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建設業界にデジタルシフトを起こすクラウド型施工管理サービス「ANDPAD」。利用企業数10万社、ユーザー数26万人を突破し、株式会社アンドパッドは日本の建設業界のDXを牽引する企業として、世界の投資家からも注目を浴びています。
Androidエンジニアの工藤さんは2020年1月に入社。それから半年で社内のFlutter開発の第一人者に。そんな彼にアンドパッドで働くことの魅力を語ってもらいました。工藤さんの言葉の節々から滲み出るアンドパッドのエンジニア組織の熱気を感じてください。
工藤 厚太郎(くどう こうたろう)
金融系SIerでSEを経て、toCの事業会社にてAndroidエンジニアとしてモバイルアプリ開発を中心にバックエンド、Webなども担当し、2020年1月にアンドパッドへジョイン。
現在は「ANDPAD検査」アプリのリーダーと「ANDPAD」施工管理アプリのAndroid開発担当を兼任し、Flutterを採用したモバイルアプリ開発をリードしている。
業界変革型モバイルアプリ開発にかける思い
―早速ですが、Androidエンジニアとして活躍していた工藤さんが、アンドパッドに入社したきっかけを教えてください。
前社で開発していたのがtoCのアプリだったのですが、一般的にtoCアプリの場合、ユーザーの課題基点ではなく「Webサービスをモバイルアプリでも使えるようにする」とか「ユーザーがストアからダウンロードしたくなるアプリをつくる」といった、大局的なビジネス側の意図に沿って開発をする傾向があると思います。その会社でやれる開発は一通り経験できたので、次のステップを模索していたとき、「今度は、ユーザーのリアルな声を聞きながら、世の中のポジティブな変化に貢献できるモバイルアプリをつくりたい」と思いました。
というのも、子育てをしながら「子どもが大きくなったとき、今より世の中がよくなっていたらいいな」と考えていたんですよね。そんな背景があり、転職活動中にアンドパッドを知ったとき「ANDPAD」の開発を通じて建設業界に貢献できることに魅力を感じました。
建設業に従事している親戚がいるので、紙の文化が残っていることや、ITサービスを使い慣れていない人が多いことなど、建設施工現場のイメージも少しだけあったんですよ。建設施工現場で働くみなさんの役に立ちたいと思ったんですよね。
―アンドパッドは急成長中のスタートアップ企業。そこで働くことに対して不安はありませんでしたか。
不安はなかったですし、むしろカッチリしている会社よりいいと思っていました。決まったフローで決まったことをするよりも、新しいことを試したいタイプなんですよね。まっさらな状態で、試行錯誤して経験を積んでいける職場のほうが好みなんです。
初めてづくしのFlutterプロジェクトに没頭
―工藤さんが入社後に試行錯誤した一つに、Flutterを使った「ANDPAD」の機能追加があったと聞いていますが、そもそもどういう経緯でFlutterを使うことになったのですか。
当時、緊急事態宣言が出ていたのでコロナ禍対応の要望も多く、「ANDPAD」に「お知らせ機能」を追加することになったんですよね。機能としては、災害時の注意事項の共有、コロナウィルス関連の対応方針の全社共有、現場で働く人から会社への体温の報告などです。「できるだけ早く実装したい」と聞いていたので、ワンソースでiOSとAndroidに対応させるFlutterを試す絶好の機会だと思いました。
ところが、FlutterはDartという言語で記述するのですが使ったことがなかったし、親和性があるJavaScriptの経験もなかったんです。わからないことが多かったので、エンジニアになったばかりのころのように、「ググりながら書く」みたいなことが続きました。大変でしたけれど、新しいスキルを得る喜びがありましたし、良い意味でエンジニアとして初心にかえることができました。何より楽しかったですね。
結果として、劇的に開発期間を短縮できたわけではないけれど、Flutterでのワンソースのアプリ開発が、現在ではアンドパッドの新規開発の主流になっています。スムーズにはいきませんでしたが、長期的に考えると開発コストの短縮には貢献できたと思います。
―工藤さんの充実ぶりが伝わるエピソードですね。「ANDPAD」の開発ならではの難しさも感じていますか。
Webアプリとモバイルアプリのユーザー層が異なることが「ANDPAD」の特徴だと思います。Webアプリは管理系の仕事をしている人が大半で、モバイルアプリは現場の人たちなので、求められる機能が異なるんですよね。しかも、建設施工現場で働く方は年齢層がやや高めで、業務アプリを使い慣れていない方もいます。
「こういう機能がほしい」という要望は日々上がってきますし、サービスを使い慣れていない人たちでも、迷わず使えるようにするのは簡単ではないです。現場の様子や、働く人の生活なども含めて、もっと鮮明にイメージして開発する力が必要だと感じていますね。
しかしながら、簡単ではないからこそ、建設業界の変革に貢献できるわけで、難しさはやりがいと表裏一体だと思っています。
技術ネタでSlackが盛り上がるのは日常茶飯事
―工藤さんはアンドパッドで4社目とのこと。アンドパッドのエンジニア組織にはどんな特徴があると思いますか。
技術的な議論がすごく多いです。「この技術がいい」「いや、この技術のほうがいい」というやりとりが日々湧き上がっています。モバイルアプリの開発でも、意見が割れることが結構あり、そこで意見を交わして最適な手法を導いていくプロセスが、私にとってはかなり新鮮です。
基本的に、アンドパッドのエンジニア組織は技術が好きな人の集まりなんですよね。自分のプロジェクトと関係のないSlackチャンネルを覗いてみると、やはり技術の話で盛り上がっていたりする。いろんな技術を経験したい人にとって楽しい職場だと思います。
また、アンドパッドのエンジニアは全体的にレベルが高いです。モバイルアプリの開発だけでなく、バックエンドの開発チームなどを見ていても、「他の会社に行けばテックリードをやっていそうだな」と思うような人がいっぱいいる。この環境で切磋琢磨したらエンジニアとして間違いなく成長できると思います。
―他社のAndroidエンジニアがアンドパッドに入るメリットにはどんなものがあると思いますか。
まず前提としてAndroidエンジニアは重宝されます。「ANDPAD」にはAndroidの開発スキルはどうしても必要ですから。
その上で、これはAndroid開発に限らないのですが、例えばWebアプリとほとんど同じようなモバイルアプリを開発していた人にとって、やりがいを感じられる会社なんじゃないかなと思います。先ほども話しましたが「ANDPAD」はWebアプリとモバイルアプリのユーザーが違うんです。だから、現場で使う人たちのシチュエーションをイメージしながら、役に立つアプリを開発している。そこにやりがいを感じられるんです。
また、アンドパッド代表の稲田はエンジニア出身ではありませんが、エンジニアの観点を持っています。技術的な要素を含めてプロダクトを良くするための議論ができるし、エンジニアの声に耳を傾けて理解してくれるので、開発主導でプロダクトに影響を与えることもできます。
今話した例に限らず、エンジニアとして喜びを感じられるポイントがたくさんあることが、アンドパッドに入社する一番のメリットだと思いますね。
―では最後の質問です。建設業をとりまくプロセス改善には、まだまだ多くのITツールが不足していると聞きました。さまざまな新規プロダクト開発が進む中で新しいポジションも増え、積極的にエンジニアを採用しているアンドパッドですが、工藤さんはどんなエンジニアにきてほしいと思いますか。
昔の私がまさにそうだったのですが、「別にこれWebアプリでいいじゃん」と言われないクオリティのUXを提供するアプリをつくりたい人にきてほしいです。
あとはやはり技術に対する興味関心や向上心もあったほうがいい。常に新しい技術の情報を集めているエンジニアも多いし、できるだけ多くの技術的な選択肢を比較して、最善の方法を選ぶというやり方を日常的にしているからです。
とにかく、知的好奇心を満たせること間違いなしの会社なので、次のステップを考えている人にぜひアンドパッドを知ってほしいです。
―工藤さん、今日はありがとうございました!
Androidには建築業界をターゲットとした端末もあるため、「ANDPAD」も一般的なモバイルアプリと比較して、Android端末をつかうユーザーが多いです。ユーザー数と比例して、その数は増え続けることでしょう。
Androidエンジニアの知見が、ネイティブアプリ独自のUXを重視する「ANDPAD」のプロダクトグロースには欠かせません。アンドパッドには「ユーザーのニーズに応えて社会に貢献する喜び」があります。興味がある人はぜひアンドパッドの求人をのぞいてみてください。