今回紹介するのは、新卒2年目のM.Tさんです。幼少期は海外で過ごしながら、大学入学を機に日本へ帰国。様々な活動を通して得た価値観や目標、大手企業の内定を複数持っていたにも関わらずベンチャー企業であるZUUを選んだ理由、ZUUに入社し、学んだことについて伺いました。
プロフィール
慶應義塾大学経済学部卒業。新卒でZUUに入社。グロースプラットフォームカンパニーにてインサイドセールス業務、メディアビジネス事業部にてメディアの立ち上げを経験。現在はメディアビジネス事業部にてメディアの中期戦略策定や、人事部門の「海外人材採用プロジェクト」にも携わる。
海外で過ごした学生時代に抱いた夢
「海外で活躍するビジネスパーソンになりたい」
-なぜこのような夢を抱いたのでしょうか?
世界中の人に、夢を叶えるための平等な機会を与えたいと思ったからです。
学生時代に父の仕事の関係で、シンガポールに滞在していました。そこではジャカルタの孤児院でボランティア活動をしていて、孤児院の創業者へのインタビューや、孤児たちとのふれあいを経験しました。自分が今まで育ってきた何不自由ない環境とは違って、この子達も夢や目標を持っているけれど、それって中々叶えづらいんですよね。お金だったりとか、平等な機会っていうものがそもそもないので、こういったところを将来的に解決していきたいっていうのがボランティア活動を通して得た価値観です。
-それは今も変わらないですか?
そうですね。自分の提供できる価値や生まれてきた意味を考えると、「誰かのために行動して、それに対して感謝をされる」という生き方をしたいという思いがあって、そこは昔も今も変わらないですね。
海外での活躍を目指して、今の大企業より未来の大企業に
-世界で活躍するといった目標を達成するためにどのような観点で就職活動を行っていましたか?
まず、成長という大きな軸があって、その中で
①1年目から責任のある仕事を任せてもらえるか
②成果・実績がしっかり評価され、挑戦する機会が豊富にあるか
③キャリアパスが社内で明確に描ける環境か
この3つを軸に見ていました。就職せずに起業や海外へ行くことも考えたんですけど、まずは成長したいと思い、就職することを決めました。
-最終的には起業や経営というものがゴールに?
そうですね、そういうイメージです。
父が経営者なので、最終的には父を越えたいと思っています。
-入社後、起業や経営といったゴールを達成するための経験やスキルを得られそうな会社を重点的に見ていたと思いますが、具体的にどのような業界や企業をみていましたか?
業界は意識していなかったですね。
「成長 = 自分の人的資本を高める」と定義しており、特に「ソフトスキル」がすごく重要だと考えていました。これからAIやロボットによって多くの仕事が代替される時代になる中で、どうすれば市場価値が高い人材になれるかを考えた際、ソフトスキル、いわばマネジメントや全体把握力を身につけるべきだと思いました。そのため、業界は関係なく、ベンチャー企業を中心に軸に当てはまる企業を見ていました。
-人的資本の成長を考えたときに内定を獲得した大手2社と、ZUUを比較して、ZUUのどこが決め手になったのでしょうか?
そうですね、新卒1〜2年目の若い時から責任を持って仕事に取り組める環境、海外進出していること、今後東南アジアを中心に海外展開していきたいというビジョンがあること、この3つが決め手になりました。
また、成長速度を上げていくためにも、今の大企業よりも未来の大企業に行きたいという思いがあり、時価総額世界1位を目指す強気な姿勢でガムシャラに頑張る姿に惹かれ、そこの一員になることにワクワク感を感じました。
最後に、ベンチャーからミドル、そして時価総額1位のグローバル企業になっていく企業に身を置くことは自分にとっての財産になり、今後起業や経営をしていくと考えた際、0から1の小さいフェーズから、1から10、10から100の大きいフェーズまで幅広い経験ができるのはすごく貴重だと思い、ZUUを選びました。
世界で活躍できるハイレベルな人材になる。踏み出したZUUへの道
-ZUUに入社して経験した業務について詳しく教えてください。
入社してすぐは鬼速PDCAエンジニアリング事業本部(現GPカンパニー)で、フィールドセールスを3ヶ月ほど経験しました。商談前の事業リサーチを徹底的に行い、企業が抱えていそうな課題を仮説として上司に提案することや、実際に経営者との商談を行っていました。また、外部のコンサルタントと一緒に、どういった訴求方法が受注率を上げられるかについてもディスカッションしていました。
夏からはインサイドセールスをメインで担当し、0から1の経験をしたいと常に公言していたこともあり、秋には新規メディアの立ち上げを複数経験しました。当時、立ち上げた3メディアは、現在ではZUUの主力媒体に成長しています。冬にはチームリーダーを務め、プロジェクトマネジメントをしていました。1年目でマネジメントまで経験できるとは正直思わなかったので驚きました。
-これまでの業務を通じて、特に鍛えられたなというスキルはありますか?
やっぱり、ソフトスキルである因数分解力と全体把握力ですね。因数分解力とは、チームが持つアセットで売上を伸ばすために、何が必要で、どこを改善すべきかについて、とにかく要素を細かく分解し、改善する力です。
当時の自分はスキル的には劣っていましたが、実際にマーケターと話し合い、今の自分が売上を伸ばすために、どこが貢献できるかを考えました。そして、自分がマーケターの仕事を一部担うことが最適だなと思い、実行しました。結果、マーケターが本来やるべき仕事に専念でき、売上向上に直結する結果を生み出すことができました。目標に対して、これでもかというほどの因数分解を行い、タスクに移った際も、今やっていることの次の次や、全体を把握しながら考えることは特に鍛えられました。鬼速PDCAの最も強い部分がそのまま身についたという感じですね。
-鬼速PDCAを通して因数分解力や全体把握力が身についたのですね。他に鬼速PDCAが具体的に活きた経験はありますか?
新規メディア立ち上げの時ですね。当時、メディアの立ち上げについて何もわかりませんでした。何から着手すれば良いかもわからなかったため、鬼速PDCAのメソッドに従って「今って何で詰まってて、どうしたら解決するか。法務に確認するのか、〇〇さん巻き込む必要あるのかな。」のようなTODOレベルに落とし込んでいきました。そうすることで、必然的にやるべきタスクが見えてきて、プロジェクトが進捗するようになりました。計画より進捗が遅れている時は、なぜ遅れているのか要素として洗い出すことで、次回からはあらかじめタスクの優先度を高めて早めに取り組むことができます。例えば、「新規メディアのリリース日は確定しており、ボタンを押せばリリースできるのに、契約書を巻けてなかったからできなかった」といったことは、メディアの立ち上げをやっていくと、何度も経験します。なので、優先すべき事を先にやるために、具体的なTODOレベルまで現状を分解する、鬼速PDCAの考えは非常に役に立ちました。
-様々な業務に挑戦していく中で、ここは自分の力じゃ上手くいかなかった、行き詰まったことはありますか。
クライアントとの商談時、先方の要望が多く、思うようにスピード感もって進められなかったことがありました。僕自身で電話やミーティングを積極的に行いましたが、自分の力だけではどうにもならず、このままでは失敗するかもしれない状況に追い込まれましたね。ただ、そんな時でも、同期や部長、取締役までもが相談に乗ってくれて、解決のために力を貸してくれました。それもあり、大変な状況を巻き返すことができ、無事メディアの立ち上げを成功させることができました。苦しくて困難な状況になった時でも力を貸してくれる仲間達には、本当に感謝しています。
-同期や先輩に限らず、経営陣の方達にも協力してもらえる環境があるんですね。ZUUにはそのような文化があるのでしょうか?
文化もあると思いますが、結構仲間に矢印が向いてる人が多い気がします。もちろん自己成長も大事ですけど、自分の事業部に関係ないこともサポートすることもありますし、他の人がやったことをちゃんと見てるっていうのはZUUの特性としてあるかもしれないですね。
父親を超え、夢に向けて
-今現在どのような目標を掲げて仕事に取り組んでいますか。
人生の目標は2つあります。
1つは、日本の投資に対するイメージをもっと変えていきたいです。経済的なリスクがあるから失敗が怖くなって、夢に挑戦できなくなるように、お金はアクセルにもなるし、ブレーキにもなると思っています。だからこそ投資に対するイメージの根本を変えることで、誰もが全力でアクセルを踏める環境を作りたいと思っています。
もう1つは繰り返しになりますが、父を超えるビジネスパーソンになりたいです。一番身近で尊敬している人って誰だろうと考えると、経営者である父がビジネス面で評価され、成功していると僕は考えたので、父を目標とし、父を超えられるような人になりたいです。いつか父から「俺にはできなかったことをお前はできた。」と認めてもらいたいですね!笑
-これからZUUでやりたいことはありますか?
ZUUの本格的な海外進出に関わっていきたいです。海外ビジネスを新規事業として立ち上げ、単純にグローバル化したい。グローバル化できていない会社が世界で戦えるとは思っていないので、まずはそこを目指していきたいです。
-就活生へのメッセージをお願いします
僕は自分の人的資本を大きくしたいと思い、ZUUを選びましたので、同じような考えを持つ人や、自分の価値を上げたい人など、成長を軸に置いている学生にはピッタリの環境かなと思います。
ZUUはまだまだ発展途上の企業であり、抽象度の高い業務が日々任されるため、難しい仕事も多いです。しかしその分、思考力は存分に鍛えられると思います。助けてくれる人が多くいるので、実行しようと思ったらどんどん背中を押してくれる会社です。そういった周囲からのサポートもあり、ZUUであれば人的資本を最大限大きくできると思っています。もしこういった成長環境を求めている人がいれば、ぜひ一緒に働きましょう!