※このストーリーは、noteで発信した記事を転載しています。
CANLY VALUE MAKERSとは?
カンリーが大切にしている5つのバリュー──「お客様の理想から入れ」「まずやってみろ」「圧倒的当事者意識」「利他主義でいこう」「正直であれ」。このシリーズでは、日々の仕事でバリュー体現しながら、挑戦を続けるメンバーを「VALUE MAKER(バリュー体現者)」として紹介していきます!登場したメンバーが「この人もVALUE MAKERだ」と感じた仲間にバトンをつなぐ、リレー形式のインタビューです。カンリーのバリューが、“言葉”から“行動”としてどう根づいているのか。そのリアルを伝えていきます。
VALUE MAKER FILE:八代さんってどんな人?
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名前:八代 宏太(やしろ こうた)
配属部署:グロースマーケットユニット 営業統括本部 事業開発チーム
入社年月:2024年10月
好きなバリュー:まずやってみろ
Before Canlyーー再びスタートアップの環境を求めてカンリーへ
大学入学当初は元々、地元の岡山か近隣の県へ就職するつもりでいました。しかし、学生時代に先輩の紹介で始めたアルバイトが、ターニングポイントになります。
勤務先は、個人経営の飲食店。オーナーは、東京で修行を積んだ経験を持つ人でした。オーナーがよく語ってくれたのは、東京で働くことでの成長環境。当時サイバーエージェント藤田さんの本も読んでいたのもあって、漠然と「東京のベンチャー、スタートアップ企業で働きたい」という強い憧れを持つようになっていきました。
そして迎えた、大学卒業後の2015年4月。
上京した僕が選んだのは、社員数30名ほどのスタートアップ企業でした。「この会社で活躍・貢献して上場を経験したい」という想いを胸に、意気揚々と入社しました。
ところが、入社からわずか2週間後ーー代表の口から告げられたのは、「この会社は買収されることになりました」という衝撃的な言葉でした。もちろん経営的な視点で見れば「成功」だったのかもしれません。ですが、スタートアップのカオスを求めていた僕にとっては、梯子を突然外されたような感覚でした。
とはいえ、入社2週目の新卒社員である僕に選択肢はなく、買収後も会社に残りました。配属されたのは、DSP(広告配信プラットフォーム)の営業担当。その1年後には、ネイティブ広告事業の立ち上げメンバーに抜擢されます。 ここではチーム一丸となって事業を推進し、目標であった月商売上を達成。これが事業開発での初めての成功体験になりました。
さらにキャリアの後半では、全社表彰である「セールス賞」を受賞。30代になり、子供も生まれたタイミングで、ある想いが心に浮かびます。 「もう、この会社でやるべきことはやった」という達成感。それと同時に、心の奥底に沈殿していた「10年越しの忘れ物」が疼き出したのです。
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新卒で入った会社はすぐに買収されてしまったものの、買収先で素晴らしい経験ができた。一方、自分が本当に求めていた「カオス」ではなかったのではないか。もう一度、スタートアップの環境に飛び込んで挑戦がしたい。その想いは日に日に強くなり、転職活動を始めました。
実は、カンリーとは最初から相思相愛だったわけではありません。店舗集客ツールに関する知識がなかったため、選考に対する熱意はそれほど高くなかったのです。ですが、2次面接を機に状況が大きく変わりました。
面接官は、共同代表の辰巳さんでした。これまでの経験を詳しくお話ししている最中、辰巳さんの表情が一変したのです。話を深掘りしていくと、僕の経験が、辰巳さんがつい最近構想されていた新規事業にまさに合致するということが判明しました。それはエージェントにも知らされていない事業構想でした。自分の持つスキルセットと、カンリーがこれから踏み出そうとしている未来がぴったりと重なる。運命めいたものを感じたこともあり、その日にカンリーへの転職を決意しました。
MyWork @Canlyーー0→1の事業開発に近道なし! データよりもリアルな声を
待ち望んでいた「カオス」な環境に身を投じた僕を待っていたのは、予想をはるかに超える嵐でした。担当する予定だった新規事業は、市場環境の変化などからわずか3ヶ月ほどで撤退が決定。収益化の兆しが見え始めていただけに悔しい思いもありましたが、今思えば、長期的な信頼性を守るためには最良の判断だったと確信しています。
その後も、ありがたいことに新規事業の立ち上げを任せていただいています。具体的には、店舗様向けのダッシュボード開発や、ポスティングサービスの立ち上げなどです。
店舗様向けのダッシュボードでは、Webマーケティングの成果状況を可視化する機能を開発。加えて、SEOやMEO(マップ検索最適化)のスコアリングを行うツールの実装を行いました。
もうひとつのポスティングサービスは、外部企業とアライアンスを組んで進めたプロジェクトです。店舗周辺にどのような属性の方が住んでいるかを可視化し、そのデータに基づいてポスティング(チラシ配布)を行うエリアを選定できるもので、費用対効果を高められます。
自分の役割を定義するなら、形になっていないものを形にし、ビジネスとして回る状態にすること。前職では、セールス職でしたがエンジニアとディスカッションしながら要件をすり合わせ、アジャイルにモノを作り上げていくのが当たり前でした。
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カンリーでも、そのスタイルは変わりません。 完璧に整った仕様書を書くのではなく、エンジニアの席に直接足を運び、「お客さんは今、現場でこういうことに困っているから、こういう機能が必要なんだ」と背景や熱量を伝えます。 ビジネス(売上)とプロダクト(技術)の間には、どうしても隙間が生まれます。そこに落ちてしまう「誰も拾わないボール」を自ら拾いに行き、セールスとエンジニアの翻訳者となってプロジェクトを前に進めることを強く意識しています。
事業開発とは、正解のない「カオス」の中に身を置くことです。僕にとってそのカオスはストレスではなく、むしろ歓迎すべき環境です。 ただ、ツールを作るだけではなく、それが実際に現場でどう使われ、どう売れるかまで責任を持つ。「作って終わり」ではなく、泥臭く現場の声を聞き、フィードバックを元に改善する。このサイクルを回しながら、事業を形にしていくことが最大の強みだと感じています。
Enjoy & Challengeーー 機能や価格差だけで、勝負しない
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0→1を作るのは好きですが、新規事業開発はあくまでも手段。僕の仕事のモチベーションの根底にあるのは「お客さまが喜んでくれること」、これに尽きます。 お客さまに満足していただき、課題が解決された状態を作ることが最大の貢献であり、数字などの結果は後からついてくるものだと考えているからです。
この考え方の原点は、前職で尊敬する先輩から言われた強烈な言葉にあります。お客さまとは、ズブズブの関係になったほうがいいーー 言葉は少し悪いですが、ビジネスの本質を突いた教えでした。
当時扱っていたSSP(メディア運営者が広告の収益を最大化するために使うシステム)という商材は、競合他社と機能差がつきにくいものでした。顧客であるWebメディアの方からすれば、「1円でも収益性が高い方を選ぶ」のが経済合理性として正しい判断になります。
けれども、論理だけでは動かないのがビジネスです。 「機能も価格もほぼ同じ」という状況で選ばれるのは、ふだんから足繁く通い、困りごとを聞き、信頼関係を築いているほうです。「他社より高いけど、八代さんはいろんなことを教えてくれるし、良くしてくれるから」。そう言ってもらえる関係性を築けなければ我々の介在価値はないのだと、先輩に叩き込まれました。
泥臭い信頼関係へのこだわりは、SaaSの新規事業開発という領域に移った今でも、仕事の核となっています。正解のないカオスな状況だからこそ、機能やスペックだけで人を動かすことは難しい。 だからこそ、社内外の関係者を巻き込み、「八代が言うならやってみよう」と思ってもらえる信頼関係を構築することが重要になります。これからも論理と感情の両輪を活かして、カオスを楽しみながら事業を前に進めていきたいです。
VALUE in ACTIONーーデータだけでなく、リアルな声を拾いにいく
最も大切にしているバリューは、「まずやってみろ」です。
事業開発の現場は、不確実性の塊です。代表や上長である杉原さんからは、「こんなアイデアどうかな?」「これやってみてくれない?」といった、抽象的で難易度の高いボールが頻繁に投げられます。
そんな時、僕は決して「できません」「難しいです」とは言いません。 できるかできないかを机上で考える前に「わかりました、やってみます」 と気持ちよく引き受けて、まず動く。やってみてダメなら、そこから修正すればいい。圧倒的なスピード感で動くことこそが、事業開発の価値だと信じているからです。
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また、データと同じくらい現場を大事にしています。たとえば前職時代から、「一般ユーザーが実際にスマホでどんなウェブメディア・アプリを見てて、どのように広告に接しているか」を観察することを習慣にしていました。家族、友人、時には電車に乗っている人が見ているウェブメディア・アプリでどのように広告が表示されているかなどを、(怪しまれない程度に)観察し続けていたのです。
この習慣はもちろん 今でも続けていますし、仕事でも活かしています。
取引先の店舗様とおこなったマーケティング施策で来店数が上がった、という数字はあくまでも結果でしかありません。
その裏にある来店されたお客さまの感情や行動の「なぜ」を知るためには、店舗様を介して現場の声を拾い、泥臭く現場へ足を運ぶしかない。この信念はこれまでも、これからもずっと変わらないと思います。
NEXT VALUE MAKERーーエンタープライズ・ミッドマーケットユニット CR 柿沼 涼菜さん
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柿沼さんには、社内の業務フローで分からないこと・困ったことがあった時に毎回助けてもらってます。いつも素早くかつ正確な回答をくださるので、たまに「柿沼さんはAIなのかな?」って思ってます(笑)
Slack上でも何か困っている人がいたら、柿沼さんがよくフォローしている印象があります。また、社内イベントでの幹事なども率先してやられてて、そういった姿勢はまさにカンリーのバリューにある「利他主義でいこう」を誰よりも体現しています。
そういうホスピタリティの高さが柿沼さんのどんな経験・想いから来ているのか、次回のCANLY VALUE MAKERSで知れると思うので楽しみにしたいと思います!