以下、インターン生として勤務していただいていた井茂さんの執筆記事をアップしています！
興味を持ったという、アミタの社員寮について、記事を書いてくださいました。
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こんにちは！アミタで学生インターンをしている井茂です。

24年3月前半にアミタに合流（アミタでは入社のことを「合流」と表現しています）して以来、人事とマーケティング関連の業務を担当しています。
学生インターンにも関わらず、幅広い業務にチャレンジさせていただいき、たくさん学びがあって充実しています！

これから、ちょっと独特な・・・でもアミタの個性が詰まっている、新入社員寮について、前編・後編に分けてご紹介します。
前編（本記事）では、寮での共同生活を始めて数か月の新入社員４名に、寮生活についてお聞きした内容をご紹介します。

そもそも、アミタの新入社員寮って・・・？

新入社員は、4月から12月までの9か月間、寮にて共同生活をします。今のアミタの新入社員寮は、下のイメージ図（執筆者による手描き）のような、坂の上にそびえ立つ大きな民家です！２階建てで、中には各新入社員の個人部屋に加えて、共用スペースとしてのキッチン、居間、和室、トイレや風呂場、バルコニー、庭などがあります。

▲新入社員寮のイメージ図

私が一番驚いたのは、この新入社員寮に、コンポストが設置されていることです！
2021年度の新入社員が、寮で日々発生する生ごみを処理し、臭いを解消するために、社内でクラウドファンディングを実施したのがきっかけだそうです。生ごみのたい肥化が行政レベルで推進されている韓国や欧米の一部地域と比較して、日本は廃棄大国と言われるほどゴミの焼却量が多いのが現状ですが、新入社員の働きかけで寮へのコンポスト設置に至ったというエピソードがとても印象的です！

それではさっそく、寮での共同生活を始めたばかりの新入社員４名に、寮生活について聞いた内容を紹介します^^

▲インタビューの様子（左前は筆者）

｜寮の中で好きな場所はどこですか？

・縁側です。庭に面しているので、そこでくつろぐのが好きです。ケーキを買ってきて、縁側で一人で食べるのが至福の時間です（笑）

・一人で広々使えるキッチンと風呂場です。居心地が良くてリラックスできます。でも、一人でいる時間に安心してくつろげるのは、普段ストレスを感じた時に、すぐに声をかけられる人が周りにいるからだと思います。一人暮らしをして広い部屋に一人でいても、寂しさを感じてしまうと思います。

｜寮の掃除はどのように分担しているのですか？

・個人部屋はそれぞれで掃除し、共用部の掃除は廊下担当・トイレ担当など、分担しています。ただ、庭は掃除担当がおらず、気づいた人が掃除するという形にしています。

｜共有スペースで、皆さんで何かを一緒にすることはありますか？

▲寮での食事の様子はこんな様子だそうです

・週に数回、夜にお茶会を開催しています。「やろう！」と誰かが予定を立てて開かれる訳ではなく、偶然リビングに夜に居合わせた元気なメンバーが開くという感じです。お茶を飲んで、喋ったりお菓子を食べたりテレビを一緒に見たりしています。

▲新入社員寮の庭は和風です！

｜これまで、ハプニングなどはありましたか？

・大きなハプニングは、特にありませんでした。
　共有事項はホワイトボードに書き留めておいてみんなが見れるようにする、という仕組みにしています。
他にも、みんなの予定を書き込んだカレンダーと、掃除当番やゴミ出し当番を振り分けているホワイトボードがあります。こういう仕組みがあるから、未然にハプニングを防げているのかもしれません。

｜これまでの共同生活を振り返って、自分の中で変化を感じることはありますか？

・一人暮らしだと自分をケアすることばかり考えると思うのですが、共同生活をする中で、「一緒に住んでいるみんなが豊かに暮らすためには・・・？」を考えるようになりました。

・これまで頑固だった自分は、「これが正義」と信じてしまうと、その考え方に合わない相手を責めることがありました。でも、共同生活を通じて相手が育った環境や事情がわかるようになると、「自分の正しさって押しつけだったなあ」とか、「どのような伝え方であれば相手を不快にさせずに心地よく暮らせるだろう」と考えるようになりました。

新入社員の皆さま、ありがとうございました！！

いかがでしたでしょうか・・・？
私は、この寮制度は、アミタの理念の実践の場であると理解しています。
アミタは、豊かな関係性によって成り立つ社会を構築するため事業に取り組む会社です。

仕事とプライベートを二分して仕事の効率改善を追求するよりも、両者の相互作用を通じて人間力・価値創出力を向上させることを目指しています。（このような背景から、アミタでは、「ワーク・ライフ・バランス」ではなく、「ライフ・ワーク・ラーン」という考え方の実現を目指しています。
新入社員寮での共同生活にも、豊かな関係性の醸成、という考え方が背景にあります。（奥が深いです・・・。）

この新入社員寮には、「アミタクラム」という名前が付けられています。古代インドの文学語であるサンスクリット語で、「クラ」は「家、家庭、家族、家系」を意味し、ただ住むだけではなく、未来に向けて「企む」場所になってほしい、という思いが込められています・・・。
とっても素敵だと思いませんか？^^

後編では、「寮での共同生活のリアルとそこで得たもの」について、２年目の社員の皆さんへのアンケートをもとにご紹介します！