもたちも少なくないと思います。周りに親や先生しか大人がいない、もしかしたらその大人たちも頼れないという状況で、自分がやりたいことを見つけてトライをするってすごい難しいことだなと。


ーーCLACKでなら、そういう人たちの支援ができると

最後決断の時はとても迷いました。ランサーズでの広報の仕事も楽しかったですし、人もカルチャーも「誰もが自分らしく働ける社会を作る」という考え方も好きだったので。
ただ改めて振り返った時に、ランサーさんの中にはもちろん自らその道を選んだ人もいればフリーランスにならざるを得なかった人もいて、「働く」における選択肢を若いうちから知っておくのはすごく大事だなと思いました。色んな生き方を知っていれば、仮に様々な環境下で生まれ育っても、少し将来に希望を持てたり、なんとかなる・なんとかしたいと思えるかもしれないなと。

「じゃあキャリア教育が充実すればいいのか」というとそれだけでは足りない・変わらないと思う中で、CLACKが無償のプログラミング教育とキャリア教育で高校生たちに伴走していると聞いて、実用性と子どもたちの可能性、どちらにもアプローチしているモデルがとても魅力的でした。上辺だけでなく、ちゃんとその子どもたちが将来的に自立して、より良く生きられるような支援をしているんだなと思いました。

ーー「自分にはできない」と思ってしまう子どもたちも少なくないですもんね

私自身も学歴コンプレックスのようなものがありました。 私は専門卒でウェディングの仕事している時は何も思わなかったのですが、業種が変わって周りがみんな高学歴の方々みたいな環境になって。学歴は関係ないとも言われますが、自分としてはやはりコンプレックスを感じる時も多々ありました。
しかし、今はそのコンプレックスはほとんどなくて、私は仕事しながら実践ベースで成長したり学んでいくことが向いている方だったのか、同世代の人たちより早く社会人として経験を積めたことは間違いなく今の価値観や仕事に繋がっています。
働いてから学ぶことって楽しいと気付けたので逆に今は大学に行ってみたいと思ったりします(笑)


生まれ育った環境に関わらず、自分の未来は自分で切り開いていけるような社会にしていきたい。
一人一人が自分の人生をより良いものにしていける社会をつくるため、私ができること、求められていることを都度学んで、実践して、自分自身の成長も楽しみながらCLACKが描く未来の実現に貢献していきたいなと思っています!

ーーなみさんの情熱の根源にあるものを色々知れて良かったです。ありがとうございました!

Invitation from 認定NPO法人CLACK
If this story triggered your interest, have a chat with the team?
認定NPO法人CLACK's job postings
6 Likes
6 Likes

キャリア

Weekly ranking

Show other rankings
Like Takashi Kawamoto's Story
Let Takashi Kawamoto's company know you're interested in their content