新入社員も若手も社歴経歴関係なく承認され評価されるのがand TRUNK。今回は木原社長と清水部長に2020年度の社員と会社の成長について対談していただきました。任せて承認して考えさせて挑戦させる。飛躍の年となるはずの2021年度のスタートを切ったand TRUNKの勢いを感じさせる内容となりました。
社員を承認してあげて「これでいいんだよ」とメッセージを送ってあげたことがよかった
木原:2020年度の受賞者インタビューを聞いて「みんなand TRUNKのフィロソフィーを理解して話している」と驚きました。日頃から大切なことは何度でも伝えようということで「100万回言う」ことを幹部には徹底させています。さらに、社員がフィロソフィーに沿った形でやってくれたことに対して承認をしてきたことの効果が現れたかなと。「これでいいんだよ」とメッセージを送ってあげたことがよかったと思います。
会社が承認をサボると仕事がすごく属人的になって、それぞれがいいと思っていることを勝手にやり始めてしまう。それだと「一生懸命ないい奴ら」の集まりになってしまって、同じ目標を目指す会社組織とは言えなくなってしまいます。やっぱり会社が価値が高いと思っていることを社員がしてくれたのであれば「いいよ」と伝えてあげることが大切だと再認識しました。
若手に任せたこととDXが連動し、人も会社も成長した
清水:新規出店の広島店に関しては、長野店の倉科と札幌店の佐藤に任せることになりました。特に倉科は当時新店舗だった長野店の中心となり、若手三人だけでの店舗運営を軌道に乗せています。その経験が広島店の出店の際にプラスとなりました。
長野店をきっかけに会社の管理体制も大きく成長しましたね。月間4000〜5000点の買取品の在庫管理や出品業務を本格的に遠隔でやる方法を会社が身につけました。遠隔で全国のバックヤード業務をサポートできるようになったことで、社員が買取業務に集中できるようになった。
木原:会社の管理体制の発展を語る上で欠かせないのはこの2年取り組んでいたDXの成功です。一昨年と昨年でDXに投入した資源を今すごく回収できています。これは業務効率化の実現に加え、全部内製でDXしたことによる開発ノウハウの蓄積が大きいです。自社でDXを行ったことでリテラシーが爆発的に高まりました。
この経験を生かして、自動化できる可能性がどこにあるかand TRUNK以外の組織でも見抜けるようになったのは大きな収穫です。今では他社のRPA導入コンサルまで事業として取り組んでいます。
清水:2年前までは「Googleスプレッドシートって何?」というレベルだったことを考えるとすごく進歩しましたね。Googleフォームで業務効率化システムを開発、RPAの設計やエラー削減も実現しました。それを全部内製というのは自社のことながら信じがたいです。
木原:社内のDX化はまだまだ進むでしょう。社内全員に「まず自分で考えます」って言う姿勢が当たり前になっているので、現場レベルでもデジタルになる業務がどんどん出てくるのではないかと。伝票業務も自動化したことで一人あたりの生産性が5,000円/時くらい上がっています。削減できたコストや余裕のできた人員リソースを、新しい価値を作る動きに投入していきたいですね。
「俺は今ホメってるんじゃないか」変化がかっこいいカルチャーを!
清水:and TRUNKが掲げている「価値の創造と循環で、新しいアタリマエを創る」を実現する上で、重要なキーになりそうなスピーチを倉科がしていました。
「ホメオスタシス」日本語で恒常性を意味する言葉で、生物において変化をせずに今の状態を保とうという働きを意味します。倉科が広島行きの話を受けた際に「このまま長野店で働きたいな」という思いがちょっとかすめた。でも倉科はこれは心がホメオスタシスを保とうとしているだけなんじゃないか、変化を恐れ挑戦する気持ちを失っているんじゃないか。
「俺は今ホメってるんじゃないか」という内省をしたという素晴らしいスピーチだった。
木原:あれを聞いてすぐ木村(高崎店)が「私今、クソホメってるんですけど」と発言して、場がすごく盛り上がった。
これはね、and TRUNK最大のチャンスですよ。「変化ってかっこいいよね」というのをカルチャーにできるチャンス。しかも幹部が言うのではなく一人の社員から出た発言だというのがとてつもないデカいことだと思う。
清水:「ホメってる普及委員会」を設けましょう。新人が入ってきたときに先輩たちがみんなホメってるホメってる言い合ってて「なんですかそれは?」と尋ねたら「え、ホメオスタシス知らないの?」みたいな(笑)そんな社内にしたいです。
木原:変化するのを嫌がっちゃダメという文化が作れたら最高だね!