2025年、アイザックは初めて「新卒採用」を本格的にスタートすることにしました。
スキルも、実績もまだない。けれど、有り余ったエネルギーと伸びしろを持った20代の若手にこそ、挑戦の機会を渡したい——。 そんな想いから始まったのが、アイザックの新卒採用です。
とはいえ、「スタートアップで新卒が活躍できる環境って、実際どういうこと?」と思う方も多いかもしれません。
今回は、新卒と同じ年齢でアイザックに入社し、マッチングアプリ「ラス恋」のリードエンジニアを務めるまでに成長した高瀬さんが、どのように大きな役割を任され、それにどう応えてきたのかを、代表・田中との対談形式でお届けします。
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写真:左(田中)・右(高瀬)
田中 和希(代表取締役CEO)
1992年生まれ。慶應義塾大学在学中に休学し、freee株式会社にソフトウェアエンジニアとして入社。その後渡米、Venuespot, Inc.のVP of Engineeringを務め、2015年にアイザックを立ち上げる。プログラミング言語Rubyのコミッターの1人。
高瀨 英都(リードエンジニア)
高専卒業後、jig.jpやchot Inc.にて複数の開発案件を経験。2024年にアイザックへ入社し、マッチングアプリ「ラス恋」のリードエンジニアとして開発・組織設計・採用を担う。
連絡先交換した当日に会話して、業務委託として即採用
──まず最初に、高瀬くんとアイザックの出会いについて教えてください。
高瀬:元同僚にアイザックを紹介してもらって、LINEで田中さんと繋がったのがきっかけです。連絡先交換をしたその日にお会いして、30分くらい会話して「いいね!」って言ってもらえて、その日のうちにSlackに招待してもらいました(笑)。
実はその当時、身の丈もわからず、正直ちょっと仕事を甘く見てた時期だったんですよね(笑)。当時は工数をかけることと、丁寧にやることの区別をつけられていなくて、でもアイザックは、採用も事業も全部がすごいスピードで進んでいく。そこに強く惹かれて、業務委託でジョインすることを決めました。
田中:そうだったね。僕自身せっかちなところもあるんだけど、採用のスピードを大事にしているのはもちろん、エンジニアとして筋が良さそうだと思ったし、一緒に働くイメージも持てた。正直、技術力やカルチャーフィットって一緒にやってみないとわからない部分もあるから、とにかくまずやってみようと思って。
当時立ち上げたばかりだった「ゴージャス(ハイクラス向けマッチングアプリ)」を任せてみたら開発スピードと事業コミット力があって、チーム内でも「結構いいぞ」となった。もっと打席を渡したいと思っていたんだけど、当時のゴージャスチームは上のレイヤーが詰まっていたからね。ちょうど僕が立ち上げていた新規事業「ラス恋(40代以上向けのマッチングアプリ)」で、リードエンジニア・CTO候補を探していてピッタリじゃん!と思い社員のオファーをしました。
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生きるか死ぬかのハンドルが自分で握れる環境
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──「ラス恋のリードエンジニアを任せたい」と言われたとき、どう感じましたか?
高瀬:バックエンドはほぼ未経験だったので、正直、耳を疑いました。そんな状態で「リードをやってほしい」と言われて、自分に務まるのかと本気で不安でした。でも、田中さんにそう言われたからには「やるしかない」と腹を括って、「やらなきゃ殺される」くらいの覚悟で、がむしゃらにやりました。
それこそ、ラス恋のユーザー数が10倍になるまでの半年は、「自分が育てなきゃいけない」「落とせない」というプレッシャーの中で、とにかく事業に必要なことは何でもやっていました。
──未経験の高瀬くんに託そう!と思った理由は何ですか?
田中:業務委託で3ヶ月間で筋の良さは感じていたんですよね。それに賭けたいって思ったのが率直な理由です。
普通の会社だったら、責任あるポジションってすでに埋まっていることが多くて、裁量を持てるようになるまでに3年くらいかかる。でも、アイザックは0→1の立ち上げフェーズの事業が多い分、若手にも自然と打席が回ってくるんです。なので、高瀬くんには設計や技術選定、意思決定など、最前線の仕事を全部担ってもらいました。
打席でしっかり振り切ってくれたからこそ、ここまで成長してくれた。あの時、任せてよかったなと心から思っています。
実際、やってみないとわからないことも多いから、筋の良さを感じる人にはこれからもどんどんチャンスを渡していきたいですね。
──がむしゃらに頑張れた原動力は何でしたか?
高瀬:やっぱり、社会に出てから何も実績がない中で、信頼して任せてもらえたことが、すごく嬉しかったんです。 その瞬間に、「絶対に応えたい」と心の底から思った。 それが一番のモチベーションになりました。
もちろん、うまくいかないこともたくさんあって、リリースしたアプリの機能で不具合を出してしまったり、KPIを落としたこともありました。その時はもう、情けなくて、悔しくて、会議室で泣いたこともあります。
常に壁にぶち当たれる環境で、何度も繰り返す中で、自分が着実に成長しているという実感がありました。成長って、こういう毎日の積み重ねなんだなと、身をもって感じています。
田中:やっぱり悔しくて泣けるって、本気で向き合っているからこそだと思っていて、痛みを感じるからこそ、そこから学べるしまた挑戦できる。オーナーシップを持っていると感情の振り幅も大きいから、それによりさらに成長できるんですよね。
大きな組織の一部だと、自分がやらなくてもなんとかなってしまう。でもアイザックのような環境では「自分がやらないと本当に事業が止まる」という環境なんですよね。それを20代で経験できるかどうかってすごく大きな差になると思います。
自分の意識を変えたもう一つの理由――“本気”で向き合える仲間と、背中を押してくれる経営陣
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高瀬:あと、信頼して任せてもらえたことももちろん大きかったんですけど、全員が命懸けで事業に向き合っている環境に、ものすごく影響を受けたと思っています。
特にラス恋の代表であるkoseさんは、これまでの人生経験とこの事業を重ね合わせて、「これが最後だと思っている。ラス恋を絶対に成功させたい」と強く語ってくれました。横で見ていて、数字を伸ばすための道標をつくりながら突き進む姿が、本当にかっこよかった。こんなふうになりたいと、心から思えたんです。
その熱量は周りにもどんどん伝播して、チーム全体が加速していったんですよね。
エンジニアの飛翔さんも、最初は「ゆるく働こうかな」くらいに考えていたらしいんですが、事業の熱やチームの本気度に触れる中で、スイッチが入ったんだと思います。今では本気で向き合って、ものすごく頼れる存在になっています。
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また、経営陣にも、仕事だけじゃなく“心の面”でもすごく支えてもらったと思っています。
技術的なことや0→1フェーズの相談は田中さん。1→100の運用や対人関係については、COOの細田さん。それぞれの悩みに対して「この人に聞けば大丈夫」と思える存在がちゃんといて、壁にぶつかっても必ず背中を押してくれる。それが本当にありがたくて、安心して挑戦できる土台になっていました。
田中:僕らは、メンバーと対等な立場で向き合って、背中を押すことが役割だと思っています。 うちは役員陣が事業に深く入り込んでいるからこそ、現場メンバーの頑張りもよく見えるし、「いまこのチームに何が必要か」も把握できる。だからこそ、的確なフィードバックもできるんです。
これからの「ラス恋」は自分が伸ばした、チームでやり切ったと言いたい
──これからの「ラス恋」で、どんな未来を描いていますか?
高瀬:そうですね。ユーザー数も売上も右肩上がりで、ここからまた一気に成長させたいと思っています。
ラス恋では、悔し涙を流したこともあったので、次は嬉し涙を流して、みんなでお酒を飲みに行きたい。いまは、それをみんなで絶対に叶えたいって思っています。
個人としては、もっと上のレイヤーを目指すために、苦手な整理整頓やマネジメントにも向き合っていきたいと思っています。自分が実行までやり切れる人間になって事業責任者やCXOを目指せるくらいの力をつけていきたいです。
田中:いいね。事業を“自分ごと”として語れる仲間が増えていくのは、本当に頼もしいし、「任せてよかった」と心から思える瞬間ですね。
高瀬:やっぱり、「これは自分がやったんだ」って思える経験って、めちゃくちゃ嬉しいし、自信にもつながるんですよね。
その感覚をもっと味わいたいし、これから入ってくる仲間たちにも、そういう“やり切った”体験をたくさんしてほしいなって思っています。
圧倒的に成長したいなら、飛び込んでほしい
──最後に、この記事を読んでいる学生や、これから挑戦を考えている人たちにメッセージをお願いします。
田中:「ラス恋」は、まさに文化祭の前夜祭みたいな熱量で、チーム全員が全力で楽しみながら挑戦している事業です。でも一方で、静かに闘志を燃やしながら進めているような事業もある。複数の事業を走らせているアイザックだからこそ、それぞれの事業に違った色やカルチャーがあって面白いんですよね。
やりたい気持ちと覚悟さえあれば、アイザックはどこまでも打席をお渡しします!
そのチャンスをつかんで、本気で応えてくれる仲間と一緒に、これからもどんどん面白いことを仕掛けていきたいと思っています。
高瀬:アイザックは「任せてくれる」だけじゃなくて、しっかりフィードバックもくれるし、それが給与などの評価にもちゃんと反映される。だからこそ、「本気で成長したい」と思っている人にとっては、これ以上ない環境だと思います。
実際に、僕自身もそうやって打席をもらって、失敗しながらも本気で応えてきたことで、ここまで来ることができました。だからこそ、挑戦したいと思っている人には、ぜひアイザックに来て欲しいです!
もし少しでも「やってみたい」と思ったら、ぜひ一歩踏み出してみてください!
僕たちと一緒に、最高の事業をつくっていきましょう!
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