はじめまして。株式会社やる気スイッチキャリアNBソリューション部の山脇と申します。早稲田大学 人間科学部人間環境科学科を卒業し、2020年4月に新卒入社しました。現在は他社の学習塾向けの新規英語コンテンツ開発・運営に携わっております。
新卒の就職活動をされている方向けに、鉄道・不動産という教育業界とはあまり関係が無い業界を志望していた私が、なぜ最終的にやる気スイッチグループに入社したのかを述べさせて頂きます。やる気スイッチグループや教育業界への興味の有無に関係なく、少しでも皆様の気付きに繋がりますと幸いです。
学生時代に力を入れていたこと
↑大学4年でホノルルマラソンを完走した時の写真です。疲れから、だいぶ笑顔が引きつっています…。
大学時代は、アルバイト、サークル、学業の3つに力を入れていました。サークルは、長距離走が得意だったこともあり、マラソンサークルに所属しておりました。フルマラソンや100kmマラソン、24時間タスキをつなぎ続ける駅伝大会など様々なレースを完走することが出来ました。高め合い、支え合える仲間がいたからこそ、自分が持っている以上の力を発揮出来たと感じています。
大学では主に文化人類学と社会学を学んでおりました。社会学を通して日本の少子化問題や、全ての個人があらゆるリスクを背負い込む社会の到来に非常に危機感を覚えました。大きな問題を前に、その解決の手がかりを得られたのが所属した文化人類学ゼミでのフィールドワークでした。私はコミュニティビジネスをテーマに、東京の都市農業コミュニティの研究をしておりました。地域や職業、年齢に関係なく、様々な人々が体験農園に集い、楽しんでいる姿を見て、このようなコミュニティを生み出すことが出来る仕事をしたいと思うようになりました。
アルバイトでは受験期に見ていた「金八先生」の影響で集団塾の講師をしていました。4年間を通して、中学3年生の受験生たちを指導し続けていました。後述するように、やる気スイッチグループへの入社も塾講師での経験が決め手となりました。
憧れだった鉄道・不動産業界、葛藤を抱えていた教育業界
大学生活での経験から、私には2つの就職活動の軸がありました。
1,社会問題の解消に携われるか
2,自分の興味、関心を深めながら成長が出来るか
この2つの軸と最も合うと感じたのが、鉄道・不動産業界でした。地域に根差し、住まいや子育てなど多様なアプローチから発展を目指していくビジネスの形が魅力的だったことに加え、小さいころから鉄道や地図が好きだったというのが鉄道・不動産業界を志望した最大の理由でもありました。当初はこの2つの業界に絞って就職活動をしていました。
教育業界も同様に軸に合致していました。しかし、塾講師のアルバイトをする中である強い違和感があり、熱心に業界研究を行ってはいませんでした。それは、教育業界は受験を絶対視して生徒たちを成績や授業態度という限られた尺度でしか図れていないのではないか、という考えでした。
塾で評価されるのは成績が良く、素直な生徒です。一方で、成績や学習態度が悪い生徒は下位クラスに追いやられます。そこで講師からも冷遇されることで、投げやりになり、さらに成績を落としていきます。しかし、そんな下位クラスの生徒が実は学校や部活ではイキイキと活躍している、というような話を聞くこともありました。
素直に成績を伸ばせる生徒たちを送り出した経験を経て私自身も成長も出来た一方で、負のサイクルにハマる生徒を前にすると、無力感や、これで良いのかという疑問を覚えてしまいました。
こうした経験をしたこともあり、私の就職活動における教育業界の志望順位は高くはありませんでした。もし教育業界に入るのであれば、受験ビジネスではなく、成績や態度だけでない多様な個性を伸ばすことが出来る教育がしたい、とは思っていましたが、就職活動を始めた当初は前述したように鉄道・不動産業界に強い魅力を感じており、そうした教育が出来る企業を熱心に探していた訳ではありませんでした。
やる気スイッチグループとの出会い
教育業界を半ば避けながら就職活動をしていたのですが、とある説明会で偶然、CMで見慣れたスイッチを目にすることになりました。
そこで聞いたやる気スイッチグループの「全世界1人ひとりの宝石を見つけること。そしてそれを輝かせることを全力でサポートし、人々がやる気スイッチをいれ、自分力を発揮しながら幸せに生きる社会の創造に貢献する」という理念と、個別指導から始まった一人ひとりの個性、才能を引き出し、その夢の実現のサポートをすることを目指す教育は、まさに自分にとって理想的なものでした。その後参加したキッズデュオインターナショナルでのインターンシップでも、子どもたち一人ひとりが、様々な体験を経て多様な個性を認められながら伸び伸びと成功体験を積み上げている姿を見ました。1日のインターンシップを経て、「この会社に入りたい!」と強く思うようになりました。
元々志望していた鉄道・不動産業界と特に社会へのインパクトといった点で悩んでいた中で、教え子が決意を後押ししてくれました。
殆どの3年生は受験を終えると塾に来なくなる中、その生徒は第一志望の高校に受かった後も熱心に自習に来ていました。理由を聞いてみたところ、彼は「僕は総理大臣になりたい、そのためにまずは東京大学に入りたいんです。」と語ってくれました。突飛すぎる彼のビジョンに聞いた瞬間は思わず笑いそうになりましたが、その目は本気でした。
彼の話を聞いた後で、社会問題に立ち向かうような、総理大臣にもなれるような人材を育てられることが教育業界の最大の魅力だと感じ始めました。自分一人では成し遂げられないようなことや社会問題の解決も、やる気スイッチグループでなら多くの子どもたちの夢を叶えるサポートをする中で実現できるかもしれないと考え、入社を決めました。
↑受験を終えた生徒たちを送り出す卒業パーティーの写真です。ものの弾みでコスプレをしております…。総理大臣になりたい生徒はもちろん、生徒たち1人ひとりと過ごした経験が、やる気スイッチグループへの入社を後押ししてくれました。
やる気スイッチグループに入社してみて
入社してからスクールIEの教室でOJTをして感じたことは、教室長と生徒との距離感が非常に近いということです。
集団塾時代の教室長は勉強を教えながら皆を引っ張っていく「指導者」であるという印象でした。一方で、IEの教室長は自分で全ての生徒の勉強を教える訳ではありません。その代わりに生徒面談や講師面談を通して、生徒たちを深く理解し、その学びをコーディネート、サポートしていくのです。生徒をそばで支える「サポーター」の側面が強いと思います。
さらに、私がお世話になった教室の室長の方々や他ブランドでスクールディレクターをされていた皆さんはどなたも生徒とのコミュニケーションを大切にしていました。OJTで何度も見かけた、中学生の生徒が親しげに学校であったことを語り、それを楽しそうに聞いている教室長の姿は、4年間「指導者」的な教室長を見続けていた私からは衝撃的でした。そうしたコミュニケーションが、一人ひとりの個性に沿ったサポートに結び付いているのだと感じました。
今は「グローバルLIVE英会話」という新しい英語コンテンツの開発、運営に関わっています。その中でも大切にしているのが、参加する生徒一人ひとりに成功体験を積んでもらうことです。学年やレベルも違う生徒たち全員に適切な成功体験=「出来た!」という体験をしてもらえることを目指しています。生徒たちの満足そうな顔や、普段教室で見られないような楽しそうな姿を見ることが出来ると、学力や学習態度以外の個性を引き出せていると感じます。自分の理想を叶えられていると実感し、やりがいも強く感じます。
↑グローバルLIVE英会話では、生徒たちのサポートとしてレッスンに参加しています。生徒たちの実際の反応を感じ取ることができる、重要な「真実の瞬間」です。
そんな私は、こんな人と働きたい
理想を共に語り合える方と一緒に働きたいです。
現在私が携わっている「グローバルLIVE英会話」はいわゆる新規事業で、ゼロから生み出す仕事です。そもそも教室長の仕事も保護者や生徒とゼロから関係を築いていくという点において、ゼロから生み出す仕事です。その中で失敗することや上司に注意されたりすることも非常に多く、無力感に苛まれることが多々あります。それでも私が挑み続けられているのは、理念に共感し、その実現のための仕事が出来ていると強く実感できているからです。そして、同じく理念の実現のために共に汗を流し、時に私を強力にサポート、フォローして下さる先輩や上司の皆さんがいるからこそ、安心して仕事をすることができます。
↑やる気スイッチキャリアでは多様なメンバーとお仕事させて頂いております。
仕事をしている中でネガティブになってしまいそうな時にこそ、ポジティブな気持ちに満ち溢れていた初心に立ち返るべきです。その初心、やる気スイッチグループの理念、大事にしてきた教育に深く共感して入社したことを共に思い出しながら仕事が出来る、そんな方と是非仕事をしたいです。
やる気スイッチグループの理念、教育に少しでも興味を持って頂いた方がいましたら、是非説明会やインターンシップにもご参加ください。きっと、思いがけない新たな可能性を見つけることができると思います。皆様からのご応募、そして一緒に働ける日を楽しみにお待ちしております。