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ゲーム会社の法務だった私がやる気スイッチグループに入社して法務をやる理由

やる気スイッチグループで法務を担当している安西 孝裕です。

大学卒業後、ゲーム会社で一貫して法務を担当し、プレイステーション2の時代からNintendo Switch、また、ガラケー向けコンテンツからモバイルアプリケーション…とゲーム業界の成長と歩みをともにしてきました。

その後、縁あって2021年よりやる気スイッチグループに入社して、今度は教育サービスの会社で法務を担当することになったのですが、ひと昔前であれば相いれない存在であった「ゲーム」と「教育」をまたいだキャリアチェンジというのも、実際に経験してみると、意外に親和性があったと感じています。

駆け出し法務部員が自分の業務スタイルを築くまで

前職のゲーム会社でのキャリアは15年以上になりますが、この15年~20年くらいの間にゲーム業界はビジネス面・技術面で大きな変化を遂げました。ハードの進化、スマートフォンの登場、アプリケーションサービスの開始…この記事を読まれる方にもご存じの部分はあるかと思います。

また、業界の変化に合わせるように、入社当時は7人だった自社の法務部門も次第に成長し、自分がチームを離れる時には20人を超える組織になっていたというのも大きな変化です。このような環境の変化と重ね、自分自身のキャリアを振り返ると、ゲームハードの進化に伴い、契約書の作成に必要な専門用語を開発スタッフに尋ねに行ったり、モバイルアプリケーションビジネスの黎明期にはコンプリートガチャをはじめとした景品表示法への対応や資金決済法への対応をしたりと、常に新たなビジネスと向き合い、走り回ってきたことで、自身のキャリア・スキルを積み上げることができたと思います。



また、どうしても敷居が高くなりがちな法務部門を相談しやすい部門として社内に認識してもらえるよう、カジュアルな情報発信にも力を入れていました。どうしてもテキストばかりになりがちな法務セミナーの資料に社内の先陣を切って「いらすとや」の素材を使い、当時としては結構インパクトを与えられたのかなと思います。エンタメを取り扱う会社という背景もあり、法律=難しい・堅苦しいという印象を打破するのに、カジュアル路線の取り組みが効果的だったという手応えはありました。

とはいえ、法務という役割上、カジュアルという要素はあくまでも一面に過ぎず、中身としては法的なロジックをきちんと押さえたアウトプットを出すことが最優先です。

これを両立させるうえでは、知識や考え方・伝え方といったスキル面の土台ができていることが不可欠ですが、この点は若手の頃にしっかりとした教育を受けられたことが大きく、次の世代に向けてバトンをつないでいく責任をいつも感じているところです。

ベテランになって新たな引き出しを探しに行くまで

所属する会社が成長し、さらに上のステージで戦っていくにあたり、必然的にステージに合った仕事のしかた・戦い方へのシフトチェンジが求められることになるのですが、既存の仕事のしかたを自ら再構築していくにはどうしても引き出し不足に陥ってしまうというジレンマがありました。

このジレンマの解消は容易ではなく、また、会社が求めることと自分のやりたいことのギャップも見えてくる中で、キャリアプランの選択肢として自分のポジションの転換ということを考え始めた時に、転職エージェントからやる気スイッチグループの求人を紹介されたのが大きな転機となりました。

正直なところ、求人票を見ての第一印象としては他の求人と比較して「キラキラしていない」でした。ですが、企業情報を調べてみると事業の状況も興味を惹かれるものがありましたし、「やる気スイッチ」という印象強いコピーを社名にしている点で市場における識別力としての強みがあり、なにより純粋に面白いなと。ゲーム業界でカジュアル法務を指向してきた自分の属性にちょうどはまったのかなと思います。

ずっと1社でキャリアを積んできた身としては、他業種へのチャレンジ、組織の規模感の違いといった点はもちろん、転職をするということ自体がまず未知の領域でしたが、面接後は「この人たちと一緒に仕事をする機会を捨てるなんてとんでもない!」という期待感が勝っていたのを覚えています。人は流動的な要素なので、それを転職の判断に用いるのはよろしくないというのもよく言われるところですが、入社して1年が過ぎた現在はこの判断がベストだったと感じていますし、そう言い続けられるように自分で動いていきたいですね。

やる気スイッチグループでのNewGame+な現在

入社後は法務のスペシャリスト枠として、フランチャイズ契約をはじめとする契約案件、景品表示法などの法律相談案件を担当するほか、社内に向けた各種研修の企画・話者も担当しています。環境が変わったことで、同じことをやるのにも新たな視点での発見が得られる場面や、前職で比較的知られていたことがこちらでは新鮮に受け止められる場面もあり、キャリアチェンジの面白さを感じている毎日です。

入社に際しては「荒れ地を切り開くような環境」と聞いていたのですが、さまざまなことを整備していく中で、自分の一手一手によって会社のありかたをデザインしているという手応えがあります。「カジュアルな法務」というスタイルをはじめ、前職で得た知識・経験をやる気スイッチグループの中で強みとして発揮できている一方で、キャリアチェンジにより自身の引き出しを増やしていくこともできていて、転職前にキャリアの袋小路に陥っていた状態からうまく方向転換をすることができたと感じています。



「ゲーム」から「教育」という業種変更を伴うキャリアチェンジになりましたが、ゲームのプレイヤーである子どもたちを意識することと、教育サービスにおける生徒である子どもたちを意識することは、「子どもたちと保護者に何をどう伝えていくか」という本質は同じであって、広告宣伝なども含めていかに良いコンテンツを適切に提供できるかという点で結果的に一貫していたのも、現在の状況につながっているのだと言えますね。

また、入社後の会社に対する印象ですが、「人」にフォーカスが向いている会社だなととても感じています。社員間の投票によって選ばれる年間MVP制度や、毎週のWEB社内報での社員紹介記事などの施策により、入社して間もない頃から、全国のどこにどんな仕事をしている人がいるのかということを身近に知ることができたのは非常に良かったと思いますし、逆に自分もこれらを通じて社内に法務部門や法務担当者のことをもっとお知らせしていきたいくらいです。

これからのやる気スイッチグループに必要な「一緒に神輿を担ぐ人」

やる気スイッチグループは第二創業フェーズに入ってから5年になろうとしていますが、事業の拡大に合わせてまだまだ開拓したい領域はたくさん残っています。

個人のスキルだけでは手に負えない部分を周囲の人たちの力を借りながら切り開いていくことのありがたみを日々実感しているところでもあり、また、社内に多彩なバックボーンや強みを持った人たちがいるからこそ、やる気スイッチグループらしい事業活動ができているのだと思います。

この状況を一言で表すなら「神輿」で、集まった人間が力を合わせて先を目指していく中で、自分も法務の専門性やこれまでのスキルを使って神輿を前に進める一員になったり、時には神輿を方向転換させたりブレーキをかけたりする役回りを担ったりしますが、大事なのは全員が「担ぎ手」であるという当事者意識で、リード役になることの少ない法務というポジションにあっても常に忘れないように心がけています。

「全世界ひとりひとりの宝石を見つけること」で始まるやる気スイッチグループの企業理念に象徴されるように、わたしたちが神輿に乗せて運ぶのは世界にあまねくひとりひとりの生徒たちですが、そのすべてを神輿に乗せて進むためには今よりもさらに多くの担ぎ手が必要です。「神輿を担ぐ側でありたい」という方にご一緒していただけるならこれほど心強いことはありません。ぜひ一緒に祭りを作り上げていきましょう!

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