私は、株式会社FULLCOMMISSIONの第一号社員(半年後に取締役)として10年間、起業家である社長のすぐそばで働いてきました。そんな私が自分の成長や変化を振り返っていきます。
ー私のプロフィール
札幌出身で、平成元年生まれです。高校時代、担任から大学受験は諦めなさいと言われ、一念発起。見事志望校に不合格の末、なんとか、弘前大学に滑り込みました。東京での就職活動中に東日本大震災が起こり、その後友人の誘いで福島ボランティアに参加。そこで起業したばかりのやまさん(株式会社FULLCOMMISSIONの社長)に出会う。ギリギリ卒業後、道内の注文住宅会社に就職、直後、やまさんから札幌でのシェアハウス事業へ誘われ、よく言えば「社会人インターン」として株式会社FULLCOMMISSIONにjoin。1年半のサラリーマンの後、退職、同年取締役になり、当時は、やまさんと私の2名だけの会社でしたので、事業の全てに社長の側近的ポジションで関わってきました。
ーこんな方に向けて書いてみました。
そんな私が社長のそばで働いて実感している自身の成長や変化を、特に最初の2、3年を思い出しながら、書いてみようと思います。特に下の人の参考になれば良いなと思っております。
☐新卒/第二新卒など現在就活中の方。
☐起業も興味があるけどなかなか踏み切れない方
ー社長のそばで働くことで何を得たか。
社会人として、働く前の私にとって、社長/経営者という存在はとても遠い存在でした。何を考えているか、どんなこと普段しているか。全てが謎な存在でした。
そんな状態の私がまず、最初に学べることは、一言でいうと社長という生き物の生態だったと思います。ビジネス番組のインタビューなどでは見えてこない、社長/経営者という職業についている人が日々、何を考えて、アクションを起こしているかということです。
これを理解しているかどうか。経営者を目指していない人にとっても、働く上でとても重要だと思います。
経営者が何を考えているか。ということは、我々のような小規模な会社や創業期にある会社にとっては、まさに、会社の考え方そのものなのです。
これを理解していると、目の前にある業務にもそれぞれ、なぜやるのか。という部分が明確になってきます。すると仕事の意味と目的が見えてくると思います。すると、その仕事は優先順位、そして、クオリティラインを設定できるようになり、よりできるビジネスパーソンになっていくと思います。
また、経営者の思考方法が見えてきます。経営者と一言で言ってもさまざまな性格、個性はあると思いますが、共通するのは、売上/利益を最大化することだと思います。その数字に対しての、その経営者が考える経営の勘所(どこを大切にして、どの数字がどうなったら、どういう行動をとるか)がわかってくるのではないかと思います。
経営の勘所が少しでも理解できると自分の役割と会社への貢献が見えてきますし、ご自身で事業を起こす、起こさなくても会社の中で責任のある立場になった時に経営者の目線で話ができるような人になると思います。