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こんにちは、バチェラーデート採用チームです!
今回は、バチェラーデートのプロダクト責任者として「出会いの質」を根本から見直すプロダクト設計に挑み続ける、菅野晋平さんにお話を聞きました。
仮説検証はもちろん、UX・AI・感情データを駆使して、“人がどんなふうに恋に落ちるか”を構造化しようとしている菅野さん。まさに「恋愛を科学する」ど真ん中の挑戦をしている一人です。
マッチングを“数”ではなく“未来”から捉え直すとはどういうことか?PdMとして感情と向き合うとはどういうことか?
バチェラーデートの裏側にある思想に、ぜひ触れてみてください。
菅野晋平 (Shinpei Sugano)
・「出会いを通して人々を幸せにする」というビジョンに共感し、大学卒業後 バチェラーデートにジョイン
・マーケティングや新規事業など、幅広い領域を経験した後、プロダクトおよび開発組織を担当
・システムの刷新やネイティブアプリのリリース、新機能の開発において、PdMとして企画立案からUI/UX設計、データ分析まで幅広く手がける
・現在は、事業全体の開発優先順位やロードマップの策定を通じて、プロダクトの継続的な成長を牽引
今の仕事について
― 現在、どんな仕事をしていますか?
バチェラーデートの中核となる「出会い体験」の質を高めるため、マッチングアルゴリズムの改善やUX最適化、デート後のフィードバック設計などに幅広く携わっています。
単に男女をマッチングさせるのではなく、「どんな2人が将来的な関係に発展しやすいか」を見極める“未来志向のマッチング”の実現を目指しています。
具体的には、機械学習を活用し、過去のマッチング結果やフィードバックを分析して、交際や継続率の高い組み合わせをモデル化。
それ以外にも、ユーザーが前向きに恋愛に向き合えるサービスを目指し、毎日のデート開催や14時/19時デートの機能リリースなども行っています。
こうした施策はPdM単独ではなく、エンジニアやデザイナーと連携しながら、感情面も含めてUX全体を全員で構築しています。
最近では、会話や満足度といった主観的データをもとに、AIで関係性を予測する仕組みにも挑戦中です。
バチェラーデートで働く魅力について
― やりがいを感じるポイントはどこですか?
一番の面白さは、「感情」をどうやってプロダクトに活かすか、という挑戦ですね。
たとえば「今日はいいデートだった」と感じた理由って、人によって全然違うんです。
会話のテンポかもしれないし、見た目の印象、意外な共通点かもしれない。
そういった曖昧な体験を要素ごとに分解し、再現できる仕組みとして組み込んでいく。そこにPdMとしての醍醐味を感じています。
バチェラーデートの特徴は、行動ログだけでなく、デート終了後に記入していただくAI学習シートから「どう感じたか」という主観的なフィードバックが週に数千件集まることです。
今後やっていきたい事として、たとえば「会話が盛り上がった」という声に共通する話題やテンポを自然言語処理で分析し、マッチングロジックに反映する。
感情データをちゃんとプロダクトに変換できる仕組み化ができたら、他にない強みになると思います。
― チームの雰囲気や進め方も独特だと聞きました。
機能開発は“全員企画型”で、CSやマーケも交え、部門の垣根を超えた議論が日常的に行われています。
CSから「この仕様、本当にユーザーが嬉しいのか?」といった提案が自然に上がり、仕様の見直しにつながることもあります。
また、意思決定の速さも特徴です。
朝に出たアイデアがその週には仮説検証フェーズに入るなど、施策の回転が非常に早い。
過去にはSNSのXで見つけたユーザーからの声を1時間後に反映させたこともあります。笑
各職種がプロダクト責任を持つ自律的なチーム体制が、それを支えています。
今後について
― 今後、PdMとしてどんなチャレンジをしたいですか?
目指したいのは、「誰とどんな未来を築けるか」までを見据えたマッチング体験の提供です。
静的なプロフィール情報だけでなく、会話や感情の推移など動的な情報を活かし、関係性の成長可能性を予測するAIを組み込むことで、より本質的な相性の可視化に挑戦しています。
LLMなど生成AIとも組み合わせて、「この2人が出会ったら、こんな未来が描ける」と提案できる仕組みをつくることが、今後のチャレンジです。
― どんな人と一緒に働きたいですか?
“正解のない領域”を楽しめることが一番大切です。
分析力や仕様策定力も重要ですが、根っこに「人の感情を動かすものを作りたい」という好奇心がある人と働きたいですね。
検証の手段が完全でなくても、自ら手を動かして前に進めるタイプの方にとっては、今のバチェラーデートは最高に面白い環境だと思います。
菅野さんのお話を通じて、「PdMが感情に向き合う」という一見不思議なスタンスが、実はバチェラーデートの本質なのだと感じました。
ユーザーの“出会い”や“気持ち”に真摯に向き合い、それを構造化しプロダクトへ昇華する。その姿勢に、まさに「恋愛を科学する」挑戦の最前線がありました。
菅野さん、貴重なお話ありがとうございました!