※このストーリーは、noteで発信した記事を転載しています。
株式会社カンリーエンジニア部の角谷です。
今年の8月からCanlyホームページ開発チームに参画したエンジニアです。
プロダクトについて
◇ 店舗情報一括管理サービス Canly(カンリー)
飲食や小売・金融、不動産などをはじめとして、大手チェーン店など店舗ビジネスを展開されている企業様向けに業務効率化SaaSの『 Canly(カンリー) 』を開発・運営しています。
◇ 自社HP内に使いやすい店舗検索ページを作成できる「 Canlyホームページ 」
HP来訪者の実店舗への来訪導線を最適化するHPが簡単に作成できる『 Canlyホームページ 』を開発・運用しています。
私の所属するCanlyホームページ開発チームにて、
社内のオンボーディング活動を改善すべくカンリーに入社したばかりの私が、Notionを使って新たにオンボーディングクエストを作成しました。
Notionのテンプレートも公開しましたので、ご自由にご利用ください。
目次
- オンボーディングクエスト作成に至った経緯
- オンボーディングクエストとは
- Notionでオンボーディングクエストを作成する
- Notionのリレーションについて
- テンプレートを公開します
- 最後に
オンボーディングクエスト作成に至った経緯
私がカンリーに参画した際にも、既にオンボーディング活動や資料もありましたが、Slackのリンクだけが貼られていたり、NotionやGoogleドキュメントと様々なツールを横断しながら環境構築を進めていく必要がありました。
過去のオンボーディング資料の例
そこで私が新入社員ということもあり、
初任者としての着眼点もメモとして残しながらエンジニアとして
オンボーディング資料を一つに整理をするタスクを引き受けました。
前回の記事「Backlogを用いたスクラム開発のススメ」を書いた須藤に、
どのようにオンボーディング資料を作成していくか相談していたところ、「オンボーディングクエスト」という概念について教えていただきました。
オンボーディングクエストとは
一般的に定義されている用語ではないですが、今回は
「新入社員が様々な方とコミュニケーションをしながら、会社に馴染むためにゲームのRPGのクエスト形式のような形でオンボーディングする施策」
と定義します。
メリットとして
- オンボーディングクエストはクエスト形式なので、ゴールが分かりやすい。
- ゲームのような感覚で楽しみながら、進めるので新入社員がリラックスしてオンボーディングができる。
などが挙げられます。
直近では、AWSが本物のRPGゲームでトレーニングができるサイトを公開していました。
実際のゲームを作ってオンボーディングするにはコストもかかるため、
カンリーではNotionを用いてクエストリストを作り、それをこなしていく形でオンボーディングクエストとしました。
カンリーでは、カンリーの5つのバリューにあるように、
カンリー 5つのバリュー
- 新入社員が入った直後から立ち止まらず、すぐに行動できる環境があること
(2つめのバリュー: まずやってみろ) - リストアップされた状態なので、新入社員が主体的かつ最速で課題を解決していくための道標として使える。
(3つめのバリュー: 圧倒的当事者意識)
上記の理由から、
オンボーディングクエストとカンリーのバリューの親和性が高いと感じ、
さっそく作成に取り掛かりました。
Notionでオンボーディングクエストを作成する
Canlyホームページ開発チームではドキュメントをNotionに貯める流れがすでにあったため、今回のオンボーディングクエストもNotionを利用して作成することにしました。
Notionの中にあるテンプレート機能、ならびにデータベース機能を使用して作成しています。
オンボーディングクエストテンプレートを使用した例
このオンボーディングクエストの簡単な機能の紹介ですが、
- テンプレート機能を使用し、新入社員ごとのページを作成にできる。
- 項目ごとにページを作成し、理解度チェックを行うことができる。
を行うことができます。
オンボーディングしたい内容を書き、ページの最後にある理解度チェックで内容について、再度理解を深めてもらう流れを想定して作成しました。
オンボーディング資料の最下部には理解度チェックがついています!
個別のオンボーディング資料が大元のページと繋がっているため、
オンボーディングとしても何%ぐらい自分自身が進められているかを
一目で確認することもできます。
100%になると🎉マークがつきます!
Notionのリレーションについて
オンボーディングクエストで使用しているデータベースのつなぎ込みについては、Notionが固有で持つリレーションというつなぎ込みの機能を使用して
実現しています。
また、ロールアップという機能を用いることで、何%進んでいるか確認するためのバーを表示させることができます。
このテンプレートでリレーションを使用している例として、
「オンボーディングクエスト リスト」(オンボーディング資料を書くためのページ)
「理解度チェック」(資料最下部にある、確認項目リスト)
の2つで紐付けをおこなっております。
それぞれのデータベースで相互に参照している図
テンプレートを公開します
Notionはテンプレートを一般公開する機能があります。
今回紹介したオンボーディングクエストを一般公開しました。
弊社でどのように使用しているかの実際の例も入っていますので、不要な部分は削除して適宜変更してご利用ください。
リンクの右上にある「複製」を押し、ご自身のワークスペースを選択することで自由にご利用いただけます。
実際の設定方法については、このテンプレート内にある、
オンボーディングクエストについて(作成者用説明欄)
を参照してお好みにカスタマイズしてください。
最後に
株式会社カンリーでは一緒に働く仲間を募集しています!
カンリーのバリューに共感できる方、ちょっと話を聞いてみたいという方、ぜひご応募ください!