こんにちは。CISO代表の那須です。
今回は、当社で活躍する社員全員が日々意識をしている「7つの人柄項目」について詳しくご紹介します。ぜひ最後までご覧ください。
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7つの人柄項目とは?
私たちが目指しているのは、『人の心根をよくすることで「セキュリティ」を考える必要のない世界の実現』。
最新の技術や高いスキルももちろん重要ですが、それ以上に私たちが重視しているのは、一緒に働く仲間の「人柄」です。
私たちはその人柄を 7つの項目 に整理し、日々の採用や育成の軸としています。
ここでは、それぞれの項目の意味を深堀します。もしあなたが「これは自分のことだ」と感じたなら、きっとCISOで活躍できるはずです。
物事を否定も肯定もしすぎず、ありのままに受けとめられること。たとえば、自分の考えに固執せず「そういう考え方もあるかもしれない」と受け止めることができる人は、環境の変化にも柔軟に対応できます。
仕事をする上では、多様な考えや価値観が交わります。時には、自分とは違う意見やフィードバックを受けることもあるでしょう。その時に、感情的にならず、冷静に受け止め、自分の成長につなげられるかどうか。
「素直さ」は、新しい学びを取り込み続けるための土台となります。
自分の知らないことを知ろうとし、実際に行動に移し、納得するまで学び続ける姿勢。
知らないことを調べ、試し、理解し、自分の言葉で説明できるようになる。その繰り返しが「勉強好き」の本質です。
私たちのチームは未経験から成長してきたメンバーが多く、皆が共通して持っているのがこの「知らないことを知ろうとする力」です。
たとえば、あるテーマについて学んだ時、ただ「へえ、そうなんだ」と終わらせるのではなく、なぜそうなるのかを繰り返し深掘りして考えたり、背景や応用を探ったりする。その過程で、自分の言葉で説明できるようになって初めて「学びが定着した」と言えます。
学びは行動に移してこそ意味があります。頭の中に留めておくだけでは成長につながりません。実際にやってみる、挑戦してみる。そして、その結果を仲間にシェアすることで、自分の理解がさらに深まり、周囲への配慮や貢献にもなります。
また、物事を多角的にとらえることも大切です。たとえば、四角に見えるものも、別の角度から見れば丸いかもしれない。さまざまな視点で捉えることで、学びの深さが増していきます。
どんなことが起きても、それを自分の成長のために必要な出来事だと受け止め、良い方向に自らを導いていく姿勢。これが私たちの考える「プラス発想」です。
ここで大切なのは、他人に引っ張られるのではなく、自らの意志で前向きにとらえ直すこと。マイナスに見える出来事も「もしかすると今後の布石かもしれない」と考え、自分の成長につなげていくことです。
プラス発想は、楽観主義とは違います。前向きな姿勢、行動、感情を通じて、自分自身を肯定し、さらに周囲の人も肯定できる力です。
相手の良いところを見つけて認めようと努力すること。過去に縛られず、未来に目を向けたうえで、今を大切にすること。そして何より、笑顔でいること。これらはすべてプラス発想から生まれるものです。
「大切にすること」とは、優しさを持って人や物事に向き合い、丁寧に扱おうとする姿勢を意味します。
自分自身の心身を大切にすること。仲間やお客様、紹介パートナーを大切にすること。言葉を大切にし、乱暴な表現ではなく、相手が安心できるような言葉を選ぶこと。そして約束や時間を守ることも含まれます。
大切にする姿勢がある人の周りには、自然と人や機会が集まります。人を大切にすれば人が集まり、お金を大切にすれば信頼と成果が集まり、言葉を大切にすれば良い言葉や関係性が生まれる。こうして連鎖的に、組織や社会全体が良い方向へと進んでいきます。
CISOにおいては、自分・人・言葉・もの・時間を大切にできることが基本です。そして、それを通して会社の成長に貢献し、仲間やお客様との信頼を築ける人材を求めています。
自分の主観にとらわれず、相手の立場に置き換えて考えること。それが「客観的に考える」という姿勢です。
たとえば、自分の発した言葉が相手にどう伝わっているかを想像し、「もっと分かりやすく伝えよう」と工夫できる人は、コミュニケーションの質をより高められます。
また、視点を広げるためには、人称を上げる意識も有効です。自分(1人称)と相手(2人称)の関係を、第三者の視点(3人称)で俯瞰する。さらに高い視点から社会や世界の中での自分たちの状況を見つめ直す。そうした切り替えを繰り返すことで、冷静に物事を判断できるようになります。
主観と客観を行き来し、より高い視点から考える力。それが信頼される人材に欠かせない「客観的に考える力」です。
どんなに優れた人でも、仕事は一人では成り立ちません。困っている人に声をかけたり、自分が困った時は遠慮なく助けを求めたりすること。そうした「助け合いの姿勢」がある人を、私たちは大切にしています。
特に重要なのは、「察してほしい」ではなく、必要なことをしっかり言葉にして伝えることです。言葉にすることで、初めて相手は適切に応えられます。
そして、逆に仲間が困っている時は、その人の課題を「自分の課題」としてとらえ、積極的に手を差し伸べる。
また、自分の成長だけでなく、仲間の成長を応援できる人も歓迎します。周囲との関係性の中で仕事は成り立ち、助け合いの積み重ねが組織全体を強くしていくと考えています。
主体的であるとは、自分の意見を持ち、自らやるべきことを見つけ、良いと思ったことに率先して取り組む姿勢を指します。
ただ指示を待つのではなく、「なぜこれをやるのか」「目的は何か」を理解したうえで行動できる人。だからこそ成果がブレず、納得感のある仕事が進められます。
CISOでは「いいからやっておいて」という言葉は出てきません。「これは何のために必要なのか」背景や目的をしっかり共有したうえで、チームで仕事を進めていくので、スピード感を持って精度の高いアウトプットを実現することができています。
他人や環境のせいにせず、「自分にできることは何か」を考えて行動できる人。圧倒的な当事者意識を持ち、責任を引き受けられる人こそ、私たちが求める仲間です。
最後に
私たちが大切にしている「人柄7項目」は、実はすべてが繋がっています。
たとえば「大切にすること」。相手を大切にするためには、その背景を理解しようと学ぶ姿勢(=勉強好き)が欠かせません。学びを重ねて相手を理解すれば、「もっと良くなるはずだ」と思いをはせることができ、それは自然と「プラス発想」につながります。
また、新しい学びや考え方を受け入れるには「素直さ」が必要ですし、相手の立場を理解するには「客観的に考える力」が土台になります。そこに「主体性」や「思いやり」が加わることで、チーム全体が前に進んでいく。
このように、7項目が繋がることによって、私たちが目指す『人の心根をよくすることで「セキュリティ」を考える必要のない世界の実現』を支える基盤となっています。
7項目を体現できている方をひと言で表現するなら、「人と仕事に真摯で、信頼を呼び込みながら成長していける方」。
もしこの7項目を読んで「自分に合っているかもしれない」と感じた方は、ぜひ一度お話ししましょう!