みなさん、こんにちは!アクトビ採用担当です。
アクトビは「エンジニア・デザイナーの価値を上げる」をテーマに、テクノロジー ✕ ビジネス ✕ グローバルナレッジを融合させ、ビジネス視点に立った正しいものづくりを実現する技術者組織です。
今回はフロントエンドエンジニアとして活躍するアロンさんにインタビュー。
カナダで歴史学を専攻後、銀行員、英語教師という異色の経歴を経て、未経験からITエンジニアへと転身、アクトビへ入社。現在では新人教育にも携わるアロンさんが感じるアクトビで働く魅力、そして成長を支えた環境、さらには同社の開発に対するスタンスについて語っていただきました。
インタビューした社員
サワツキー 亜論/Aaron Sawatsky
7歳までを日本で過ごし、その後カナダへ移住。カナダの大学院を卒業後、現地の大手銀行へ就職。その後日本へ戻り英語教師としてキャリアを積む。その間プログラミングを独学で勉強し、友人からの紹介で株式会社アクトビに入社。現在はDevelopment Unit / Senior Engineerとしてフロントエンド開発や、未経験で入社するメンバーの教育にも携わっている。趣味はバンド活動。
多岐な経験を経て見つけた「本当にやりたいこと」
ーーまずは、アロンさんの学生時代について教えてください。
生まれは日本の神戸ですが、7歳で父の故郷であるカナダに引っ越し、大学院までカナダで過ごしました。専攻は歴史学で、主にカナダ史について学んでいました。今ではIT業界で普通に働いていますが、当時はコンピューターサイエンスや開発といったIT分野のことは全く考えていませんでしたし、それどころか学生時代は理数系の科目が苦手だったこともあり、自分にとっては縁遠い世界だと感じていたくらいです。
ーー卒業後はどのようなキャリアを選んだんですか?
カナダの4大銀行の内の1つである銀行へ就職しました。ただ、自分には合わないな、やりたいことと違うなと感じる部分が大きく、1年程で辞めることを決意しました。
というのも、入社前は「お客様が困っていることや、問題解決を手伝う仕事」だと思っていたんですが、実際にはセールスの要素がかなり強かったんです。人をサポートする仕事がしたかったのもあり、会社の方針と自身の思いとの間にギャップを感じ、キャリアを見つめ直すことにしました。
ーーそれは大きな決断でしたね。その後、日本に戻って英語教師になられたそうですが、何かきっかけがあったのですか?
元々学生時代から、いつかまた日本で生活したいという気持ちを抱いていました。銀行を辞めたタイミングで、日本で英語教師をしていた姉に相談してみると「日本で自分と同じ英語教師をやってみたらいいんじゃないか」と勧めてくれたのがきっかけでしたね。
人と関わるのは好きでしたし、銀行の仕事もあまり自分にフィットしなかったので、一度カナダを離れてみようかなと。 それで日本へ戻り、最初は香川で3年間、その後は大阪で3年間、英語の先生をしていました。
ーー英語教師のお仕事はいかがでしたか?
本当に楽しくて、毎日が充実していました。
英語を教えるという枠を超え、子どもたちと英語を通じてコミュニケーションを取り、休み時間には一緒にスポーツをするなど、教育現場ならではの貴重な経験を積むことができました。
ただ、英語教師を続けていく中で、将来のことを考えると少しずつ不安も出てきたんです。特に外国人が日本でずっと英語の先生を続けるというのは、契約が不安定だったりして、将来設計の観点で難しい面があるなと感じていました。そこから、自分の将来のために何か新しいスキルを身につけようかなと思い、プログラミングの勉強を始めたんです。
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偶然の出会いが導いたアクトビ。「ここでなら成長できる」と確信した理由
ーープログラミングはどのように学習されたのですか?
ほとんど独学ですね。プログラミングを勉強しようと思ったきっかけは、自分のポートフォリオサイトを作りたいという思いで、当時から写真を撮るのが好きだったので、お気に入りの写真を自分好みに載せられるようなサイトを作ってみたいというところから勉強を始めました。まずはHTMLやCSSから徐々に勉強していき、それからJavaScriptなどにも手を広げていきました。教科書を買って学習したり、Udemyのようなオンライン講座も利用しましたね。
ーーアクトビとの出会いはどのようなものだったのでしょうか。
本当に偶然の出会いでした。当時大阪市の教育委員会で英語教師をしていたのですが、共通の友人を介して、同じく英語教師でプログラミングを勉強しているという男性と知り合い、すぐに意気投合して。
その彼が先にアクトビへ入社し1年半ほど経った頃、「アクトビで一緒に働いてみないか」と声をかけてくれたんです。当時の僕は、英語教師としてのキャリアに不安を感じてはいたものの、本格的に転職活動をするまではできていなかったのもあり、、彼からの誘いにそのまま乗る形でアクトビに入社しました。今思い返してみても、本当に良いタイミングだったなと感じています。
ーー運命的な出会いですね...!アクトビに入社を決めた理由もお聞きしたいです。
友人がいたことももちろん大きかったのですが、他にも英語が分かる人が多い職場だったこともあり、安心感がありました。今は完璧に日本語が話せなくても、徐々に日本の会社に慣れていけそうだなと。
そして何より、アクトビに対して将来性を強く感じた点が大きかったですね。当時は今よりも規模は小さかったですが、開発のスタンスや働くメンバーのレベルの高さなどから、会社と共に自分自身も成長していけるはずだと期待できました。友人の話から社内にも良い印象を持っていましたし、オフィスもどこかカナダに近いようなモダンで洗練されている雰囲気で、「ここでなら自分らしく働けそうだ」と直感的に思えたことも入社を決めた理由の一つかもしれません。
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未経験からの挑戦を支える「本質を追求する」スタンスと仲間
ーー未経験からのスタートは、いかがでしたか?
そうですね…正直なところ、入社当初はかなり大変でした。
業務についていけるだろうか、本当に会社に貢献できるだろうかと、不安に思うこともありましたね。
ですがアクトビは未経験者であっても、“成長したい”と自分から積極的に行動できる意欲さえあれば、個人個人にしっかり向き合ってくれます。僕も初めの方は周りの先輩達に「こういう時はどうすればいいですか?」と何度も何度も質問していたのですが、皆さん快く教えてくれるので、その環境や雰囲気に本当に救われました。今振り返ると、少し質問が多すぎたかなとも思うくらいです(笑)
そうした周りのメンバーからの手厚いサポートや、疑問点をすぐに解消できる環境があったからこそ、一歩ずつ前に進むことができたんだと思います。未経験だからと臆せずに、前のめりで学んでいく姿勢が大切だと改めて感じましたし、それを受け入れてくれるアクトビの文化は、本当にありがたかったですね。
ーーアロンさんの積極性が成長に繋がったのですね!では改めて、現在の業務内容について教えていただけますか?
メインはフロントエンドの開発で、Vue.jsをよく使っています。最近は少しずつですが、バックエンド開発にも関わらせていただく機会が増えてきました。あとは、新しく入社したメンバーの研修を担当しており、毎日1対1でコードレビューや課題のFBを行なっています。
ーー開発から教育まで幅広くご活躍されているのですね。仕事のやりがいについてはいかがですか?
やはり「創造すること」自体が大きなやりがいです。元々写真や絵が好きだったこともあり、フロントエンド開発のクリエイティブな部分は自分に合っていると感じています。自分の書いたコードがすぐに画面に反映されて結果が見えるのも面白いですし、UI/UXを考えた実装や、最近ではコンポーネント設計、プロジェクト全体の構成といった構造的な部分にも楽しさを見出しています。
研修担当などの教育的な面では、自分も未経験スタートだったからこそ、新しく入ってきたメンバーの気持ちに寄り添ってサポートできることに、とてもやりがいを感じています。教えることで自分自身の学びも深まりますし、元々人と接したり、誰かの成長をサポートしたりすることが好きなので、こういった機会を貰えるまで成長させてくれたアクトビに、本当に感謝しています。
ーー働く中で感じる「アクトビの魅力」についてもお聞きしたいです。
アクトビの魅力…たくさんありますが、僕は個人的に「自由度の高さ」が一番好きだなと感じています。例えば、コーディングのスタイルや開発の進め方に関しても、根拠や理由があれば、個人の意見や提案が尊重される文化があります。他の開発会社ではまだ開発に携わる前から「言語はこれを使う」「ここではこのフレームワークを使う」など方法が決まっている会社もあると聞きました。ですがアクトビは開発の先にある目的が何よりも優先なので、その目的を達成できるなら、自由にやり方は模索することができるんです。
単に言われたものを作るのではなく、プロジェクトの目的やユーザーにとっての核心的な価値とは何かをチームで深く議論し、最適な技術を選んで形にしていく。このスタンスが徹底されているので、不必要なルールみたいなものも少なく、とても働きやすいです。
あと特に印象的だったのは、分からないことを質問した時、すぐに答えをくれるのではなく「アロンさんはどう思いますか?」と逆に問いかけてくれたことです。自分で考え、主体的に問題解決に取り組むことを自然と促してくれるこの環境が、成長を支えてくれているんだと感じます。
ーーアクトビの社風や働き方についてはいかがですか?
社風で言うと、まず何よりも「人」が本当に良いですね。これは入社してからずっと感じていることです。皆さんとても協力的で質問もしやすいですし、何か困ったことがあればすぐに誰かが手を差し伸べてくれる。あとは一人一人が持つ価値観に関しても、とても理解がある会社だなと感じています。例えば僕は日本とカナダのハーフなので、家族との時間を取るためにも定期的にカナダの実家に帰省したい時があるのですが、その間はリモートで普段通り業務を続けることができています。そういった個人の事情にも理解があるのは本当にありがたいです。
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誰かのために、そして自分のために進化し続けるエンジニアへ
ーーアロンさんは今後、アクトビでどのようなエンジニアを目指しているのですか?
理想としては、「人として立派なエンジニア」になりたいです。もちろん開発スキルを磨き続けることは大前提ですが、それプラス僕がアクトビで成長させてもらったように、新しく入社してくれるメンバーや、未経験からのスタートで不安なメンバーの成長を支えられるようなエンジニアになれればなと考えています。そのために、まずはフロントエンドのスキルを今以上にしっかり身につけて、それをベースに的確なアドバイスやサポートができるようになりたいです。もっと広い視野を持ち、既存のやり方に固執することなく、新しい技術やアプローチにも積極的に挑戦し、自身の経験の幅を広げていきたいと考えています。
ーー最後に、これからエンジニアを目指す方々へ、メッセージをお願いします!
かつてオバマ元大統領が「Yes, we can.」という言葉を掲げましたが、まさにそんな感じです(笑)
「僕ができたんだから、あなたにも絶対にできる!」って伝えたいです。
僕も元々大学では歴史専攻で、数学もそんなに得意じゃなかったですし、技術的なバックグラウンドは全くありませんでした。アートや音楽、写真を撮ることが大好きな、いわゆる文系人間です。そんな僕でも未経験からアクトビでエンジニアとしてキャリアを積み、今は少しずつですが貢献することができています。なので少しでも興味がある方は、ぜひ勇気を持って一歩を踏み出してみてください。
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さいごに
いかがでしたか?今回は完全未経験で入社し、現在はDevelopment Unit / Senior Engineerとして活躍されているアロンさんにフォーカスお届けしました。
自分は本当に役に立てているのか?日々自問自答を繰り返している、とても謙虚なアロンさん。「人に教えられるくらい成長したい」と日々学び続けられているその姿勢は、周りのメンバーだけでなくアクトビ全体をも引き上げてくれる重要な要素です。
アクトビは現在、採用強化中です!少しでもアクトビにご興味をお持ちいただけましたら幸いです。
代表が直接お話させていただくカジュアル面談も常時受け付けていますので、もっと深い話を知りたい方は以下よりお待ちしています。