今回ご紹介する方は、ベトナムに拠点を持つグローバルユニットでマネジャー兼アートディレクションをしている古川隆史さんです!前回の記事ではビットエーのデザイン思想について詳しく伺いました。そして今回はベトナムに拠点を持つグローバルユニットのマネジャーとして、現在の課題感だったり、育成について聞いてみました。ベトナムチームの様子が分かる内容になっていますのでぜひ最後までお付き合いください!
【前回の記事】
また、ビットエーがどうして海外展開でベトナムを選んだのか紹介している記事もあるので、そもそも海外展開していることを知らなかった!という方はこちらから読んでみてもいいかもしれません。
【プロフィール】
名前:古川 隆史(こがわ たかし)
経歴:前職は大手広告会社や新聞社をクライアントに持つ広告制作プロダクションにデザイナーとして勤務。
2021年3月にビットエーにジョイン。不動産・エンタメ業界のサイト制作や大手IT事業会社の採用管
理サービスの制作チームに参画。2022年2月に現在のグローバルユニットにマネジャーとして参画。
趣味:映画鑑賞、漫画、アニメ、散歩、サウナ、育児、バスケ
現在のお仕事について教えてください。
グローバルユニットにてデザイン・アートディレクション業務とマネジャー業務を担当しています。
グローバルユニットは、ビットエーのグローバル事業を本格化させていくために立ち上げられたユニットで、2021年1月に発足したベトナム支社を皮切りに、世界中の優秀な人材を集めた国際競争力の高い開発チームを目指しています。現在はベトナム支社の開発チームと日本側のチームの混合チームで様々な制作案件を担当させていただいています。
具体的な案件・プロジェクト内容としては、
・コーポレート/サービスサイトの構築・リニューアル
・プロダクトUIのフルリニューアル
・クライアントサービス内のCRM系のクリエイティブの運用・改善
上記3つが挙げられるかと思います。
基本的には施策立案や情報設計フェーズから担当させていただくので、エンドクライアントとも近い距離感でお仕事をさせていただく機会が多いですね。デザイン面でのクオリティ管理を主業務としつつ、各職種のリーダーと協力しながらプロジェクト全体の状況整理/コントロール/クオリティ管理を担当しています。
ビットエーとしてはグローバルユニットはまだまだ若い組織なので、マネジャーとしてリーダー陣と協力しながらチームビルディングを進めています。またユニットを横断する事業部全体のデザイナー採用チームに所属しており、採用関連業務も担当しています。
特にCRM案件は立ち上げ当初から長くお付き合いされていると伺いました。どんなところが評価されているのでしょうか?
スピードと正確性が評価されていると思います。主にクライアントとやりとりしているのがディレクターチームのリーダーの木伏君ですが、彼の「物おじせずに飛び込む精神」と「絶対になんとかしようとする姿勢」が様々な案件を任せていただける大きな理由になっていると思います。
また、日本側とベトナム側のコミュニケーションレベルが上がってきている点も大きいと思います。今は日本語とベトナム語を話せて、技術知識のある「ブリッジSE」を通してコミュニケーションをとっています。やはり文化が違うとタスクに対して、気になるポイントや掘り下げ方の進度が違ってきます。彼女たちのチカラでより細かい部分の目線合わせも可能になっています。また、英語で直接会話できるメンバーが増えてきている点も今後の成長に繋がっていくポジティブな要素ですね。
前回、同じくグローバルユニットで活躍されている水上さんにお話を伺いました。古川さんが水上さんに伝えていることはありますか?
デザイナーとしての役割に閉じずに発信して欲しいといつも伝えていますね。
彼女の仕事に真摯に取り組む姿勢は素晴らしいと思います。細かいところにもよく気がつくのでたくさん助けられてますね。例えば、他のメンバーが働きやすい環境を積極的に作ってくれます。作業が属人化しないようにマニュアルを作成したり、ちょっとした気づきから「これこうした方がいいと思ったんですけど、やっても大丈夫ですか?」と改善提案をしてくれたり。キャリアのある人間が見落としがちな箇所も、彼女ならではの視点で気づきを与えてくれる場面が多々ありますね。このようにいわゆるデザイン業務だけでなく、組織がより良くするために積極的に動いてくれる姿を見るのは凄く嬉しいですし、支えてもらっています。
他のメンバーの育成についてはどのように考えていますか?
他のメンバーにも同じで、チームの可能性を閉じないように、一人ひとりがどんどん発信していってほしいとお願いしています。
ビットエーは「チームでポテンシャルを発揮する」ことを重要視している組織です。それはマネジメント業務でも同じだと思っています。僕一人の思考だけでやっていくことには限界がありますし、チームの可能性が閉じてしまう。グローバルユニットの業務だけに閉じず、別の環境に行っても通用するクリエイターとして成長していってほしいから、僕の指示を待つのではなく、自分からどんどん動いていってほしいと思います。
その点、グローバルユニットのメンバーは情報のキャッチアップが早くて本当に助かっています。正直な話、組織的にまだまだ若いグローバルユニットで品質担保することは難しいことだらけです。ですがひとりひとりが率先して動いてくれるチームなので、みんなの頑張りにすごく支えられていますね。
例えば、案件ごとに振り返り会があるのですが、KPTというフレームワークを使って、どういった問題点があったのかなどを話し合います。みんな積極的に意見を出してくれますし、ベトナムチーム側も、鋭い視点でズバズバ意見を出してくれるので、業務改善や品質向上に繋がっています。
今の課題を踏まえて今後のグローバルユニットの目標を教えてください。
現状の課題・目標は、拡大を続ける優れたポテンシャルを秘めたベトナムエンジニアチームのチカラを最大限に活かす為に、開発ボリュームのある案件を安定的に受注する体制を作ることです。グローバルユニットの目指す姿は「世界中の優秀な人材を集めた、国際競争力の高い開発チーム」です。今はそこに向けて土台を作っている段階ですが、「どういう案件を取っていくべきなのか・どういう組織体系になっていかないといけないのか」という組織課題や様々な課題にマネジャー・リーダー陣を中心に全員で向き合っていくことが不可欠かと思います。
最後に超カジュアルな質問です!古川さんが発見した面白いベトナムの文化を教えてください。
ベトナムには10月20日に「女性の日」があるそうです。その日は開発リーダーのマックスが女性スタッフ全員に花とお菓子を渡していましたね。こういう風に、お互いの特有の文化を知っていくことは面白いですね(笑)。
*【新メンバーのウェルカムパーティー】普段のランチやコーヒータイムにはメンバー全員で過ごすことが多いそうです♪
*日本にいるグローバルユニットメンバーがベトナム支社に出張!
いかがだったでしょうか?着々と土台づくりが進むグローバルユニットの将来に期待しちゃいますね!それを牽引する古川さん、そしてベトナムメンバーの意識の高さも、成功の鍵になってくるのではないでしょうか。今後もグローバルユニットに注目していきたいです。