こんにちは。
株式会社Arinosの採用チームです!
今回は、「新卒メンバーが気になるあの先輩に話を聞いてみた!」シリーズをお届けしていきます。
第2回目は
伊藤さん(25新卒) × 加藤さん(Axis/秋田拠点)
ーー まずは、加藤さんのご経歴について教えてください。
はい。私は秋田の農業高校を卒業後、東京の農業大学に進学しました。もともと農業が身近な環境で育ってきたこともあり、自然と進路もそちらに向かっていった形ですね。
大学卒業後は営業職として、約11年間働きました。秋田で一番と言われる日沼工務店に勤めた後、31歳からはミサワホームでも営業を担当していました。
その後、農業の道へ戻り、米作りやハウス栽培を中心に約10年間携わりました。JAの役員なども経験させてもらい、地域に根ざした形で活動していました。
そして、2022年1月にArinosへ入社しました。今は4年目になります。
ーー Arinosへの入社を決めたきっかけは?
妻と2人で農業をやっていたんですが、正直それで生計を立てるのはかなり大変で…。まだ体も元気だし、今のうちにもう一度外の世界で働いてみようと決意しました。
ハローワークで仕事を探していたときにArinosに出会いました。営業の経験も長かったので、これまでのキャリアを生かせる仕事がいいなと考えていたところ、ぴったりの会社でした。
ーー 入社後に苦労されたことはありますか?
たくさんありましたね(笑)。最初はマーケティングや競合分析、事業創出プログラムなど、本当にいろんな部署を経験しました。
初めて聞くような言葉や概念も多く、新しい知識をどんどん吸収しないといけない状況で、正直大変でした。でもその分、学べることが多く、自分自身の成長にもつながっていると感じています。
ーー Arinosは他の会社と比べて、どんなところが違いますか?
一番感じるのは「規律の緩さ」ですね。いい意味で、自由に動ける環境があるんです。いわゆる「ハーフフリー」な雰囲気で、自分の裁量で動ける部分が大きいです。
ただ、それを良い方向に活かせるかどうかはその人次第です。自由だからこそ、一般常識や社会のマナーはしっかりと意識しなければならないですね。
ーー 営業をする上で、地域ごとの違いは感じますか?
はい、かなり感じます。東京のお客様は損得勘定で動くことが多く、提案に対する反応もシビアです。一方で、東北のお客様は「人情」で動くことが多いですね。
地域のつながりや人との関係性を大事にしていて、ちょっとした“しがらみ”なんかも感じることがあります。その文化にしっかり寄り添っていくことが大切です。
ーー 今後の目標や夢を教えてください。
プライベートでは、子どもの成長をしっかり見守っていきたいと思っています。
ビジネス面では、また農業系の仕事に携わりたい気持ちがあります。自分が子どもの頃からずっとそばにあった存在ですし、今の経験を活かして、誰かの農業を支援するような活動ができたらいいなと考えています。
ーー 学生さんへのメッセージをお願いします。
「体験できることは財産」だと思っています。今の時代は、テクノロジーや便利なものがたくさんありますし、すぐに答えにたどり着ける環境も整っていますよね。
でも、だからこそ、答えを出すまでの“過程”や“体験”を大切にしてほしいです。たとえば、いきなりChatGPTに頼るのではなく、まずは自分で考えてみて、それでもわからなかったらツールを使う、という意識を持ってほしいですね。
ーー 最後に、新卒メンバーに求めることがあれば教えてください。
営業に限らず、「準備が8割」と思って取り組んでほしいです。
今はポジティブに挑戦する人が増えていますが、一方で、昔ながらの慎重で安定を求めるタイプの人もまだまだいます。そういった人たちにも納得してもらうためには、しっかりとした根拠や準備が必要です。
そして、人との関係性を築くうえでは、「人の隙間に入っていく」ことが大切です。気遣いや思いやりの気持ちを忘れず、人とのつながりを大切にしてほしいですね。
地域と人をつなぐ“人情型営業”を武器に、再び農業の世界への挑戦を見据える加藤さん。
その言葉一つひとつに、経験からにじみ出る温かさと、未来を見つめるまなざしが感じられました。