「Raspberry Pi × GCPで何か作ってみたかった」——Switch管理システム【CIN GROUP技術共有会】
こんにちは!
CIN GROUP採用担当です。
CIN GROUPでは、エンジニアたちが日々の気づきや挑戦をシェアする『技術共有会』を開催しています。
今回はその一環として、エンジニアのTさんが開発した『Nintendo Switchの管理システム』の共有会についてご紹介します。
目次
開発のきっかけは「技術を試したい」という純粋な動機
Switch予約の煩雑さを、技術の力でスマートに
仕組みをざっくり言うと…
「作ってみたい」がすべての始まり —— Tさんが形にしたアイデアと未経験者へのメッセージ
最後に
開発のきっかけは「技術を試したい」という純粋な動機
今回のプロジェクトが始まったきっかけは、とてもシンプルなものでした。
「Raspberry PiとGoogle Cloudを使って、何か面白いものを作ってみたい」
Tさんは、以前の案件でGoogle Cloud Platform(GCP)を使用した経験があり、「せっかくなら趣味のラズパイと組み合わせてシステムを作りたい」と考えたのが出発点でした。
ちょうどオフィスには、2年前から眠っていたNintendo Switchがあり、その管理方法に課題があったことも相まって、プロジェクトがスタートしました。
Switch予約の煩雑さを、技術の力でスマートに
「誰も使っていないのは、申請がめんどくさいからだ」
当時の管理方法はアナログで、使いたい人がいても都度申請が必要で手間がかかっていました。
そこでTさんは、Googleカレンダーと連携し、予約するだけで自動で鍵が開く仕組みを開発。遊び心と実用性が融合した、エンジニアらしいアプローチです。
今回使われた技術は以下の通りです:
- 言語:Python、Google Apps Script(GAS)
- クラウド:Google Cloud Platform(Cloud Functions、Datastore)
- ハードウェア:Raspberry Pi
GASで予約情報をGCPへ送信を行い、パスコードを生成し、メールで自動送信。Raspberry Piではパスコード入力と回路制御を担当。モノとクラウドをつないだ、本格的なIoTエンジニアリングが詰め込まれています。
仕組みをざっくり言うと…
1. GoogleカレンダーでSwitchの予約をする
2. 自動で6桁のパスコードがメールで届く
3. パスコードをSwitch横の装置に入力すると、物理的な鍵が開く裏では、Cloud Functionsがパスコードを生成・検証し、Datastoreがログを管理。ラズパイ側では入力インターフェースとロック解除を制御しています。
「作ってみたい」がすべての始まり —— Tさんが形にしたアイデアと未経験者へのメッセージ
「ようやくラズパイでちゃんとしたシステムを完成させられて嬉しいです。電子工作も楽しかったし、業務経験で得た知識を活かせたのが良かったですね。」
小さな「やってみたい」から始まったこのプロジェクトは、今や社内のNintendo Switch利用をもっと自由に、もっと楽しくする仕組みとして活躍しています。
「こんなの作れるのすごい…」と思うかもしれません。でもTさんも、最初からすべての技術を持っていたわけではありません。「Raspberry Piを触ってみた」「GCPを使ったことがある」——そんな小さな経験の積み重ねが、今回の成果に繋がっています。
あなたも「作ってみたい」と思ったなら、それがすでに第一歩です。 知識がなくても、経験がなくても、好奇心と行動力さえあれば、エンジニアの世界はあなたの手の中に広がっています。
最後に
CIN GROUPでは未経験でもエンジニアになりたい!という想いを持つ全ての方を応援しています。CIN GROUPは独自のカリキュラムで約6か月でエンジニアデビューすることが可能です。
研修期間中も充実したサポートが受けられる上に、エンジニアデビューした後も常にリーダーとなる人があなたの成長をサポートいたします。
詳しくはぜひカジュアル面談にてお話させて頂ければと思いますので、気になる方はぜひお気軽にエントリーください!
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