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驚異の成長を続けるPIECE OF SIGNのグローバル戦略とは?代表インタビュー


こんにちは。anveil PRです。

今回は、anveilの代表である音田康一郎への「anveilのグローバル戦略」インタビューです。

PIECE OF SIGN は、現在欧米圏を中心にグローバルで販売を行なっており、ブランド売上全体の2-3割を、海外市場が占めています。

なぜ日本のベンチャー企業がそこまで海外市場で成長できるのか?
anveilがグローバルで優位でいられるビジネスモデルとは?

そんな疑問にお答えするべく、anveilがグローバル市場で急成長を続けられる理由をお届けします。是非、お楽しみください。


驚異の成長を続けるPIECE OF SIGNのグローバル戦略


PIECE OF SIGN は、現在欧米圏を中心にグローバルで販売を行なっており、今ではブランド売上全体の2-3割を、海外市場が占めています。

年間の成長率は2.5~3倍程度で、国内の成長率と比較して強烈な伸び率を記録しています。

この伸びは以下の3つの最適化が、ハイブリッドで上手くハマった結果だと考えています。

①大量生産地としてのアジア圏(日本国外)

②コスパの良いオペレーションが実現できるセミカスタマイズの場= 日本

③高単価で販売可能な「良質なマーケット」としての欧米圏

①のアジア圏は、日本や欧米圏と比較すると最も低賃金で大量生産向きの場所で、その他経済圏の企業からも「大量生産の場としてのアジア圏」を期待されています。

大量生産された商品がグローバル向けにそのまま売られていくビジネスモデルはすでに存在し、最近でいうと「Temu」などがその代表だと思います。

しかし日本は「大量生産」というテーマだと、アジア圏の企業に太刀打ちできません。

そのため、大量生産以外で独自の立ち位置を探す必要があります。


先述の通り、アジア圏の工場は基本的には「大量生産・薄利多売」のモデルで運営しており、

生産ラインの性質が全く異なるので、「小lotカスタマイズ」の生産ラインを持っていることは多くありません。

ここで、日本がアジア圏や欧米圏と比較して何が優位なポイントか?を考えてみると、これらの点だと思います。

・欧米圏と比較すると低賃金な労働力

・賃金水準と照らし合わせた際の、オペレーションの質の高さ

・それを生かした低コスト・カスタマイズオペレーションを実現できること

その結果、日本は必然的に「名入れなどのセミカスタマイズ」や「オーダーメイドでの小lot生産」で差別化するしかないのですが、

「オーダーメイドでの小lot生産」の場合は、多少コストが高くてもコミュニケーションやロジ面がネックとなり、必然的に販売地のローカル企業の方が強くなりがちです。

そのような理由から、欧米圏のローカル企業から「オーダーメイドでの小lot生産」のマーケットを奪取するのはなかなか難しいと考えます。

PIECE OF SIGNの事業は、「サイン・看板」という各国で要求される仕様の差異が比較的少なく、「ローカライズの必要性が低め」な商材です。



かつ、上記のようなアジア圏 <> 日本 <>欧米圏 の中でのポジショニングを上手く活かせる「セミカスタマイズ商材」だったので、

当初から勝算を持ってグローバル販売を開始し、その戦略がそのまま通用した良い例だと思います。

また、売価に対して空輸する送料が比較的安いことも、このビジネスモデルの採用を検討する上で重要なポイントだと思います。

chatGPTなどの登場によって、ローカル言語での翻訳や現地向けのサポート体制の構築も容易になってきました。

アジア圏と欧米圏に挟まれる日本の製造業・プロダクトブランドが今後生き残っていく中で、このビジネスモデルは1つの解になると僕は思っています。


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