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現在・未来の事業幹部への手紙を志と共に

ユアマイスター株式会社 代表取締役社長 星野です。

起業して6年目となりました。私自身が未熟ではありますが、この立場として活動させていただいていく中で、先日事業幹部合宿を行いました。

終わった後に、幹部に向けて送ったメッセージを共有してみたいと思います。

もちろん社員全員にも送ってますが、私がどういう考えて起業し、経営をしているかを書いたので、機密に関する一部の情報は修正していますが、ぜひ読んでいただけると幸いです!

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私が今回この合宿をやりたかったのは、田久保さん(社外取締役)からも場所を変えてやる事の重要性やメリットを教えていただく中で、コロナ禍によりオフラインでの開催が難しく、そもそも、コロナ禍前は幹部の数が少なかったので、私と取締役・高山さんで話して終えることも多く、一度も実施していませんでした。


今回、このタイミングで経営合宿を行った目的は、4年間誘い続けてきた藤本さん(営業部長)・稲垣さん(プロダクトマネージャー)が入社され、次のフェーズに向けて幹部を一枚岩にするために交流を深めたく、新しい方がユアマイスターに染まる前に感じる今の違和感や視点を活かすべきであり、そして会社としての基準を引き上げるタイミングが来たと思ったので、そこのコンセンサスを取り行動に移していくためです。

景気の悪化や会社の事業状態などにより打つべき対策は変わっていきますが、私の考える目指すべき会社像は、「シンプルでその状況において最善を最速でやる組織」です。山を登りきるには、山の登り方を固定してはいけません。


景気が良くなればまた変わるかもしれません。事業がグッと伸びれば取るべき戦略も当然変わります。資金が増えれば条件は変わります。
でも条件というのは常に、外部環境や不確実性のもとにあるので、そこが不確実な中でも会社として成果を出す組織にしなくてはいけないという考えがあります。今、外部環境などの悪条件はそろっていますよね。好転もアンコントローラブル。こういう時に伸びる会社が、好況時に圧巻の伸びを見せると思います。

組織の強さ・力は自分達のマネジメント能力次第だからです。


経営において、条件・状況によっては、当然とてもシビアな選択をするでしょう。
むしろ、ここからシビアな選択ではない事などあるのでしょうかとも思います。よりシビアになるだけかと。
皆さんは、選択をしていく立場、意思決定する立場であるということを認識する必要があります。
選択をする立場であるということは、常時選択される立場にもなるということです。意思決定することによって、この幹部メンバーへのプレッシャーや緊張は高まり、求められるレベルは当然上がっていきます。
それが面白いと感じる人たちだと思っていますので、そこのタフさやマインドは心配していないですし、尊敬してます。


成長し続ける会社になるための文化形成と組織作りにおいては、そうなることへの断固たる決意を持ち、伝えていくこと、それを自ら成果を出す背中を見せることが大事です。
そして、まずはこのメンバーが、役割分担で分け合うのではなく、横軸の連携とコミュニケーションでアウトプットの総量が上がる幹部でなければ、幹部としての意味がありません。

そこにマネジメントコストや時間をかけるという事は私はしたくないです。

私は常に前を向いていなくてはいけないと思っています。視座の高さが会社の未来を決めるからです。
経営と執行がより分かれているからこそ、執行に対して、後ろを確認するような事ばかりが起きては、未来はありません。

これまでのキャリアにおける経験の違いなどにより、今回の合宿で話し合った内容や今ここに書いてる事への理解度の濃淡はあると思いますが、成長することも含め乗り越えられると思います。そこに私は期待し続けています。


私が考える良き管理職とはシンプルに「組織の成果を出し続ける人」です。
業務の進捗管理・目標の設定・仲間の育成やモチベーションアップ・人事評価は、そのための手段です。

それに詳しく長けても成果がないなら、その後に残るものとしての意味がありません。

仕事のアウトプットは、一時・一過性のものでは成果とは言えないと考えております。
そして信頼も手段に見えますが、信頼は、長期においては文化形成にとって重要なものになり、短期においては阿吽の呼吸で進めていくために、スピードを上げていくための必要な要素にもなります。信頼無しでは、すべてが成立しなくなるのです。

会社の未来を大きく左右することにつながり、私はそれを「応援される会社になる」と表現してきました。若い人は信頼構築の方法が、「応援される」から始まると考えていたからです。

でも、それは年齢関係ありません。
今回、目標、役割、評価の話を私からしましたが、それは正に幹部の皆さんも当事者であります。
信頼してもらうには、まず信頼するということ。それをマネジメントとして証明すること。
信頼の連なりが組織であるということを私は大事にしたいです。信頼を蓄積するのは個々の方法があり、私が考えるには、成果を出す能力があるか、人間性なのか、両方あるのか。マネジメントの立場であれば両方が必要ですよね。


昨日(合宿1日目)は会社の話を、今日(合宿2日目)は事業の話をしましたが、共通することは、「ハイリスクハイリターン、ローリスクローリターン」しかありません。

ハイリスクをいかに軽減し、回避し、リスクと付き合うかもまさに重要です。それは能力です。規模が拡大すれば、過去のハイリスクは今においてはローリスクなことも多く、ローリスクだから成果は微々たるものしか出ないとやる前から決まっています。皆さんのハイリスクも私にとってはローリスクであることも沢山あります。無謀なハイリスクは博打なので、それもまた違います。まず思考するときは、最大のリスクを取って執行する戦略から考え、議論・分析し、実行していきましょう。

勝算7割の勝負になるまで、ひたすら磨いていく必要があります。最初から7割勝算があれば、それは誰にでも出来ることかもしれません。


圧倒的成果主義で未来を想像していきましょう。創業期から日を重ねれば重ねるほど私自身も選択される立場だと強く自覚しておりますので、自戒を込めて。すべての言動と行動に責任がある、と。


高みを目指し、社会の役に立てる可能性とチャンスがめちゃくちゃあります。
6年の間、無理だなと思ったことは1日もありませんし、感じたこともありません。


私がやらなければこの業界に未来はないと思ってきましたし、今の事業ドメインにおいては実際にそうなってきています。これまでの仲間の努力の結晶です。
しかし、小手先の戦術や戦略であっても、小さい市場には意味のあることも多かったですが、市場に関わる方が成長してきているので、小手先の戦略や戦術では、インパクトも小さく社会に対する貢献を繰り返しながら成長は出来ません。

過去の成功事例は、今の普通のこと、将来の凡策の可能性が高いです。逆に、過去の失敗事例は、現在において、成功事例になるかもしれません。それくらいビジネス環境と土台が違うので、過去を忘れず尊重しながら、捨てていく必要があります。だから、新しく良い人材の方が入るタイミングで、会社は成長していくのです。


成長し続けることの価値はとても大きく、難しさも高くなってきています。私は個人としても、大きく高いところを超えることに最もエネルギーが湧きます。そんな勝負こそ、勝つ意味があり、面白く、自分達にしか勝てない勝負を勝つ事が大事です。

全てのステークホルダーの方の期待と夢を背負い、私達にしかできないことを多く見つけ志へと変えていきましょう。ユアマイスターは志を持ち進んでいく会社であり続け、より大きくしていきたいです。

色んな話が出来て、それぞれの皆さんのことをもっと知れてとても良い時間でした。

ここからです。戦ってください、戦いましょう。

以上が、幹部に送った文章です。

中身は薄いかもしれませんが、会社が成長し続け、社会貢献をしていくには、常に課題と困難を乗り越える力を持った組織としてone teamとなっていく事が必須です。

これから出会う皆様、新しい幹部、幹部に育っていく社員の皆さん、ぜひわからないことがあったらご連絡ください!

2022/10/22 星野貴之

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