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なぜ日本就職を目指す?「FAST OFFER with NIKKEI」に参加した海外学生にインタビュー

目次

  1. ■そもそもFAST OFFERとは?
  2. ■FAST OFFER with NIKKEIにて来日し、日本語での面接を受けた外国人学生へインタビュー
    1. ・参加学生プロフィール
    2. ・インタビューの様子
    3. ・面接を受けてみた感想は?日本語での面接は初めてでしたか?
    4. ・なぜ日本で働くことに興味を持ったのですか?
    5. ・日本語は何年くらい勉強していますか?なぜ日本語を勉強し始めましたか?
    6. ・どのような日本の企業や業界に興味がありますか?
    7. ・祖国で人気な企業、業界、職種はありますか?
    8. ・【出身国の就職状況】祖国の友達も同じように就職活動してますか?彼らは苦労していますか?
    9. ・ずっと日本に住みたい、働きたいですか?
    10. ・日本の会社に期待することはなんですか?
    11. ・日本の会社に対し、不安に思っていることはありますか?
    12. ・5年後、10年後のプランはありますか?
  3. ■まとめ
    1. 日本企業の面接を受けている外国人学生と日本語で会話できる「見学会」イベント


【学生インタビュー】なぜ日本就職を目指す?2024年8月開催「FAST OFFER with NIKKEI」で日本企業と面接をした優秀な外国籍学生の生の声をご紹介

新卒外国人材が日本で就職する「きっかけから、活躍」まで支援するASIA to JAPANは、海外の大学に通う外国人大学生を日本に招聘し、日本企業とオフラインで行う来日型面接イベント「FAST OFFER」を毎月開催しています。
2024年8月の面接イベントでは、日本経済新聞社 人財・教育事業ユニットと提携し、日本企業への外国人学生採用面接会を開催いたしました。日本就職を目指し来日した6名の外国人学生にインタビューを実施、日本就職を目指す理由など、彼らの本音に迫りました。

■そもそもFAST OFFERとは?

FAST OFFERとはASIA to JAPANが運営する「就職支援サービス」です。
参加する企業各社は、ASIA to JAPAN独自のデータベースから面接したい学生を選びます。学生は、アジア各国、各地域のトップクラスの大学で、ASIA to JAPANが提供する「理系学生向けの無料の日本語授業」を受講した学生が中心となっています。
3社以上の企業から選ばれた学生は、ASIA to JAPANが無料で日本に招待し「日本で実施する、対面での面接イベント」に参加します。

※FAST OFFERについて詳しくはこちらから

■FAST OFFER with NIKKEIにて来日し、日本語での面接を受けた外国人学生へインタビュー

・参加学生プロフィール

・Aさん インド出身/理系女性/マンガロール工科大学(MITE)/電子通信工学専攻
・Bさん ミャンマー出身/女性/ヤンゴン外国語大学/日本語専攻
・Cさん エジプト出身/女性/カイロ大学/日本語翻訳専攻
・Dさん エジプト出身/男性/アインシャムス大学/日本語翻訳専攻
・Eさん 韓国出身/男性/慶熙大学校/文化観光コンテンツ専攻
・Fさん インド出身/男性/プネ大学/コンピュータサイエンス専攻

 

・インタビューの様子

 ・面接を受けてみた感想は?日本語での面接は初めてでしたか?

Aさん:私は、以前FAST OFFERを通してオンラインの採用面接を受けたことがあります。今回は初めて日本に来日して日本企業との面接を行いました。日本企業2社と日本語で採用面接を行い、一次面接も最終面接もうまくいきました。

Bさん:(日本で留学していた時に)アルバイトの面接を日本語で受けた経験はありますが、FAST OFFERのような採用面接を日本語で受けたのは初めてでした。ですが、面接はうまくいったと思います。

Cさん:初めて日本語で面接を受けたので、緊張しましたが、面接が始まると緊張がほぐれて安心して面接官と会話できました。

Dさん:日本語の面接は初めてではありませんでした。昨日の面接はうまくいったと思います!

Eさん:今まで3回程度、日本語で面接を受けた経験があります。昨日の面接ではすごく緊張してしまって、準備したことをしっかり話せませんでした…。

Fさん:日本語で対面で面接を受けるのは今回が初めてです。少し緊張しましたが、うまくいったと思います。

・なぜ日本で働くことに興味を持ったのですか?

Aさん:私が大学の最終学年の時、FAST OFFERで日本企業に内定し、働いている先輩が私の大学に来る機会がありました。そこで先輩たちが日本がとても安全であることや、彼らが日本で良いチャンスに巡り合い、順調なキャリアを築いているということを教えてくれました。彼らは日本でスキルを身につけ成長できるキャリアに巡り合っており、さらに日本生活をとても楽しんでいる様子だったので、そこから「自分も日本に行って働かなくては!」と感じ、日本語を学び始めました。

Bさん:ミャンマーでは近年、日本の会社がビジネスを拡大し始めており、日本や日本の会社が人気になってきています。それに伴い、多くのミャンマー人が日本で働き始めており、「私も日本で働きたい」と考えるようになりました。

Cさん:大学や仕事で培った日本語をより向上させたいと考え、日本で働きたいと感じるようになりました。日本で働ければ、日本語だけでなく敬語やマナー、日本文化など、さらに深く日本について知ることができると考えています。

Dさん:自分の日本語のスキルや、今まで日本人の方と沢山交流してきた経験があるので、それを生かして日本で働きたいと考えたからです。

Eさん:高校生の時に日韓交流プログラムに参加してから日本にずっと興味を持っていました。そして、2023年度に日本で交換留学を経験し、日本の生活が自分に合っていると思ったので、日本で働きたいと思うようになりました。

Fさん:日本の仕事への姿勢に感銘を受けたからです。仕事に対する真剣な取り組み方や、細部にこだわる姿勢に惹かれて、自分もその文化に触れたいと考え始めました。

・日本語は何年くらい勉強していますか?なぜ日本語を勉強し始めましたか?

Aさん:先輩の話を聞いて、「日本で働きたい!」と感じ、日本語を学び始めてから二年半がたちました。

Bさん:私が高校生くらいの年代からミャンマーで日本人気が加速していたので、私は外国語大学に入学し日本語を学ぶことに決めました。2017年から大学で日本語を学んでいましたが、コロナ禍の三年間は大学を休学していたので、実質4年程度、日本語を学んでいます。

Cさん:4年間大学で日本語を学んだのも含め、合計で6年間ほど日本語を学んでいます。日本のアニメを見たのがきっかけで日本語学習を始めましたが、大学では日本文化や日本社会のより深いトピックについても興味を持って、熱心に学びました。

Dさん:日本語は6年間ほど勉強しています。すこし変に思われるかもですが、日本語の発音が聞き心地がいいなと感じて日本語を勉強し始めました。

Eさん:日本語は幼いころからゆるく独学で勉強してきましたが、JLPT(日本語能力試験)でN1を取得するために1年~2年程度は集中して日本語を勉強しました。父親が日本の大学院を卒業した経験があり、幼いころから両親が冗談で私の悪口を日本語で言っていることがあり、それをなんとか理解しようとして日本語を学び始めたのがきっかけでした。そこから、日本のアニメや文化にも興味を持つようになりました。

Fさん:2023年の1月から日本語学習を始め、今は1年半程度日本語を学んでいます。友人が「日本語を勉強したら、日本就職への可能性が高まるから、日本語を勉強してみなさい!」と僕に薦めてくれたのがきっかけでした。

・どのような日本の企業や業界に興味がありますか?

Aさん:私は電子通信工学を専攻しているので、日本で電子通信工学にかかわる職を獲得できたらうれしいです。ただ、インドにあるIT企業で就業した経験があるため、IT関連の職種にも興味があります。

Bさん:私は日本語を勉強しているので、語学力が活きる営業職につきたいと考えています。

Cさん:SNSなどを使ったマーケティング職に最も興味があります。マーケティング職における、計画を立てて仕事に取り組むプロセスや、チームの活気のある雰囲気が魅力だと思います。また、私自身SNSが好きなので、それも理由の一つです。

Dさん:日本のメーカーと商社に興味があります。エジプトで、外資系の商社で働いた経験があるので、商社の業務内容に精通しているためです。

Eさん:大学の専攻がコンテンツ制作なので、エンターテインメント業界だったり、企画職・マーケティング職だったりに興味があります。

Fさん:人々に使われているアプリケーションを扱っていたり、エンジニア達がプロダクトを開発するときに使用するようなソフトウェアの開発に携わっていたりするような、ソフトウェア関連の企業に興味があります。

・祖国で人気な企業、業界、職種はありますか?

Aさん:インドでは、インドにあるAccentureや富士通株式会社のように日本で働くチャンスが多くある企業が人気があると思います。こういう企業は日本で働きたいと考えているインド学生に非常に人気があります。

Cさん:エジプトでは、医者など医療にかかわる仕事が人気な印象があります。

Dさん:エジプトでは、日本の大手メーカーが人気です。例えばシャープ株式会社はエジプトで現地企業と合併事業なども行っており、人気があると思います。

Eさん:韓国では、IT企業への就職が近年すごく人気だと思います。ネイバー、カカオ、LINE、クーパン、ペダルミンジョク(配達の民族)、タングンマーケット、トスバンクが特に人気なIT企業7社で、その頭文字をとって「ネカラクペタント」と呼ばれているほどです。

Fさん:インドにはたくさんの有名なソフトウェアを扱う企業があります。インフォシス(ITコンサルティングやソフトウェア開発が有名)やマヒンドラ&マヒンドラ(自動車製造メーカー)なども有名です。

・【出身国の就職状況】祖国の友達も同じように就職活動してますか?彼らは苦労していますか?

Aさん:私には日本語を大学で一緒に学び、日本就職を志していた友人が沢山いますが、彼らはすでにFAST OFFERを通して日本就職を達成しており、日本で働いています。今回は彼らの後を追って私がFAST OFFERで日本企業の面接を受けています。

Bさん:はい、私のように日本就職を目指してFAST OFFERを利用している友人もいます。実際に私の友人はFAST OFFERのオンライン面接で日本企業に内定しました。FAST OFFERのサポートがなければ、通常ミャンマーから日本で就職することはすごく大変だったと思うのですが、FAST OFFERのおかげで順調に日本で就職活動を行えています。

Cさん:エジプトと日本では就職活動のやり方が大きくことなっていて、エジプトの学生は大学卒業後に本格的に職探しを始めます。なのでエジプト人が日本で就職したいと考えた場合、少し難しいかもしれません。

Dさん:僕のエジプトの友人の何名かは日本の大手メーカー等で働いています。就職活動はわからないですが、仕事自体は大変そうです。でも仕事に苦労はつきものだと思うので、それは出身にかかわらず皆に言えることだと思います。

Eさん:韓国は就職することが大変な国だと思います。正社員になる前に、半年程度のインターンシップを2,3回経験して、追加で資格を取得することが普通とされているなど、正社員のオファーを受けるために沢山のことが要求されるからです。

Fさん:僕の友人の中には、すでに働いている人もいれば、最近卒業して今就職活動を始めた人もいます。近年インドでは、エンジニアの数は多いものの、企業側のエンジニアの求人ボリュームが少ないため、特に大学を卒業したばかりのエンジニア学生は職探しに苦労しています。

・ずっと日本に住みたい、働きたいですか?

Aさん:はい、これは日本語学習を始めた当初から今に至るまでの大きな私の目標です。日本で住んで働きたいと思ったことがきっかけで、日本語学習をスタートさせ、今も日本就職を達成し日本に長く住むべく、努力を重ねています。

Bさん:はい、私はずっと日本に住んで働きたいと考えています!

Cさん:はい!もちろん将来のことはわからないですが、日本でずっと住んで働けたらいいなと考えています。

Dさん:日本は住むという点では素晴らしいと思います。また、日本は仕事が大変という方もいますが、僕は仕事が大変だったとしても全然大丈夫です!

Eさん:自分の希望に沿う職種や会社に入ることができたら、是非日本でずっと住んで働きたいと考えています!

Fさん:はい、もちろんです!日本語を勉強し始めたときから今に至るまで、日本に住んで働き続けることが私の夢です。

・日本の会社に期待することはなんですか?

Aさん:日本の会社で私がスキルを磨き、成長できる環境があることを期待しています。また、職業訓練以外にも私がなにか別の資格や新しい経験ができるシステムがあればうれしいと考えています。

Cさん:日本人や日本企業の特徴である、周囲に気を配って配慮する姿勢や、異文化を尊敬する姿勢に期待しています。また、会社の中で面白い事業に参加できたらいいなとも考えています。

Eさん:日本の会社で働きながら、日本の文化や日本人の方々と沢山交流できる機会があればいいなと感じています。

Fさん:私は、日本企業の仕事に対する姿勢や規律を学びたいと考えています。日本企業の仕事への姿勢は、世界有数のものだからです。

・日本の会社に対し、不安に思っていることはありますか?

Aさん:(日本の会社というよりかは日本での生活全般について)私はずっと日本に来て働くことを夢見ていましたが、それでも日本は私にとって初めての海外経験となるため、特に食事面では慣れるのに時間がかかることを予想しています。インドの人々は辛い食べ物を好んでたべるのですが、日本にはそこまで辛い料理がないです。

Bさん:日本に留学して一人暮らしをした経験がすでにあるので、日本での生活面は心配していません。ただ、日本の会社で長く会社員として働くことについて少し心配しています。自分がうまく会社に貢献したり、成果を出したりできるのか少し不安もあります。

Cさん:私はムスリムなので、ハラールの食事にありつけるかは少し心配ではあります。ただ、都市部では特にハラールの飲食店が増えてきているので、あまり心配はしていません。

Dさん:日本企業の新卒の給料は少し低いと感じました。

Eさん:自分が日本の社会にちゃんと適応することができるか少し不安に思っています。

Fさん:日本企業で働いて仕事への姿勢を吸収したいという思いが強いので、特に心配していることはありません。

・5年後、10年後のプランはありますか?

Aさん:私は将来的に自分のスキルを磨いていくことを目標にしており、新入社員からリーダー、リーダーからさらに上の役職というように昇進という形で自分の成長がみれる組織で働いていたいと考えています。

Bさん:現在の自分のスキルは日本語スキルしかないので、5年後、10年後には私の会社についてもっと勉強をして知識を増やし、仕事で成果を出して会社に貢献できるような会社員になっていたいです。

Cさん:将来は日本語を使いながらマーケティングに関係する職につきたいと思います。5年後、10年後もまだ日本で働けていたらうれしいです!

Dさん:将来的にもずっと日本にいたいと考えています!もしかしたらエジプト出身の芸能人になっているかもしれません…(笑)。

Eさん:5年後、10年後には、日本で働く中でより日本の文化を理解したり経験を積んでいたりすると思うので、それを生かして、日韓の政治面での交流を支援するコンテンツや動画を世界に発信したいと考えています。

Fさん:10年後には、ソフトウェアエンジニアとして、消費者が使いやすいアプリケーションをたくさん開発していたいです。また、私の創造力やアイデアを生かし、今の技術では解決できていない問題を解決して、社会に変化をもたらせるようなエンジニアになっていたいと考えています。

■まとめ

今回のインタビューを通し、日本に留学などで来た経験がある外国人学生はもちろん、母国で働いた経験やまったく日本に来たことがない学生も日本で働きたいという強い思いをもっていることがわかりました。
これは、日本企業の世界市場におけるプレゼンスの強さやプロダクトへの評価、そして日本のカルチャーや仕事観に由来しているようです。

日本企業の面接を受けている外国人学生と日本語で会話できる「見学会」イベント

株式会社ASIA to JAPANでは、毎月開催している採用面接会FAST OFFERと合わせて、外国人採用について深く知りたい企業様向けに見学会を実施しています。そこでは、日本就職を目指す海外大学の外国人学生に直接「日本語で」質問し、交流していただくことができます。
記事からもわかる通り、彼らは日本語が話せる上、外国のトップ大学で学んだ文系・理系学生ですので、率直な意見を通訳なしで本人から伺うことができます。FAST OFFERで会える外国人学生の日本語レベルや日本就職を志す理由などを直接確認できる機会となります。

こうした事業にご興味をお持ちの方、ぜひお待ちしております!


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