《採用責任者本田の〜vol.2〜》1年後に届いた1通の手紙。新卒面接を通して1人の人生が変わった話。
profile
2013年7月 リクルート住まいカンパニーに入社しセールスチームに配属。
地場不動産会社を中心に新規窓口開拓及び既存窓口への深耕営業。
後に、20名チームマネージメントに従事。
毎年、昨対比130%の売上向上に寄与。
在職中(3年半の間)、13四半期中11四半期 目標達成・準MVP賞等、計5回受賞。
働き方改革PJの推進委員を務め当時まだ新しい取り組みであった《リモートワーク》の社内浸透に貢献し、2016年9月に卒業。
2016年10月、株式会社ITプロパートナーズに参画。
入社後2ヶ月目にMVP受賞。現在は、エージェントリーダー及び採用責任者を担当。
波乱万丈なプロフィールの詳細はこちら。
prologue
当社は、第二創業期に突入し更に大きな挑戦をするべく大変革期へと突入しています。
例え、組織が一段と大きく変革したとしてもコアな部分は変わりません。
入社して約3年間、採用活動を通して多くの候補者様と出会ってきました。
更に、ITプロパートナーズを知って頂くべく採用目線で魅力を伝えていきます。
《採用責任者本田の〜vol.1〜》波乱万丈な人生からリクルートを経てITプロパートナーズで採用責任を担うまでの序章はこちらをクリック。
偉大なメンターの存在
大きな転機は、外部メンターの中村友也さん・山中諭さんとの出会いです。
中村友也さんには、主に「採用の体系化」・「定量的に採用を捉える力」を学ばせて頂いたと思います。
戦略的に進める基礎を、手取り足取り教え頂きました。
痛感したことは、「想い」だけで走る採用は、前に進まないということ。
一緒に進めて頂く過程で背中で見せてくださり、戦う素地を教わった気がします。
組織や採用観点で全社を如何に牽引するかは、弊社人事顧問の山中諭さんから教わったなと思っています。
例えば、下記のような事を学びました。
・採用は入り口であり、入社後の育成・評価・制度がより社員の成長加速に影響すること。
・会社の理念に基づいた組織づくりが大切であること。
・事業の成長に基づいた人事戦略が大切だということ。
特に心に残っている言葉は、「人事がしたい人事創りは一番ダメ」という言葉です。
事業が成長しなければ社員を守れなくなる。
新規事業を展開するチャンスも与えられないとなると会社の成長も止まる。
結果的に、個人の成長が止まるという悪循環に陥ります。
僕が採用で「どういう採用をするべきなのか」を深く理解が出来るようになったのは、新しいチャレンジをしたくて入社してくれたメンバーに対して、その機会提供が出来なくなることを強くご指導頂いたからです。
組織創りと採用は一体です。
ずっと採用ばかり考えていましたが、組織づくりを視野に入れ、それを逆輸入し採用に視点を戻した時に「何を伝えるべきか」・「大切にするポイントは何か」がよりブラッシュアップされました。
仲間が集まるから組織になるという話は、日頃から代表の木村も執行役員の冨士本からも良く言っています。
採用に関わり始めてから実際に、メンバーが出来ることが増えてリーダーになって会社として組織が大きくなり、事業が立ち上がることを会社の成長と共に僕自身が当事者として実感、経験してきました。
「ああ、やっぱり仲間が採用できると会社って変わるんだっ!」ということを目の当たりにした時に、今まで口酸っぱく話して下さっていた点と点が線になり、採用の影響を強く感じるようになりましたね。
1年後に届いた1つの手紙
採用活動には数々の想い出があります。
特に印象深かったのは、新卒面接でのある学生さんとの出会いです。
僕と出会った時は、自分自身がどう進めば良いか悩んでいる状態の頃でした。
学生だった彼は、良い大学に通い、両親の意向通りの所謂、理想の人生を歩む中で「自分の人生がわかりません」と言っていたのです。
結果として、弊社で入社には至りませんでしたが、弊社の選考を通して何度か会い「自立」という考え方を伝えていく中で、彼自身が意志を持ち始めたんですね。
そこには、徐々に生まれ変わっていく彼の姿がありました。誰かに決めてもらった人生を歩むのではなく、自分が思考した人生を歩む意識に切り替わりはじめたんです。
その後、彼から入社報告の連絡が来ました。「僕は活躍して、いつか必ず本田さんへ連絡します」と伝えてくれたことが今でも心に残っています。自分で意思決定する人生を決意した彼は、心から挑戦したいと思える業界と出会ったんです。
1年後、1通の手紙が僕の元へ届きました。
本田さんへ
去年の就職活動ではお世話になりました。私のこと覚えていますか?
私は今、念願だった新規事業に挑戦でき、プロジェクトリーダーとして抜擢されました。
今まで誰かに敷いてもらったレールの上でしか走ることが出来なかった自分が、初めて親に反発し、挑戦したくて入った会社です。
あの時、本田さんとの出会い・熱心に伝えてくださった《自立》の話がなければ、今の自分はなかった。
まだまだ、駆け出しですが、いつか本田さんに頼られるようなビジネスマンになり、再会できる日を楽しみにしています。
この手紙を頂いた時に、面談という限られた時間でさえも一人の人生に影響を与えられることを痛感し採用に関わる事に喜びを感じました。
星の数ほど会社がある中で、それでもITプロパートナーズ を選んでくれたメンバーには感謝しています。
「本田を超える為に入社したい!」と言ってくれることも嬉しいなと思います。
「本田と働きたい」と自分の名前が上がることが、会社の顔や価値観を体現出来たからかなと実感します。僕自身がやるべきことをやってきたのだと誇りを持てる瞬間です。
人より沢山失敗して学んだことが糧
まず僕自身が、ITプロパートナーズ へ入社する時に死ぬほど悩みました。(笑)
入社を決めるまでに10回以上の面談をして頂きました。(笑)
社長から「是非、来て欲しい!」と話を頂いてからも、ランチやディナーを何度もなんども重ねて頂きました。要は、決断できない転職希望者だったんです。(笑)
候補者様に伝わりやすいのは、誰よりも僕自身が失敗した経験があったからだと思います。
「誰かより優秀という自信はないけど、人より沢山失敗し学んだ自信はある。」
沢山悩み、失敗したからこそ、候補者様が《何に悩み・何に失敗して辛かったのか》を僕自身が一番理解できます。
人に何かを伝えることは営業のマネジメントも、面接も正直変わらないと思います。
お客様・候補者様で接し方を変えるのではなく、等身大の目の前の人と向き合うのが大事かなと思っています。
ITプロパートナーズの「採用」とは。
今一番、考えていることは《心から応援したくなるような仲間を集める》ことだと思います。
もちろん、ミスマッチがないか見極める事もあると思います。
そういった機械的な話ではなく、シンプルに「人として応援したい」とか「一緒に仕事をしたいな」と思う人を集うことです。
それが、採用にとって大事なことではないかと考えます。
僕らの採用で最も大切にしている観点は、スキルに囚われず自己実現に繋がる成長を如何に取り組んでいきたいかという点です。ビジョン(WILL・CAN・MUST)をお伺いし、会社の課題・成長する方向性に紐付けます。
そして、エンゲージメントを高めることでメンバー成長の最大化を更に図れるようにして行きたいです!
多様な働き方が創出されてきた昨今だから我々、ITプロパートナーズのメンバーである事が誇り持てる採用・組織づくりへ進めて行きます!