※このストーリーは、noteで発信した記事を転載しています。
▼前回の柿沼さんの記事は、こちらからご覧ください
CANLY VALUE MAKERSとは?
カンリーが大切にしている5つのバリュー──「お客様の理想から入れ」「まずやってみろ」「圧倒的当事者意識」「利他主義でいこう」「正直であれ」。このシリーズでは、日々の仕事でバリュー体現しながら、挑戦を続けるメンバーを「VALUE MAKER(バリュー体現者)」として紹介していきます!登場したメンバーが「この人もVALUE MAKERだ」と感じた仲間にバトンをつなぐ、リレー形式のインタビューです。カンリーのバリューが、“言葉”から“行動”としてどう根づいているのか。そのリアルを伝えていきます。
VALUE MAKER FILEーー水村さんってどんな人?
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名前:水村 俊貴(みずむら としき)
配属部署:エンタープライズ・ミッドマーケットユニット カスタマーサクセス部 CSMチーム4
入社年月:2025年4月
好きなバリュー:利他主義でいこう
Before Canlyーーインターネットを良くしたい——ずっと変わらない自分の軸
キャリアの出発点は、輸入食品を豊富に取り扱うスーパーです。新卒で入社し、現場の最前線である店舗で約5年間、勤めました。配属はグロサリー・酒部門で、加工食品やワイン、ビールなどの酒類全般を取り扱っていました。日々、売り場作りや接客に取り組み、最終的には、当時社内で最大規模を誇る店舗で、部門の主任も任せていただきました。
ここは一般的なスーパーマーケットとは異なり、接客を非常に重視しています。売り場にはエスカルゴの缶詰や、聞き馴染みのない言語で表記された珍しい食材が所狭しと並んでいます。こうした「よく分からないけれど面白そうな食材」を求めて来店されるお客さまが多く、商品について詳しく説明を求められる機会が頻繁にありました。「プレゼントに最適なワインはどれか」「この食材はどう調理すればいいのか」といった相談に応じ、納得して購入していただく過程には、接客業ならではのおもしろさがありました。
また、もともとコーヒーが好きで、コーヒーインストラクターという、ワインでいうソムリエのような資格も取得していました。この専門性を活かしたいという想いも、入社を決めた動機の一つでした。
現場での仕事にやりがいを感じる一方で、小売業で得られる経験やスキルではキャリアが狭まってしまうのでは、という危機感も感じていました。仕事は大好きでしたが、「どこでも通用する汎用的なスキル」を身に付ける必要があると考え、転職を決意。未経験で募集していた、Web広告の代理店へ飛び込みました。
入社したのは外資系の代理店で、「自分で勉強して、自分で仕事を取ってこい」というスタイルのハードな環境でした。新規開拓の電話営業から始まり、広告の設計、配信設定、レポーティングまでを一人で完結させなければならない。そのため、社内は全員がライバルで、協力し合えるような雰囲気ではありませんでした。一方、デジタルマーケティングの基礎を身につけられたという意味では、とても感謝しています。
その後、転職したのが、前職の株式会社コネクトム(現 株式会社オプト)です。当時は位置情報を活用した広告運用事業をしており、小売×広告の知識やスキルを活かせる最高の環境でした。2020年頃には、事業の軸足がMEO領域へと移ったことで、専門性を磨くと同時に、広げていくことができました。
カンリーへのジョインを決めたのは、「インターネットを良くしたい」想いを叶えられそうだと感じたからです。インターネットを良くするためには、誰もが利用するプラットフォームでインパクトを出す必要があります。Googleという巨大なプラットフォーム上で、ユーザーが店舗検索をしてお店に行くという行動を健全にしていく。カンリーの事業なら、情報の透明性を高め、ユーザーが正しい情報に基づいて選択できる世界を実現できると確信しました。
MyWork @Canlyーー専門性を武器に「店舗と検索の健全な関係」を構築する
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現在の役割はカスタマーサクセス(以下、CS)ですが、ポジションに大きなこだわりはありません。目指しているのは、お客さま自身の集客やKPIを達成するために、Googleビジネスプロフィール(以下、GBP)をどのように戦略的に活用すべきかを整理し、導く、いわば「軍師」のような立ち位置です。
そこで、最も重きを置いているのが「健全さ」へのこだわりです。口コミを恣意的に操作するようなアドバイスは、決して行いません。Googleのポリシーを忠実に守りながら、お店で良い体験をしたユーザーが、そのポジティブな声を自然に発信しやすくなるような仕組みづくりを大切にしています。
そもそもユーザー体験の原点は、インターネット上に「正しい情報が載っていること」に集約されます。ユーザーが客観的な情報をもとに、納得して店を選べる環境を追求すること。その健全なプラットフォームの維持こそが、長期的にはお客さまのビジネスを成長させ、社会全体のインターネット環境を良くしていくことに直結すると考えています。
これを実現するために、「みずむラボ」(Slackでの情報発信)や社内勉強会を通じ、最新のMEO知見や独自の検証結果を積極的に伝えています。担当者ごとに知識レベルや提案内容にバラつきがある状態は、不信感にも繋がってしまいます。そこで、チーム全体のナレッジを標準化し、誰が担当しても最高品質の支援を提供できる組織にすることを、自身の重要なミッションとしています。
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この活動により、少しずつではありますが変化も出てきました。たとえば、SEO分析ツール「ahrefs(エイチレフス)」の活用法を発信したことで、CSが分析や改善に使用するだけでなく、セールスでも競合比較データと比較して提案するなど、活用してもらう場面が徐々に増えてきました。
業務においては、GBPが店舗集客にもたらす価値の可視化を意識しています。単にインプレッションなどの数字を並べるのではなく、それがお客さまのビジネスにどう寄与するのかを示すようにしています。一例を挙げると、リスティング広告とのコスト比較です。1クリックに500円のコストが掛かっている場合、GBPで同等の流入を無料で獲得できていることを証明できれば、予算のアロケーション(再配分)や削減という具体的な経営メリットを提示できます。
感覚ではなく、数値根拠に基づいたシミュレーションや比較により、お客さまが施策の価値を直感的に理解し、迷わず意思決定できる。こうした環境を作っていくのも、CSの大事な役割のひとつだと考えています。
Enjoy & Challengeーー仮説が「正解」に変わる瞬間、その知的興奮がやりがい
一番嬉しいのは、自身で立てた仮説を実際にやってみた結果、「概ね正しい」と証明された瞬間です。データや市場の動向を分析し、「こうすれば成果が出るはずだ」という道筋を立て、それを実行に移した結果、予測通りの数字が返ってくる。知的探求と結果がぴったりはまることが、モチベーションの源泉となっています。
ひとつ、象徴的なエピソードを挙げたいと思います。約300店舗という大規模なネットワークを持つお客さまで、早急に成果を出すことが求められていました。そこで着目したのが「口コミ件数の閾値」です。
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自身の肌感覚と過去の検証データから、「口コミ数が一定件数を超えると、検索パフォーマンスが劇的に向上する」という仮説を持っていました。この仮説を検証するために、300店舗のデータを地域別や現在の口コミ件数別に細かく分類、さらに、1店舗あたりの平均インプレッション数やアクション数の差分を詳細に出し、シミュレーションモデルを構築。口コミ件数の閾値未満の店舗と閾値を超えている店舗でのパフォーマンスの違いを明らかにした上で、数字ベースの施策を提案しました。
この施策を実行した結果、順調に数字が伸び、現在も良好なパフォーマンスを維持しています。このように、複雑な事象を数字と論理で紐解き、成果へと繋げるプロセスに、おもしろさを感じています。
また、現在はスペシャリストとしての道を突き詰めるべく、新機能の活用法やGoogleのアルゴリズムの変化を深掘りし、現場が使いやすい言葉や論理に落とし込むことを意識しています。特に関心を持っているのは、今後展開されるAIによる検索体験「SGE(Search Generative Experience)」などの動向です。AIモード上で購買行動まで完結する未来が来たとき、ユーザーに自社を選んでもらうためには何を実装すべきか。AIの挙動がどう変わるのか。こうした変化を先取りして調査し、お客さまに価値を伝えていきたいと考えています。
VALUE in ACTIONーー現場と「先義後利」の精神で信頼を循環させる
カンリーが大切にしているバリューの中でも、強く意識しているのが「利他主義でいこう」です。古巣であるオプトのバリューの一つである「先義後利(せんぎこうり)」、すなわち先に義を尽くし、利益は後からついてくるという考え方とも通じる部分が多く、好きなバリューでもあります。
具体的にどのように体現しているのかというと、相手の成果を第一に考え、自身の成果は二の次とする。これを徹底しています。お客さまのためになった結果として、利益が後から付いてくるというサイクルこそが、健全なビジネスの在り方だと信じているからです。また、自身の知識や分析スキルを社内外へ提供することにも、一切の迷いはありません。
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もう一つのこだわりは、現場主義を貫くこと。バリューでいうと「まずやってみろ」に当たります。その一環として、現場に足を運ぶフットワークの軽さも大切にしています。先日も飛行機で現地へ飛び、お客さまと直接対面で商談をしたのですが、社長プレゼンの成功に向け大きく前進できたのでは、と感じました。
「インターネットを良くしたい」という想いを実現するために、AIの文脈でどう動けば成果を最大化できるのか、ユーザー体験を損なわずにどう勝たせるか。これからも、現場の第一線に立ち続けながら、お客さまにとって、そして社会にとって、真に価値のあるアウトカムを追求し続けていきたいです。
Next VALUE MAKERーーエンタープライズ・ミッドマーケットユニット カスタマーサクセス部 CSMチーム 平林 祐弥さん
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粘り強く業務に向き合う姿が印象的で、同僚への面倒見も良い、まさに「頼れる男」という言葉がぴったりな存在です。とにかくタフでガッツがあり、膨大な業務量の中でも決して仕事に穴を開けることなく、完璧にこなす姿をとても尊敬しています。
「圧倒的当事者意識」を誰よりも体現しつつ、周囲への「利他主義」も忘れないその姿勢は、チームにとって大きな安心感となっています。どのような困難もガッツで乗り越えていく、平林さんの仕事に対する情熱やその源泉を、ぜひみなさんに伝えてほしいです。