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【続・全力母ちゃん!】全力エージェント佐木川の向き合いから始まった、髙柳さんのSmartHRでの大躍進とは

この記事では、BOXのリアルな働き方を知っていただくために、過去に転職に成功した候補者さんとエージェントの転職事例をご紹介します!

2023年の10月のある日、BOX社内のチャットに一通のメッセージが届きました。その内容は「りょうちゃん(*)の候補者の髙柳さんが、SmartHR採用シーンで大活躍&イキイキ働いてるのでシェアです」というもの。そしてその1週間後には、「りょうちゃんの候補者さんの記事がリリースされました!」と下記記事が共有され、BOX内でも注目を浴びました。

今回の記事の主人公はほかならぬ、SmartHRの「全力母ちゃん」髙柳真希さんと、BOXのエージェント佐木川良。SmartHRに転職するまでのプロセスと、転職後の全力母ちゃんの躍進について聞きました。

*)りょうちゃん:エージェント佐木川の社内通称

目次

  1. 佐木川の“人生そのものを理解しようとする姿勢”が魅力だった
  2. 「もう辞めよう」と「やっぱり今じゃないかも」に向き合い続けた
  3. 走る・掴む・届ける。「全力母ちゃん」が入社半年の間に心掛け続けたこと
  4. SmartHRで「全力母ちゃん」をこれからもずっと
  5. BOXは、あなたの人生を見据えた転職支援を行います

佐木川の“人生そのものを理解しようとする姿勢”が魅力だった

——髙柳さんの転職のきっかけを教えてください。

髙柳:わたしは前職もIS(インサイドセールス)のBDR(Business Development Represetative:アウトバウンドを行ういわゆる新規開拓営業)のマネージャーとして働いていました。自分のチームを持ち、楽しく成果を上げていたものの、会社がちょうど成長期のフェーズに差し掛かったところで、上長から「髙柳さんのコピーを作ってください」と伝えられ、「はい」と言えない自分がいたんです。

おそらく「髙柳さんのような成果を残せる人を」「髙柳さんのように楽しく働く人を」そんなニュアンスだったのだとは思うのですが、どうしても違和感がありました。その言葉をきっかけに「わたしは個性を生かしてその人がその人らしく成果を出せる方法を考えたい人なんだ」と気づき、それができる環境を探そうと転職を考えるようになりました。

そのことを同僚に相談したところ、「わたしを支援してくれたエージェントさん、良かったですよ」とメンバーが佐木川さんを紹介してくれました。

——お互いの第一印象を覚えていますか?

佐木川:僕は、初回面談が始まって5分で「この人にはなんでも話していいんだろうな」と思ったんですよね。本来だったらこちらがお話を聞く側なのにおかしな話なんですが…。

髙柳:えー、どういうことですか!?気になる!

佐木川:いい意味で、この人と会話をすれば自分自身にいろんな気づきがあるんじゃないかって思ったんです。だから、もしかしたらエージェントとしては良くなかったのかもしれないけれど、初回で「最近仕事のことで悩んでいて」って相談しちゃいました。

髙柳:たしかにその相談はもらいましたよね。でもなんでわたしにだったら何でも話せると思ったんだろう。

佐木川:髙柳さんからの自己開示のレベルが段違いだったんですよね。初回の面談であれだけ自分自身のことをさらけ出してくれる人ってなかなかいない。話をする中で、この人はずっとまっすぐに生きてきて、曲がったことが嫌いなんだろうなと感じたし、自分の未来のためにと思い切った自己開示をしてくれること、ゆるぎない軸を持っていることを知ったから、「僕も真正面からぶつかって支援するぞ」と決めました。

髙柳:初回面談から幼少期の話を聞いてもらったり、挫折経験を聞いてもらったりしたから、心がフルオープンになっていたのかもしれません(笑)。

佐木川:そのときに、幼少期からすごく個性を大事に育てられてきたって話を聞いたんですよね。だから「コピーを作って」という前職の上長の言葉に違和感を覚えたのも納得できました。

髙柳:そうそう、佐木川さんはそんなふうに、わたしの人生そのものに興味を持って理解を深めようとしてくれたんです。わたしも前職でキャリアカウンセリングをしていたので、人の思考は人生の深いところにあるとわかっているつもりではいたのですが、佐木川さんとの面談を通して「この人はちゃんとそれを理解して話を聞いてくれる人なんだ」と信頼できた。それで、初回面談の終わりに次回もぜひお話がしたいと伝えました。

「もう辞めよう」と「やっぱり今じゃないかも」に向き合い続けた

——転職活動を始めるにあたり、懸念点はありましたか?

髙柳:やはり年齢は懸念点のひとつでした。当時40歳になる少し手前だったので、ベンチャー・スタートアップ企業に転職するとしたら書類選考が厳しいだろうと予想していました。また、前々職がアナウンサーだったため、「蝶よ花よで華やかに生きてきたんだろう」と思われてしまうかもしれない、とも思いました。

ただ、面接に進めさえすればその先に進める自信はあったんですよね。だから佐木川さんには「なんとか書類を通してほしい」と伝えていました。

佐木川:そうでしたね。僕も面接まで行けば高柳さんはちゃんと話せる、だから書類が勝負だなと思っていました。それで、「職務経歴書をこの日に二人で作りましょう。たたきだけ作っておいてください」と宿題を出したんですよ。

そうしたら約束の日に、これまでに見た職務経歴書の中でいちばん長いんじゃないかと思うくらい細かく情報を書いたものを作ってきてくれて。そのときに、「もう大丈夫だ」と思いました。この人は、自分の力で未来をつかめる人だ、と。

——一方、エージェントの佐木川として、高柳さんの転職活動を支援する際に不安や懸念はありましたか?

佐木川:髙柳さんの転職活動そのものについての不安は感じていませんでした。ただ正直に言うと、この人の人生に何かつまずきを作ってしまったらどうしよう、という不安は常にありました。髙柳さんは自分の人生に本気で向き合っていて、今回の転職活動に200%のエネルギーを使ってくれている。僕がそれに応えられなかったら、髙柳さん、スッていなくなっちゃうんじゃないかっていう怖さがずっとありました。

髙柳:そうだったんですか?わたしは全然そんなことは思ってなくて。最初は佐木川さんがわたしに12~3社紹介してくれたと思うんですが、わたしが「行きたい」って言った会社はほとんどなかったですよね。一般的なエージェントは、なるべくたくさん書類を出しましょうと言うのかもしれないけれど、佐木川さんは「行きたい企業がこの中にないならそれでもいい」と言ってくれた。そんな風にタイミングや意思決定を尊重してくれていたから、納得しながら前に進めていました。

佐木川:タイミングといえば、初めてコミュニケーションを取ってから本格的に転職活動が動き出すまでには少し時間がかかりましたよね。

髙柳:そうそう、わたしが引っ張ったんです(笑)。前職でマネジメントしていたメンバーを置いて転職する覚悟がどうしても持てず、「もう辞めよう」「でも今じゃないかも」を何度も何度も繰り返して。その度佐木川さんに相談して、毎回真摯に向き合ってもらいました。

佐木川:営業としては、“1日でも早く転職を”とコミュニケーションを取るのが正しいのかもしれません。でも、僕らが扱っているのは人の人生や感情で、適したタイミングとそうでないタイミングが必ずある。

だから、決断に時間がかかることはネガティブにとらえてはいませんでしたし、「今じゃないと感じるのなら進むべきときに進めばいいんじゃない?」くらいに思っていました。職務経歴書などは完成していたから、時が来たらそれを出すだけで動き出せる状況ではあったので。

髙柳:あるとき前職で「ここに居続けるのはしんどいな」と明確に感じる出来事が起きて。すぐに佐木川さんに相談したら「じゃあ動いてみましょうか。そこにいつまでも居続けることは髙柳さんのためにならない」と背中を押してくれて、本格的な転職活動につながりました。

佐木川:それまでに3~4ヶ月かけて何度も向き合っていたから、髙柳さんにはなんとしてでも幸せになってほしいと思っていました。だから僕からは、ラブレターを書くような気持ちで髙柳さんの人柄や熱意が伝わるような推薦文を書いて、結果的にSmartHRさんとのご縁をいただき、前職と同じくISとしての入社が決まりました。

走る・掴む・届ける。「全力母ちゃん」が入社半年の間に心掛け続けたこと

——髙柳さんは入社後すぐに「全力母ちゃん、入社1ヶ月の奮闘記」というnoteをリリースし、社内でも、BOXでも大きな注目を集めました。全力母ちゃんのこの半年を総括すると、どんな言葉で表現できますか。

髙柳:うーん、難しいけど、「走る・掴む・届ける」でしょうか。

オンボーディング期間中はとにかく爆速で走ってキャッチアップしました。商材理解はもちろんのこと、SmartHRの良さをお客さんに届けられる言葉にはどんなものがあるだろうと思考を巡らせ、人のコールをひたすら聞き、成果を上げている人がどんな行動を取っているかを観察して、全て実践しました。

また、入社当初はSDR(Sales Development Representative:マーケティング部門からリードを引き継いで商談化させるいわゆる反響型営業)を、と言われていたのですが、保有リード数が少なく、これでは活動できないと感じました。そこで、「わたしはBDRをやります!」と宣言し、自ら機会をつかみに行きました。すぐに成果が出てきたので、「やっぱりここだった」という感覚も持てました。

そこからは、その観点を他のメンバーに吹き込んでいきたいと感じるようになり、ISだけでなくFS(フィールドセールス)のメンバーにもアプローチ方法について届けていきました。

——前回のnoteでは「共に働いてきた仲間に恥じない働き方をする」「ライフワークバランスのモデルケースになる」と2つの宣言をしてくださっていました。半年を振り返って、この観点はいかがでしょうか?

髙柳:「仲間に恥じない働き方」はクリアできていると思っています。前職のメンバーがリファラルでSmartHRにジョインしてくれたりもしていて、また一緒に頑張れるし、先に入ったわたしの背中を見て頑張れって言える環境を作れたのではないかなと思っています。

前職で一緒に働いていたメンバーは今はいろいろな場所で活躍していますが、定期的にみんなで集まって前職でやってきたことがどう活かされているかを話しています。そこでは「わたしも頑張ってるよ」と言えているし、これからもいつでもそう言える状況でありたいし、いつでもみんなのリーダーでいられたらと思っています。

——「ライフワークバランスのモデルケースになる」はどうですか?

髙柳:これは永遠のテーマだと思っていますね。わたしは今子育てをしながら働いていますが、子どもにも子どもなりの人生や波があるので、どうバランスを取り、どこで手を抜き、今何に一番時間をかけるべきなのかは常に移り変わっていく。だから、いつも考えてはいるけれど、できているかはわからないですね。子どもたちはきっともっと甘えたいだろうし、我慢してくれているはず。彼らが自立してくれているからこそできていることがたくさんあると思っています。

SmartHRには若いメンバーが多く、ISだけで見ると、小学生以上の子どもがいるママはわたししかいないんですよね。いつ産めばいいのか、子育てをしながらキャリアを作れるのか、女性の多くが不安に思っていて。だから「1on1してください!」って声をかけてもらうことが多いんです。

正直なところ、まだ「ライフワークバランスのモデルケースになる」は実現できていません。でも、だからこそわたしは、そこに向き合い続ける自分でいたいし、SmartHRを「働く女性」に目を向ける組織にしたい、そんな組織作りを牽引したいと思っています。

——髙柳さんは2024年2月末に、上期分(2024年1月~6月末)までのKPIを達成し、COOの倉橋さんからも「どうやってやってるの?」というチャットコミュニケーションがあったと聞きました。

▲スピード達成を実現したときのslack

髙柳:びっくりしました。実は個人的にIS内で「全力BDRニュース」という情報・ノウハウシェアのコンテンツを発信しているのですが、経営会議でその話題が出たよという話をいただいたこともあります。もうやめられない、ってちょっとプレッシャーもなくはないのですが、そんなふうに、自分で楽しみを見つけながら、プレッシャーを喜びに変えてやっていきたい。仕事だからこそ、楽しくやらないと意味がないって思っています。

佐木川:髙柳さん、SmartHRの面接対策の段階から「ISの枠をどんどん超えていきたいんです。面接でもそう話していいですか?」と言ってくれましたよね。僕は「どんどん伝えてほしい」と言いました。面接本番でも「ISだけじゃなくいろいろやりたい。それでも必ず結果は出せます」と言い切ったみたいで。髙柳さんらしいですよね(笑)。

髙柳:箱に収まるのが大嫌いだから(笑)。SmartHRは、わたしにとって天国みたいな場所。何かやるごとに反応してくれる人がいて、チャレンジを応援してくれて、倉橋さんのような経営レイヤーの方も目を向けてくれる。とてもありがたい環境だと思っています。

SmartHRで「全力母ちゃん」をこれからもずっと

——現在、伸びしろ・チャレンジになりそうだと感じている部分を教えてください。

髙柳:少し前に東京エリアから名阪エリア(名古屋~大阪)の担当に変更になりました。東京と名阪ではやはりリードの動きが違うので、これまでやってきたことが通用するのか、「ちゃんまき(髙柳さんの社内のニックネーム)でもダメなのか!?」にチャレンジできるのが楽しみですね。

ありがたいことに、SmartHRという名前は世間に浸透してきました。しかし名前が知られているからといって、簡単に契約が取れるわけではありません。ここから名阪エリアをどう盛り上げていくのか、どう施策を動かしていくのかを考えられると思うと、ワクワクします!いろんなことをやらせてもらえるので、本当にありがたいですね。

——今後の目標は?

髙柳:わたし、いつも昨日の自分を超えたいと思っているんですよね。寝るときに「今日も頑張った~!」って寝たいなって。“人生生き切った感”を毎日感じたいんです。

もしかしたら人によっては、仕事じゃない場面でそれができれば良いのかもしれません。でもわたしは、誰かと一緒に働きながらお客さんに価値提供をするのが人生の喜びです。だから今後もそれを実現していきたいかな。そしてISの皆さんに、チャレンジする気持ち・姿勢を届けられるお姉さんでありたいと思っています。

あとは、経営戦略、指針作り、そんなところにも寄与できる人材でありたいと思っています。発信の機会を増やしたり、皆の興味をどう喚起していけるかにも頭を使っていきたいです。

好きなこと、やりたいことがたくさんあるから、200%で何かを突き詰めるのは向いていないタイプなんです。だからこそ、たくさんのことに手を伸ばしながら、そのどれもで期待された成果をきちんと出していきたい。どんなふうに働くのが自分の価値や才能を一番発揮できるのか、これからも考え続けたいと思っています。

佐木川:僕は正直、あまり先のことは見ないようにしているんですよね。目の前に向き合うべき人がいる以上、自分の未来を見るよりも、その人たちの今この瞬間と、その人たちの人生に向き合いたいと思っているから。でも、「夢」とか「希望」くらいの抽象度で言うと、相手に何らかの気づきを届けられるような人であり続けたいとは思っていますね。

自分が勉強してきたことや市場の話はもちろんする。でもそれ以上に「僕はこう思う」とストレートに伝えられるエージェントでいたいと思っています。その姿勢って髙柳さんが教えてくれたと思うし、髙柳さんがいたからそこの楽しさを感じられるようになったとも思っています。候補者さんにとって、唯一無二のエージェントでいたいですね。

——SmartHRへの入社を検討してくださっている方へのメッセージをお願いいたします。

髙柳:SmartHRのISには、頭を使える人がマッチすると思っています。ただリストを追って電話をかけるのではなく、お客さまの何を良くしていきたいのか、どう向き合っていきたいのかを考えて働くことのできる、パワーのある人に来てほしいなと思っています。

佐木川:SmartHRは知名度も上がってきて、入社すれば安泰と思う方もいるかもしれません。もちろんそういう側面もありますが、日本のスタンダードを新たに作ろうとしている会社だからこそ、良い意味でのカオスさや、チャレンジできる土壌があります。

SmartHRのISはレベルが高いので、ただ架電する人ではなく、レベルの高い場所で「戦略家」としてのキャリアを積みたい人にはおすすめですね。

髙柳:ISで活躍するためには、人を巻き込む力・施策を考える力は間違いなく必要です。お客さまになり得る企業に対して「わたしのほうがあなたの会社のことを知っています」と言えるくらいに調べて、考える。その地図やビジョンがないと良いリードは取れないので、非常に頭を使う仕事だと思っています。SmartHRにもまだまだその点の伸びしろはあるので、一緒にISを「戦略家」、そして「司令塔」のような組織に育てていきたいですね。

——「全力母ちゃん」、いつまで続いていきそうですか?

髙柳:死ぬまで!でも「母ちゃん」はいつかはリタイアだから、その次の目標は「全力ばあちゃん」かな。その先の、「全力幽霊」もあったりして(笑)。いつもキラキラしている、全力のかわいいばあちゃんになりたいです。

佐木川:じゃあ僕も、「全力じいさん」を目指さないといけないですね!これからも一緒に頑張っていきたいです。よろしくお願いします!

▼髙柳さんによる「全力母ちゃん」続編はこちら

BOXは、あなたの人生を見据えた転職支援を行います

BOXでは、SmartHRへの転職相談を受け付けています。SmartHRの文化や制度、働き方など、長く続く関係のなかで得たネットでは得られないリアルな情報をお伝えします。もちろんご相談に乗るなかで、ほかの企業をご紹介することも可能です。多様なバックグラウンドを持つメンバーが、責任を持って全力で支援します。転職を検討している求職者の方は、ぜひご連絡ください。

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