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PMってどんな仕事!?どんな力が必要!?これまでの経歴は!?新規事業のPMが語るアレコレ【社員インタビュー】
今回はプロダクト開発を行うProduct Developmentにて、プロダクトマネージャー(以下PM)を務めるD. Kaseに、これまでの経歴やPMという仕事、必要な能力やグローバルな環境で働く上で意識していることなどについて語ってもらいました!
皆様のヒントになれば幸いです!是非、最後までご覧ください!
YouTube動画はこちら
本記事とあわせてご覧ください!
今回インタビューに協力してくれたメンバーを簡単にご紹介
◆D.Kase:プロフィール
2021年4月、AnyMind GroupにAnyLogiのProduct Managerとして入社。現在はAnyXをメインに担当。企業戦略に基づいた新機能の企画・選定や開発におけるパイプラインの管理を行う。
◆ Product Developmentについて
バンコク、東京、ホーチミン、インドにいるエンジニア、プロダクトマネジャー、データサイエンティスト、QA、UI/UXデザイナーたちが自社プロダクトの開発を行っています。世界中からメンバーが集まっているため公用語は英語です。
「プロダクトマネージャー」と「プロジェクトマネージャー」
ーー前職での経験について教えてください
前職では、大手日系企業のモバイル系の事業部にてプロジェクトマネージャーのような業務を担当していました。
具体的には、全体的な公開目標に間に合うように逆算してスケジュールを組み、各段階の期限もそれぞれ切り、プロジェクト全体の進行をしていました。
ーーー般的に「PM」とは、どんなお仕事なのでしょうか
一言でPMと言っても一般的に2種類あり、僕自身は前職ではプロジェクトマネージャーを、AnyMindではプロダクトマネージャーを務めています。
ですので、今回は2種類ある中でも「PM=プロダクトマネージャー」としてお話できたらと思います。
PMには2種類はあるとお伝えしましたが、プロダクトマネージャー自体も企業によって立ち位置が変わるので、一概にこの業務をする人というように明確に定義することは難しいかと思っています。
ですが一般的には、「ビジネスサイド、テックサイド、ユーザーサイドのど真ん中に立つ仕事」と言われることが多いです。
この表現をもっと噛み砕くと、PMには大きく2つの仕事があると思っています。
1つ目は、プロダクト自体のことを考えることです。
プロダクトを通して誰のどういった課題を、どういうように解決していくか、いろいろな人と連携しながら決定して実装までをしていきます。
詳しく説明すると、PMのミッションはプロダクトを成長させることなので、それに向けてレバレッジの効く問題を見つけて定義し、問題解決に向けてどのようにプロジェクトを進行していくをべきかを、社内のステークホルダーと連携しながら決定し、進行していきます。
つまり、プロダクト開発における優先順位付けをつけて、実行・実装までをしていくのがPMの主な仕事だと思います。
2つ目は、マーケット戦略を考えることです。
ビジネスサイドからのオーダーに完全に従って完全に受け身でプロダクトを開発するのではなく、プロダクトの価格設定や自社プロダクトをどのような立ち位置としてマーケット戦略を取るかなど、開発後にどのように売っていくのかに関する全般のマーケットも行います。
担当プロダクトにより変わるAnyMindのPM業務
ーーAnyMindでのPM業務について教えてください
企業ごとに立ち位置は変わると言いましたが、AnyMind内でも担当しているプロダクトのフェーズによって、PMとしての動き方はかなり変化します。
例えば僕が担当している「AnyX」は、開始して1年未満の若いプロダクトです。なので、必要最低限な機能をビジネスサイドやマネジメント層の人たちと壁打ちしながら機能策定して、必要不可欠な機能を一旦「作り切る」というような、開発を回していく業務が主となっています。
その一方、立ち上がって5〜6年経っているような成熟したプロダクトもあるので、そういう成熟したプロダクトであれば、ユーザーも多いですし、社内にもいろいろなステークホルダーがいます。なのでこのようなプロダクトの担当PMの場合は、沢山の開発を回すというよりもむしろ、工数はかなりかかるが、この機能一つでみんなの課題解決ができるというようなものに注力します。
新機能開発やバグの修正、事業部に必要な機能だったり、いろんな機能リクエストがPMに集まってくる中で、適切なステークホルダーの人たちと壁打ちしながら、優先順位を考え、どういった順番で機能を実装していくかを設定する等ビジネスサイド寄りの動きをすることもあります。
ーーPMにはどんな力が必要ですか?
一般的に言われているのは、「プロジェクト管理」のスキルです。
プロダクトを作っていく仕事なので、期限に向けてチームを動かして、開発を推進していく力が必要です。またチームを動かしていくという意味で、「リーダーシップ」も必要だと思います。
これはSaaS系プロダクトのPMに限った話かもしれませんが、開発面の知識とデザインの知識もある程度は必要かと思っています。日頃、業務の中で主になるのはエンジニアとのコミュニケーションなので、エンジニアが言っていることが全く分からないとなると話が進まないため、ある程度共通の知識を持って話せる必要があります。
またデザインの知識に関しては、ビジネスサイドからのオーダーに対してPMが画面の下書きとなる仕様を策定するため、制作側がユーザーにしてほしいことを誘発できるデザインを作る必要もあります。なので、デザイン知識も必要かと思います
良いも悪いも、やりがいに繋がるのは”フィードバック”
ーーPMとしてのやりがいを教えてください
PMは、チームで大きな問題に向かっていくことが多いお仕事です。なのでチーム一丸となって、未知のものに対して、「あーでもない」「こうでもない」と話しながら試行錯誤してプロダクトや機能を開発していきます。
「ユーザーに使っていただく」ことが最終的なゴールなので、実装されたものに対してビジネスサイドやユーザーから「これが良かった」「ここもうちょっと変えてほしい」とフィードバックをもらえた時にやりがいを感じます。
そのフィードバックが良いものでも、仮に悪いものであったとしても、評価してもらえるということ自体が自分が作ったものがきちんとユーザーに届いていて使ってもらっていることの結果だと思います。なので、フィードバックをもらう瞬間が一番嬉しいです!
ーーグローバルな環境下で働くにあたり意識していること
僕たちのチームにおいては、基本的に英語を使ってコミュニケーションをとります。しかしチーム中で、英語が母語の人はかなりの少数です。つまり、チームの大多数が自分の母国語でない第二言語としての英語でコミュニケーションを取っていることになります。なので、母国語でコミュニケーションする時よりも「なんとなく雰囲気で伝えない(=はっきりと言語化して、明確に伝える)」ことを意識しています。
認識の齟齬が起き、認識のずれに気付くのが遅れて開発も遅れたとなるのは、元も子もないありません。なので、いかに会話から抽象さを無くしていけるかを日頃のコミュニケーションを取る時から、意識しています。
ーーPMを務めるにあって、あった方が良いと思う素質は
PMは立場的に上ということはないが、チームを引っ張っていく立場ではあります。
なので、引っ張っていくにあたり、コミュニケーション能力は必要かなと思います。ビジネスサイドとテックサイドのどちらとも、コミュニケーションを取る必要があるので、常日頃から「この人が言うならやってあげよう」と思ってもらえるようなコミュニケーションをどれだけできるか、を意識しています。
またもう一つ必要だと思う素質は、相手目線に立てって考えられるかということです。
プロダクトは、世に出てユーザーが使うものなので、使っている人のことをどれだけ考えて機能を設計したり、Wire Frame(画面)を設計したりすることができるか、がより良いプロダクトを作ることにつながると思います。
そういう意味で、常に使う人のことを考えて業務を行える力が非常に大事だと思います。
ーー何か学生時代にやっておけば良かったなと思うことはありますか
僕は元々PMになりたいと思って学生時代を過ごしていなかったので、まさに自分がやっておけばよかったなと振り返って思うことなのですが、「いろいろなSaaSものプラットフォームを触ってみる」ことです。実際に使用することで、使い易さや、なんでこんなん機能を作ったんだろうと思いながら普段使っているアプリを見てみると、面白いくらいいろいろな気付きがあります。ユーザー目線に立って機能やアプリを観察することは、PMとして必須であると考えています。
またビジネス側の知識も必要になるので、
大企業の決算書を読んでみて、この会社は有名なのに利益出てないとか、今後はこういう方向性でやっていくんだ、などさまざまな気付きを得るきっかけとなります。
もちろん、開発面の知識はあるに越したことはないので、今はオンラインで講座も受けることができることですし、開発コードに一旦触ってみるのも良いと思います。
目指すはAnyMindのバックボーンの中核を担うこと!?
ーーどんな人がAnyMindのPMに向いていると思いますか
思いつくだけでもさまざまな要素があると思います。
PMは、他の仕事と比べても特に、一人ではできない仕事だと思っています。
なので、ビジネスサイドとテックメンバーの存在が不可欠な立場だからこそ、チームワークが好きで、かつチームで難しいことをやったり物事を推進していくのが好きな人、そして難しい問題を解決すると言う意味でチャレンジングな環境が好きな人に向いていると思います。
またPMは、自分自身が直接セールスしたりコード書いたりしない中で物事を進めていかなければなりません。なので、自分の解像度が高くない物事に関しても、自分でキャッチアップして、解像度を上げて開発のパイプラインを回していく必要があります。とすると、自分から何かに挑戦し続けるのが好きな人に向いてると思います。
最後に、AnyMindはグローバルな環境なので、オープンマインドな人、もしくはオープンマインドになれる人です。自分の思っていることを遠慮せずに伝えられることで、よりスムーズな開発を行うことに 繋がると思います。オープンマインドであることは、AnyMindのValueの一つでもある「Be Open」にも通じており、より良くするための意見受け入れてくれる環境なので、オープンマインドに自分の思っていることを伝えられるスキルも大切です。
ーー今後の展望を教えてください
「AnyX」でAnyMindのバックボーンの中核を担えるようになりたいです。まだ始まって間もない段階で、まだまだこれからという段階のプロダクトですが、チームのメンバーやビジネスサイドと話し合って、時にはぶつかりあったりもしながら、数年後にはこんなに大きくなったのだなと思えるプロダクトを作っていきたいです。
また個人としては、PMを務めるのがAnyMindに入って初めてなので、経歴としては1年程しか経っていません。なので、まだまだこれからもPMとして足りないスキルを補ったり、今あるスキルを伸ばしたりできるように頑張っていきます。
ーー最後に、見てくださっている方へ一言お願いします!
AnyMindの中でも特にグローバルで国際色豊かなProduct Developmentで、
我々のプロダクトと真摯に向き合って、一緒にGrowthしていける仲間を募集しています!