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「成長し続けるクジラボで、必要とされ続ける人でありたい」
人との出会いを通じてキャリアを築いてきたはるさん。現在はクジラボの中核メンバーとして、メンターやチームの運営を担っています。
今回は、はるさんのこれまでのキャリアの歩み、クジラボで果たしている役割についてお話を伺いました。
実際に感謝の言葉をもらえる仕事をしたい
はるさんは大学で金融系のゼミに所属し、新卒で証券会社に入社。就職先では、法人営業を担当しました。
証券会社の仕事には資金を必要とする人や企業をつなぎ、経済を回すという社会的な意義を感じていました。企業と企業、企業と人をつなぐことで、間接的に社会貢献ができる――働き始める前はそう描いていました。
しかし、日々の仕事は泥臭いものでした。飛び込み訪問や電話営業の繰り返し。支店の営業数字に貢献できる喜びはあっても「社会に貢献している」という実感は得られませんでした。
はるさんにとっては、スケールが大きすぎたのです。もっとシンプルに、目の前の人に直接役立ちたい。実際に「ありがとう」と言われる仕事がしたい。そう思い、転職を決意します。
とはいえ、次にやりたいことが明確にあったわけではありません。自分自身のキャリアの築き方にも悩んでいました。
「夫が全国転勤のある仕事に就いているので、3〜4年に一度の引っ越しは避けられません。将来的には子どものことも考えたい。そうすると正社員として働き続けるのは会社に迷惑をかけてしまうし、転勤のたびに転職を繰り返すのでは、自分のキャリアも途切れ途切れになってしまうのではないか」
そんな不安を抱えながら、新たな道を模索し始めました。
アドバイザーからの一言でキャリアへの考え方で変わった
キャリアに悩んでいたはるさんは、転職エージェントに相談しました。そこでキャリアアドバイザーからかけられた言葉が、転機となります。
「パートナーがいつ転勤になるか、子どもがいつ生まれるかは分かりません。将来の可能性で躊躇するよりも、20代なんだから目の前のできる仕事に取り組み、キャリアを積み重ねるべきだよ」
この言葉が胸に刺さり、「確かにそうだよな」と思ったそうです。ちょうどそのとき、新卒学生向けの就職支援(キャリアアドバイザー)の仕事を紹介され、面接を受けることにしました。
面接では事業部のマネージャー2名と対面。その生き生きとした表情、会社への思い、学生への思い、仲間への思い——あふれる熱意に衝撃を受けました。「仕事を通じて、こんなふうに生き生きと働きたい」そう思った瞬間でした。
こうして、はるさんのキャリアアドバイザー人生が始まります。
新卒支援では、自己分析から求人紹介、面接対策、進路決定までを伴走します。就職活動の過程にはそれぞれの学生のドラマがあり、成長の瞬間に立ち会えるのは大きなやりがいでした。
長く続ける中で、入社後に活躍している話を聞けることもありました。学生一人ひとりの「納得感ある意思決定」を支えるために、CA(キャリアアドバイザー)もRA(リクルーティングアドバイザー)も全員が本気で向き合う。仕事内容も組織も、心から大好きだったと振り返ります。
キャリアチェンジのきっかけは「大事にしたいもの」が変わったこと
しかし2021年、はるさんは退職を決断します。
「コロナ禍で、仕事と子育てのバランスが取れなくなったんです。保育園は急遽休みになる一方で、担当している学生の就活は進んでいく。我が子も大事、でも学生も同じくらい大事。その狭間で苦しくなりました。なんとかやり切ったけれども、そこで改めて考えたんです。今のライフステージで、自分が本当に大切にしたいものは何だろう、と。結果、私は“子どもとの時間”を大切にしたいと思いました。いつも『早く!遅れるよ!』と急かす毎日ではなく、もっと穏やかに過ごしたいと」
そうして個人事業主へと転身します。キャリア支援には変わらず携わりながらも、正社員時代より時間や場所をコントロールしやすい働き方を選びました。
登校前に子どもとキャッチボールをしたり、帰宅後に一緒におやつを作ったり、習い事の送迎をしたり。そんな日常の時間が増えたことで、心身ともに健康になったと笑います。
「仕事も子育ても、どちらか一方を選ぶんじゃなくて、どちらも大事にしたい」
はるさんのキャリアチェンジは、まさに“大事にしたいものの変化”が原点でした。
新たなキャリアを開くために挑戦
個人事業主となってからの最初の2年間は、新卒学生の就職支援や地方企業の人事・採用支援に携わっていました。子どもが小学生に上がり、少しずつ時間に余裕が生まれてきた頃、クジラボとの出会いが訪れます。
「キャリア支援の仕事はやりがいが大きい一方で、自分の関わりによってその人のキャリアが左右される。その重責を考えると、メンターの仕事を引き受けるには勇気が必要でした」
そう語るはるさんが、それでも一歩を踏み出したのには理由があります。
「子どもたちが将来、社会に出ていくことを楽しみにできる世の中であってほしい。そのためには、まず大人が“働く喜び”を体現することが大切だと思うんです。だからこそ、生き生きと働く大人を一人でも増やしたい」
その思いが、メンターの仕事を始める原点にありました。
メンター育成と組織づくりの中核を担う
こうしてメンターとしての一歩を踏み出したはるさんは、現在クジラボの中核メンバーとして活躍しています。メンターの育成やチーム運営、そして組織づくりに力を注いでいます。
クジラボのメンターチームは、2024年7月には約15名だったのに対し、2025年8月には50名弱にまで拡大しました。
「以前はメンター責任者のともさんが一人ひとりと1on1をして育成していましたが、人数が増えるにつれて運営体制も変える必要が出てきました。カスタマーに届けるサービス価値は絶対に落とさない。むしろ上げていく。そのために、今のやり方を常に疑いながら、組織の状況に合わせた最適解を模索しています。そこに難しさも、楽しさもあるんです」
お互いにリスペクトできる仕事の「プロ」が集まっている
はるさんがクジラボで強く感じているのは「お互いをリスペクトできるプロが集まっている」ということです。
「マーケティングチーム、カウンセラーチーム、メンターチーム、それぞれがそのポジションの“プロ”として全力で頑張っています。誰が偉いというわけではなく、その姿をお互いにリスペクトできる環境があるんです」
さらにクジラボには、感謝が自然に生まれる風土が根付いています。 「それぞれの仕事があるからこそ自分の仕事ができる、という空気がある。だからこそ『もっと貢献したい』と思えるし、そのために自分も成長し続けたいと考えています」
ずっと会社から必要とされる人物でありたい
クジラボは、今まさに事業拡大のフェーズ。そのなかではるさんは「会社から必要とされ続ける人材」でありたいと語ります。
「事業の拡大や転換によって、求められるスキルは変わっていきます。今はチームづくりやメンターの役割で必要とされていますが、次のフェーズで私が不可欠な人材でいられるかはわかりません。だからこそ、どんなフェーズでも必要とされるよう、自身の成長は欠かせないと感じています」
そして、クジラボで一緒に活躍できる人の条件についてもこう話します。
「純粋に“人のためになりたい。そのために、成長したい”という気持ちを持っている人なら、クジラボでもきっと活躍できる。キャリア支援の仕事に向いていると思います」
——人のために頑張りたい。
そんな想いを持つあなたも、クジラボの仲間として、一緒に未来をつくってみませんか?